山内一豊と千代―戦国武士の家族像 (岩波新書 新赤版 (974))

著者 : 田端泰子
  • 岩波書店 (2005年10月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309741

山内一豊と千代―戦国武士の家族像 (岩波新書 新赤版 (974))の感想・レビュー・書評

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  • 【資料ID】25007
    【分類】289.1/Ta11

  • 土佐藩初代藩主・山内一豊の妻・千代は、名馬を買うためにお金を提供して、夫の立身出世を支えた「内助の功」で知られる。しかし、二人の関係は、盟友であった戦国武士の夫婦のあり方を示す典型例であることを、毛利元就や池田恒興、池田輝政の例などにもふれながら、最新の女性史研究の成果に基づいて明らかにする。

    大河ドラマ「功名が辻」の便乗本は玉石あるが、こちらの本は玉の方である。
    著者は、日本中世史専攻。女性史の研究家としての視点が面白い。

     第1章 山内氏のルーツをさぐる  平安・鎌倉から戦国期
     第2章 山内一豊と千代      下剋上時代の尾張山内氏
     第3章 天下統一と山内一豊・千代 豊臣秀吉の時代
     第4章 関ヶ原合戦        一豊・千代の「天下分け目」
     第5章 土佐藩主夫妻となる    関ヶ原以後
     第6章 戦国大名とその家族    「家」を支えた人々

    特に面白かったのは、豊臣秀次の宿老としての役割。秀次失脚後、豊臣政権での位置付けである。一豊は、関ヶ原合戦では、東軍に着くことになるが、豊臣政権下で挨拶衆として、徳川氏に便宜供与を行い繋がりを持っていた事が、遠因と言えるようである。(これが秀吉の政策として行われたことは、歴史の皮肉であるが)
    著者は、土佐入国時の一豊の手腕を見事なものと評価しているが、長宗我部氏の一領具足の掌握に失敗し、騙し打ちしたことにより、後々まで禍根を残した事には触れられていない。この点は、もう少し掘り下げて欲しい気がした。
    第6章では、毛利元就、池田輝政の例により、戦国武士の夫婦の在り方にふれており、おススメである。

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  • 2006.10.23~30読了

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