働きすぎの時代 (岩波新書 新赤版 (963))

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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309635

感想・レビュー・書評

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  • 再読本。
    出版は2005年。
    その当時で過労による労災と認定されたケースが過去最多の317人。内死亡者が160人。この数字、間違いなく低くなることはないだろう。
    問題提起されているように、貧富の差が大きくなるとカネを稼ぐことへの強迫観念が強くなり、長時間労働に拍車をかけている。より多く稼ぐにはより多く働かなければならない。
    シンプルなライフスタイルは理想だが、現実はこういうものだろう。
    そこで死ぬレベルまで働いてしまうかどうかは、これも個人個人が決断していかなければならない。
    今出版されても、書かれている内容・状況は変わっていないので非常によく出来てる本だ。

  • [ 内容 ]
    いたるところから働きすぎの悲鳴が上がっている。
    労働時間が1日10時間を超えるほどに長ければ、疲労とストレスがたまり、最悪の場合は死に至ることになる。
    本書では、グローバリゼーション、情報技術、消費社会、規制緩和などに着目して今日の過重労働の原因に迫る。
    まっとうな働き方ができる社会を作っていくために、いま何が必要なのか。

    [ 目次 ]
    序章 働きすぎの悲鳴が聞こえる
    第1章 世界に広がる働きすぎ-グローバル資本主義の逆流-
    第2章 家庭も出先も職場になった-情報資本主義の衝撃-
    第3章 消費が変える雇用と労働-消費資本主義の罠-
    第4章 労働の規制緩和と二極分化-フリーター資本主義の大波-
    第5章 労働基準とライフスタイル
    終章 働きすぎにブレーキをかける

    [ POP ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 【つぶやきブックレビュー】プレミアムフライデーって何だっけ・・・

  • 2005年刊行。表題どおりの内容。サービス残業、過労死などの過重労働問題を全般的に解説。突飛なこと、新奇なことは書いてないが、データが多いのが良。正社員だからといってアンパイでない点は注視すべきか。著者は関西大学経済学部教授。

  • 非常に身につまされる。周囲にも類似のことが多くあった。
    かねがね疑問に思っていたことの多くがすっきりとつながった気がする。
    しかし、ずっと気になり考えている「機会不平等」「二極分化」がここにも大きく影響している。世の中全てが不平等。どこかでボタンを掛け違えたか、何かがずれてしまっている。
    そのことも深く考えさせられる一冊である。

  • ヨーロッパでは優雅に休暇を取得しているというイメージがありましたが、イギリスはわりと例外なのですね。なぜ現代がせわしないかが分解されています。

  • 産業革命以来の働きすぎの時代を迎えている。労働を軽減し労働時間を短くするはずの多くの技術が、仕事量を増やし労働時間を長くしている。経済の安定をはかるためにも、働きすぎにブレーキをかけ、サービス残業や過労死のない、まっとうな働き方ができる職場、人に値する生活ができる社会を創っていくことが重要である。

  • 働きすぎの時代はあった。超過勤務を支払わなくても、法律違反をしているとの認識がない管理職。

    グローバル化
     海外での労働管理に直面すると、日本での管理方法の課題がわかるかもしれない。
    情報革命
     情報の集中は防げたが、新たな格差は作った。
    消費社会
     使うことがいいことだとうのは、背景として働くことがいいことだがあったのかもしれない。
    規制緩和
     規制緩和は、働きすぎを防ぐ意味もあるかもしれない。

  • 読了。所有

  •  大学院の研究の参考として読みました。我が国や米国のみならず、そもそも時短が進んでいるドイツ、イギリスのほか東南アジアでも過重労働(過労死、「KAROSH」Iとしてオックスフォード英和辞典に追加されている)、すなわち「働き過ぎ」が進んでいることについて警鐘を鳴らしています。「消費資本主義」(消費の多様化、増大)が正社員のみならず、非正規労働者の働き方まで変えていることについて言及していることも興味深い(例えば、コンビニの深夜営業、アマゾンドットコムの業務など)。
     ただ、著者の提言が政府の現在の施策にとどまっていることと、例えば時間外労働の削減の場合「時間外協定の特別条項の廃止」のみで終わっている等、突っ込んだ議論がなされていなかったことが残念であった。

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著者プロフィール

関西大学名誉教授

「2016年 『健康・安全で働き甲斐のある職場をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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