ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」 (岩波新書)

著者 : 高山一彦
  • 岩波書店 (2005年9月21日発売)
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  • 本棚登録 :107
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309680

作品紹介・あらすじ

フランス解放の闘いの先頭に立ちながら、異端裁判で火刑にされたジャンヌ・ダルクは、死後復権して、聖人に列せられた。同時代から現在まで、五百五十年余にわたって歴史を生き続ける「聖女」像を、史料を博捜して追跡する。そこからは、中世、啓蒙の時代、国民国家と変わりゆくフランスの歴史が浮び上り、興味ぶかい。図版多数。

ジャンヌ・ダルク―歴史を生き続ける「聖女」 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 他の解説本とは少し違った観点で描かれている。
    『処刑裁判記録』や『復権裁判記録』をベースに彼女が歴史において、
    どのように解釈されていったのかを追跡した本になります。

    参考文献が明らかになっているのが良。

    その神秘性から人類史において最も議論された人物の一人。
    色んな人間が、様々な角度でジャンヌを解釈しているのがわかります。

  • ジャンヌがどう描かれ評価されてきたかにスポットを当てている。近世までローカルな存在で、誤ったいでたちで描かれたジャンヌが、現在に繋がる比較的史実通りのイメージになったのは、対外戦争の為国民の士気を鼓舞する必要のあったナポレオンに端を発するというのは面白かった。裁判記録の整理でかなり研究が進んだ今日、将来再びジャンヌ像が変わるとしたら、その時も時代の要請がきっかけなのかもしれない。

  • ジャンヌ・ダルクのイメージの変遷を追った1冊です。異端者・魔女の烙印を押されて火刑に処された彼女が名誉を回復して列聖に至る過程とフランス史の不可分な関係が分かります。

    九州大学
    ニックネーム:天神(あまがみ)ルナ

  • 英雄視されるジャンヌ・ダルクを,これまでどのように人々がとらえてきたか,いくつもの文献から紹介される.彼女については「処刑裁判記録」と「復権裁判記録」が詳細に記録されており,これをどう読み解くかというところであろう.

  • [ 内容 ]
    フランス解放の闘いの先頭に立ちながら、異端裁判で火刑にされたジャンヌ・ダルクは、死後復権して、聖人に列せられた。
    同時代から現在まで、五百五十年余にわたって歴史を生き続ける「聖女」像を、史料を博捜して追跡する。
    そこからは、中世、啓蒙の時代、国民国家と変わりゆくフランスの歴史が浮び上り、興味ぶかい。
    図版多数。

    [ 目次 ]
    序章 史実と伝説
    第1章 同時代人が描くジャンヌ像
    第2章 後世の人々が描いたさまざまなジャンヌ
    第3章 処刑裁判記録に現われたジャンヌ像
    第4章 ジャンヌ列聖とジャンヌのめぐる論争
    終章 歴史を生き続ける「聖女」

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    [ おすすめ度 ]

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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • ジャンヌダルクに関する最高峰の本かも

  • 物語的なジャンヌ・ダルクではなく、限りなく彼女の実像に近付ける内容だと思います。
    ある程度ジャンヌ・ダルクについて知っているならば、読んでつまらないことはないはずです。
    学校から借りた本ですが、手元に置きたくなっちゃいました。

  • さまざまな視点や文献からジャンヌダルクはどういう人物だったのか、を分析している本。
    偏っておらずとても参考になった。

  • それを題材とする多々の史料等から、聖女ジャンヌの素顔を探求する。
    それにしても、史実があらわになればなるほど、彼女の人生はとてつもなく、強い意志の元に、劇的に、伝説のように、嘘みたい。

    MVP:マリー・ドルレアン(像が、かっこよすぎです)

    wさんに借りた

  • 私達は精一杯、神の言葉に従って祈らなければなりません。私達は自らを殺さないという前提に立つ限り、人間としての苦労を苦しまなければなりますまい。しかし私達がこの世でなしうるのはそこまでなのです。
    主が限りない慈悲によって私達の祈りと努力と苦しみを受け入れてくださるなら幸いと申さねばならない。

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