いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書)

著者 : 最上敏樹
  • 岩波書店 (2006年3月22日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310006

作品紹介

二一世紀に入っても武力紛争や大規模な人権侵害は止むことがなく、暴力と憎悪の連鎖が続いている。そして世界には、新たな分断線が引かれ始めた。いま、平和を築き上げるために、国連や国際法そして市民には何ができるのだろうか。いかにすれば、人間は対立を超えて真に和解できるのか。人権と人道の時代を迎えるための条件をさぐる9話。

いま平和とは―人権と人道をめぐる9話 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすく、すごく考えさせられた。最上教授の授業、受けたかったなあ。

  • 国際法、国際人権法を学んできた人にとっては、特に目新しい話題はない。しかし、入門書としては、よくまとまっていると思う。

    気に入ったフレーズ
    「平和を学ぶことは歴史に参加すること」(p.ii)
    「悲惨な人のことを“かわいそうだ”というのは憐れみ。それはいけないことだというのが人権」(p136)

  • この本の元になったのは「NHK人間講座」。
    新書化で補足追加などがされているとのこと。

    戦争・国際法・核兵器などのなんとなく
    わかってはいるけど、イマイチなんで世界が
    上手くいかないかがなんとなくわかった気がする。

    日本にいると平和ボケしてしまうので
    ちょっと現実に触れるとショックを受けてしまう。

    「平和」に暮らせることっていうのは
    どういうことなんでしょう。
    大震災の後ということもあり、
    最近いろいろ考えてしまうけど、
    なかなか答えなんて出ないです。

    身近な大事な人が幸せならそれで十分な
    気もしてしまいます。
    それ以上は一人の人間がどうこうできることは
    少ない気がする。

  • 高校生の時読んで、影響を受けた一冊。

    また読みたくなって読んでる

  • [ 内容 ]
    二一世紀に入っても武力紛争や大規模な人権侵害は止むことがなく、暴力と憎悪の連鎖が続いている。
    そして世界には、新たな分断線が引かれ始めた。
    いま、平和を築き上げるために、国連や国際法そして市民には何ができるのだろうか。
    いかにすれば、人間は対立を超えて真に和解できるのか。
    人権と人道の時代を迎えるための条件をさぐる9話。

    [ 目次 ]
    尽きせぬ武力紛争―「新しい戦争」の時代に
    未完の理想―国連による平和
    平和のための法―国際人道法と国際刑事裁判
    平和を再定義する―人間のための平和
    人道的介入―正義の武力行使はあるか
    平和と人権と市民たち―市民社会の世界化へ
    核と殱滅の思想―人間の忘却としての平和破壊
    絶望から和解へ―人を閉じ込めてはならない
    隣人との平和―自分を閉じ込めてはならない

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 三葛館新書 319.8||MO

    和医大図書館ではココ→http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=43963

  • 入門って感じで特に
    目新しいことは書いてなかった。

    ユーゴの人道介入に
    対する議論は、
    知らなかった多くの要素が
    上手く提示されてて
    おもしろかった。

    パレスチナ問題のとこで
    エドワードサイードの
    引用文を選ぶセンスが
    ないす。

  • 最上さん入門書。

    彼の授業を3つも取り、本もこれが2冊目だからすぐに読み終わった。


    平和ってものに対して学問的にアプローチする一般の人向けの本。

    「奪われた人」に対して同情や憐れみから考えるのではなくて、人権の相互主義という観点から考えることが正しい平和学。

    初めて学んだのが、開放性の重要さ。
    ナチズムがああいう結末を引き起こしたのは、ゲルマン民族主義に走りすぎて排他的内向的だったから。
    同じく日本も開国後のエネルギーを天皇国家制に注いでしまった。
    外に対して開いていることで、普遍的な価値観や人権の共有ができる。
    それこそが平和へ繋がる、と。

  • この人の本は読み終えた後に何かしら心に響くものがある。厳しい現実を前にして、現実を受け入れるもの、何かの枠組みに押し込めるもの、無関心であるもの。ただこの本を読み終わるころには自分なりの平和を追究する自分がいるのではないだろうか。

  • いま平和とは。

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