戦後史 (岩波新書 新赤版 (955))

著者 : 中村政則
  • 岩波書店 (2005年7月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309550

戦後史 (岩波新書 新赤版 (955))の感想・レビュー・書評

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  • 本書では如何に第二次世界大戦が日本に影響を及ぼしたか、日本が大戦をどのように考えてきたかについて重視しながら、批判的に戦後史を叙述している。この本は小泉政権で終わっているが、今書いてもそんなに変わらないであろうことに気づく。ある意味「戦後レジーム」が地続きなのであり、それが政治を規定しているということであろうか。有事法制、構造改革、女性活躍と現政権は論点の多くを共有している。戦後という視点から現政権を考えることに多くの材料を提供してくれる。
    戦後社会の風景については、著者の体験・実感が滲み出ていることが味を出している。傍観者ではなく、まさにその時代を生きた者としての書きぶりである。
    この本にはリベラルな史観が通底しており、その史観で書かれた教科書として非常に分かりやすくまとまっている。とりあえず読んでみることをお薦めしたい。

  • 体験の記述を多く採用し、人の記憶を大切に扱った戦後史だ。とても実感しやすい。
    1945年から2005年までをカバーしている。同じスタンスですべての出来事を記述しているのだとすると、戦後すぐから1960年までの記述もかなり恣意的に出来事をピックアップしているのだと思われる。
    そおれはさておき、「昭和天皇が退位しなかったことが、この国の無責任体質を生み出すことになった」にはうならされてしまった。

  • 岩波新書の「戦後政治史」は有名だが、別な著者による岩波新書のの「戦後史」。

    2005年のイラク戦争や小泉政権までの主に日本の政治史を扱っている。ただし、海外の戦争党は簡単に扱っている。戦後の通史としては良い本ではないだろうか。

  • 1945年の終戦から2005年のアフガン、イラク戦争までを区切って説明している。
    著者:中村政則氏はまだ戦後は終わっていない。今のスタンスを取る限る中国、韓国は納得しない。謝罪にしても謝罪はしていない。世界に誇れる憲法はとことん守るべきである。その大きな障害が日米安保協定でこれがある限りアメリカの従属でしかない。これを改訂し本当の自立した国になり、今の憲法を守るべき。今の東アジアの緊張をそれで守れるのか?中国の強きに従い、弱きをいじめるこれをこの憲法で守れるのか?まさに社会党と共産党の言っている護憲の空言に聞こえる。

  • 【資料ID】20313
    【分類】210.76/N37

  • 戦後をさらっと復習するために読了。

    時代区分に関しては、政治的というより経済的視点からの見方を優先している。

  • ▼『戦後史』――この本を初めて手にとったのは大学1年の時だった(読み返してみると、自身の戦後史観の基礎になっているのではないかと思われる)。
    ▼内容は経済についての言及が一番多かったように思う。著者の言う「60年体制」も、いわゆる「55年体制」とは違った観点から提唱されていると考えてよいだろう。
    ▼全体的にボリュームがあり、また社会学的視点からの言及が多く感じさせられる戦後史で、「出来事」を振り返るのを目的とするならば、第3章(「昭和史」の終わり)まで一通り目を通すことを勧めたい。
    ▼なお、便宜上「昭和史」に分類したが、本書はその後平成、小泉政権期までカバーされている。

  • [ 内容 ]
    敗戦から60年。
    戦後を否定的にとらえる論調や歴史意識が強まり、いま戦後最大の岐路に立っている。
    戦後とはいったい何だったのか。
    戦争とグローバルな視点を重視する貫戦史という方法を用いて、激動の60年を描き出す。

    [ 目次 ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 時代・出来事の一つ一つの説明は駆け足感が否めないが、全体の大きな流れをつかむことには適している。
    これを読んだのち、興味があるところを扱ったものを読んでいくことで、より知識が深めていけるであろう。

  • 大学からの課題で読んだ本。
    日本史をやっていたのでなんとなく聞いたことある部分もありましたが、まだまだ知らないことがたくさんあるんだなーと実感させられました。
    バブルが石油危機によって終わった、とか違った認識もってたし。
    本当に読んで良かったです。

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