憲法九条の戦後史 (岩波新書)

著者 : 田中伸尚
  • 岩波書店 (2005年6月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309512

作品紹介

侵略戦争の反省に立ち、戦争放棄、戦力不保持を謳った憲法九条。軍事化を目指す政府によって常に「形骸化」の危機に曝される一方、この理念を生かそうとする市民の行動は、日本が戦争加害者となることに抗し続けてきた。数々の出来事や人びとを丹念に取材し、改憲の動きが具体化するいま、九条があることの意味を改めて問う。

憲法九条の戦後史 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2005年発刊。
    著者は憲法学者ではなく護憲派のライター。
    9条を守る立場から戦後史を紐解く。
    各章の初めに年表がついていてわかりやすい。
    新聞社によるその時々の世論調査の結果を示しながら、日本の平和を追っていく。

    沖縄と東アジアへの視点がきちんとある。
    9条ができたのは過去の反省からなのに、9条があるのになぜ、こうなる?という激しい苛立ち。

    70年近い年月を経て9条は満身創痍だ。
    この本の発刊から10年経ってさらにボコボコのめに遭っている。

  • いつも人の世というのは、理想と現実とがせめぎあうもの。戦後の憲法第9条に係る動向について、理想が現実にいかにして侵食されてきたか、という視点。

  • 日の丸・君が代の戦後史、靖国の戦後史の流れを汲む、
    憲法九条を軸に据えた戦後史。
    前著と同様、事実を護憲派の立場から解説する形になっており、
    なぜ九条を改憲しようとする勢力があるのか、
    その大義と護憲派の間にあるギャップは何なのかは描かれていない。
    しかし憲法九条の解釈を都度エスカレートさせることで
    自衛隊の海外派遣にまで至った歴史は鮮明に伝わり、
    今後さらなるエスカレートによって後方支援以上に
    積極的な役割を果たすことになるのではないか、という不安は
    感じさせられた。

  • 【資料ID】16642
    【分類】323.142/Ta84

  • [ 内容 ]
    侵略戦争の反省に立ち、戦争放棄、戦力不保持を謳った憲法九条。
    軍事化を目指す政府によって常に「形骸化」の危機に曝される一方、この理念を生かそうとする市民の行動は、日本が戦争加害者となることに抗し続けてきた。
    数々の出来事や人びとを丹念に取材し、改憲の動きが具体化するいま、九条があることの意味を改めて問う。

    [ 目次 ]
    プロローグ 元国防族のレジスタンス
    第1章 非戦国家の再軍備―一九四五~一九五四年
    第2章 反戦の民衆を支えた九条―一九五五~一九六三年
    第3章 広がる九条の「世界」―一九六四~一九七七年
    第4章 沖縄 届かぬ九条
    第5章 右傾化に抗して―平和市民の登場―一九七八~一九八九年
    第6章 危機の一〇年1―一九九〇~一九九二年
    第7章 危機の一〇年2―一九九三~一九九九年
    第8章 「どこへ行く?」―二〇〇〇年~
    エピローグ 国際社会と九条―国家中心の安全保障観から市民中心の創る平和主義へ

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  • ニュートラルでいいと思う。

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