大欧州の時代―ブリュッセルからの報告 (岩波新書)

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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004309970

作品紹介・あらすじ

加盟国の東方拡大や、欧州憲法の頓挫を経て、EUはこれからどこへ向かうのか。そもそも巨大組織の仕組みはどうなっているのか。諸政策をめぐる熾烈な駆け引き、欧州外交の試みなどを多くの事例を通して描き出す。山積する問題を抱えつつも新しい可能性を模索し続ける、壮大な実験の現場からのレポート。

感想・レビュー・書評

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  • 欧州連合(EU)の拡大・統合に軸を置き、欧州連合の誕生から現代に至るまでの流れを幅広く概説した良著。
    筆者が実地で感じたこともふんだんに盛り込まれており、読み易く、臨場感がある。また筆者自身が法学部の出身だったこともあってか、欧州憲法の項(第5章)については他の章よりも深く論じられているような印象を受ける。
    国際政治におけるEUの「政治力」を知る上での入門書には最適。

  • [ 内容 ]
    加盟国の東方拡大や、欧州憲法の頓挫を経て、EUはこれからどこへ向かうのか。
    そもそも巨大組織の仕組みはどうなっているのか。
    諸政策をめぐる熾烈な駆け引き、欧州外交の試みなどを多くの事例を通して描き出す。
    山積する問題を抱えつつも新しい可能性を模索し続ける、壮大な実験の現場からのレポート。

    [ 目次 ]
    第1章 ブリュッセルの素顔
    第2章 大欧州支える論理と構造
    第3章 新政策はブリュッセルに発す
    第4章 欧州外交の新展開
    第5章 欧州憲法への挑戦
    第6章 岐路に立つ大欧州
    エピローグ 二つの共同体―ヨーロッパと東アジア

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    [ 参考となる書評 ]

  • ?EU委員会では、3、4カ国語話せる通訳が一般的だという。欧州人の語学のレベルの高さには、驚く。
    ?スウェーデンのクローナ、ノルウェーのクローネ、イギリスのポンドは、それぞれの国の通貨を示す。ゆえに、これらの国はユーロにすると自国の通貨の価値が下がる国である。発展している国に行きたい自分には参考になった。
    ?欧州で一つの憲法を作ろうという案が挙がっているが、実際はあまり歓迎されている案ではないことを知る。それは、他国民に雇用が奪われうるという問題に行き着く。経済、雇用、(出稼ぎ)移民。これらの問題を解決しないと、欧州で一つの憲法は成立しないと書かれている。一つにまとまることが必ずしも、良い結果を生み出すことではないことを再認識する。

  • EUっていう枠組みに興味を覚えた一冊。 国家間協調や超国家機関の可能性やいかに?

  • EUの新化学物質規制「REACH」について原稿を書くため、資料として使用。

  • 普通かも

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著者プロフィール

1954年生まれ。京都大学法学部卒業、1979年朝日新聞入社。松山支局、和歌山支局、経済部などを経て、1990年よりアジア総局(バンコク)勤務。米国ワシントンへ研修留学後、1997年から東南アジア担当の論説委員。その後、ベルギーのブリュッセル支局長、外報部次長を務めた後、2005年から論説委員。
著書に『大欧州の時代——ブリュッセルからの報告』(岩波新書、2006年)

「2007年 『平和構築の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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