サウジアラビア: 変わりゆく石油王国 (岩波新書 新赤版 964)
- 岩波書店 (2005年8月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004309642
感想・レビュー・書評
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サウジアラビア人の生活が知りたい、と思って手に取った中で一番カタそうだった本。
もともと知りたかった労働問題とか、生活のことも興味深く読んだけど、自分で意外だったのは、9.11までのいきさつのくだりに引き込まれるように読んだこと。当時、点と点でしか理解できなかったことが前後ある文脈として理解できてすごく腑に落ちた。
この本が出てから10年経つので、その後のサウジ史や、もし、10年経って総括に変化があったならそれも知りたいと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705572 -
サウジ社会が抱える構造的課題をわかりやすく説明している。サウジという国についてまず基本的なことから知りたいと思って手に取った自分にはピッタリの内容だった。出版から10年以上経過しているが、ムハンマド皇太子により急ピッチで進められている社会改革をはじめサウジの現在の動きの背景を理解するのにも役立った。
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王族のメディア支配。
サウジには王族の経済活動を禁止したり抑制したりするシステムはない。彼らが何をやろうと、法的には規制はない。
そもそもサウジが出す数字に信憑性がない。
サウジ人は、ホワイトカラーの職業を選びたがる。
対米ジハード戦線に燃えている。 -
「サウジ本」の3冊目。これも、分かりやすくサウジアラビアの現状がまとめられている。
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サウジが気になったので購入