憲法とは何か (岩波新書)

著者 : 長谷部恭男
  • 岩波書店 (2006年4月20日発売)
3.68
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310020

作品紹介・あらすじ

憲法は何のためにあるのか。立憲主義とはどういう考えなのか。憲法はわれわれに明るい未来を保障するどころか、ときに人々の生活や生命をも左右する「危険」な存在になりうる。改憲論議が高まりつつある現在、憲法にまつわる様々な誤解や幻想を指摘しながら、その本質についての冷静な考察をうながす「憲法再入門」。

憲法とは何か (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 社会の授業でのことです。憲法と法律が区別して書かれていました。憲法は法律ではないのだろうか? という疑問がわいてきました。世の中では憲法改正、第九条は絶対守り通す、など様々な意見が飛び交っています。私の中では、現日本国憲法は第二次世界大戦後、アメリカ人の手によって作られたと聞いたこともあるし、ここらで、自分たちの憲法を作り替えてもいいのでは、と安易に考えたりもしていました。それで、本書を読んでみることにしました。法学も政治学もほとんど予備知識の無い人間ですから、もともとの三権分立の意味や、大統領と首相との違いが書かれているところを見て、なるほどと感心してしまいました。これで、フランスになぜ大統領と首相の両人がそろっているのか納得できました。そして、憲法というのはすべての法律の大元になっているものだということが理解できたと思います。そこの解釈の仕方が常に国会で議論になっているのだということも。こういうことって常識なんでしょうか? ひょっとして、中3生などはすでに教わっていることなのかもしれません。もし、自分も中学生のころに習っていたとすると、何にも身についていなかったということになりそうです。さて、本書には憲法改正についての手続きについてもくわしく書かれています。近々、そういうことが必要になるのかもしれません。国民の一人として、しっかり考えて投票したいものです。(この本を読むころまでは、本当に情けない状態だったんだよな。自分がです。)

  • 仕事のための読書。
    刑法、民法、裁判所についての本を読んできて、次は会社法にしようかなと思いつつ、まずは基本を抑えるべく憲法を選択。

    本書は、憲法学者である著者が、憲法について立憲主義や民主主義の観点から解説をした本です。
    ……。
    はい、偉そうに書きましたが、正直に白状すると、この本を読んでまず心に浮かんだ気持ちは、
    「む、む、むんずかしいぃ~~!!」

    書名から漠然と日本の憲法の成り立ちや中身、現在議論されている問題点が集められているのかと思いきや、そうではなく。
    より根本的に、憲法をもつということ、立憲主義とは国ががどうあることかについて書かれていることを理解したのが、読みはじめてしばらくたった頃。
    著者独特の切れ味の鋭い文章の流れに、油断しているとすぐに頭が置いていかれてしまうので、こんな時のためにと買っておいた『もういちど読む 山川政治経済』を出してきて、立憲主義や議会制民主主義の項目を読み、言葉の定義を確認しつつ、なんとか読了。

    理解が及ばない部分は多々ありつつも、私が面白かったのは、憲法学者である著者自身が、人々にとって民主政よりも大事なことは、今夜の夕御飯をはじめとしてたくさんある、と言っているところ。
    学者なら、民主政は大事だよ、みんなちゃんと考えようよ、となりそうなものなのに!

    それから、憲法からみて「守るべき国」という表現の「国」とは、その憲法が掲げている国体のことであって、人々が住む国土や暮らしのことではない、というところ。
    私はこれまで漠然とこの二つを混同して、毎日の暮らしは大事だけど、国を守るためにそれを犠牲にしなければいけないとしたら、どうすればいいの?などと思っていた。

    たぶん、私を含めて沢山の人が、
    「政治ってよくわからない」
    「法律ってむずかしい」
    と感じていると思う。
    で、私の場合は、間違えたら恥ずかしいし、とそれらを話題にするのが億劫になっていた。
    でも、その感覚は実は正しくて、憲法や法律の運用はたくさんの解釈の積み重ねによって行われるものだし、利害関係の調整は常に面倒で複雑になるから、よくわからないのは、当たり前。
    だから、逆にそれらをないがしろにするような人がいたら、慎重になろうくらいのことを頭にとどめておいて、普段からもっと堂々と「よくわからないね」と話していいのかもしれない。

    本書の中で、立憲主義とは、「この世には、人の生き方や世界の意味について、根底的に異なる価値観を抱いている人々がいることを認め、そして、それにもかかわらず、社会生活の便宜とコストを公平に分かち合う基本的な枠組みを構築することで、個人の自由な生き方と、社会全体の利益に向けた理性的な審議と決定のプロセスとを実現することを目指す立場」と定義されています。
    確かに、一緒に住んでる夫でさえ、たまに何を考えてるかよくわからない、となるわけだし。
    私は、やっぱり、人間にはそれぞれの生き方があって、それが相容れなくても、まどろっこしいやり取りを重ねていくという考え方がしっくりくるなあ。
    もうすぐ選挙があるけど、そういう意味では、どこがどのように勝つかというより、誰に投票したらいいかよくわからないしめんどくさいなと思いながらも、細々と、でもしぶとく投票をし続けていくことこそ、大事なのかもしれない。

    あれ?
    仕事のための読書が、そうでもなかったような。
    まあ、どっちでもいいか。

  • 安保法案を与党推薦人ながら違憲証言した注目の方をなぜ自民党は見誤ったのかを知りたかった。タイトルどおり、憲法の本質を哲学的、政治学的に追究していく内容の濃いコンパクトな一冊!。ホッブス、ルソー、カント、モンテスキュー、ロールズ・・・。昔、教科書で学んだ名前が次々に登場、正に根源から考えさせられた。「憲法9条による軍備の制限も、通常の政治のプロセスが適正に働くための規定」(P12)「従来の政府解釈で設けられている制約-たとえば集団的自衛権の否定-を吹っ飛ばそうというのであれば、その後、どう軍の規模や行動を制約していくつもりなのかという肝心な点を明らかにすべき。その見通しもなく、どこの国とどんな軍事行動について連携するつもりなのか-米が台湾を実力で防衛するとき、日本は米と組んで中国と戦争するつもりはあるのか-さしたる定見もないままに、とにかく政治を信頼してくれでは、そんな危ない話にはおいそれと乗れませんとしかいいようがない。そこまで政治が信頼できるという前提に立つのであれば、憲法などもともと無用の長物。」(P20)あまりにも的確な予言ぶりに驚き、快笑!成立を急いだ杜撰な国会の裏面を見た。「憲法改正」そのものの哲学的意味について論じる。2度の大戦も、冷戦も憲法の掲げる国の基本秩序を巡る戦いだった!日本は立憲主義の理念を持つ国。まずは日本をどういう国にしたいのかを基本的に決定することの重要性が力説される。(P59)著者は議院内閣制が優れ、大統領制が例外的に真に巧く機能している国は、独特の政治文化が存在する米国だけだとする。従って改憲による日本の首相公選制を否定する。また憲法改正の特別多数決の護持も主張する。憲法改正、或いは解釈の変更が必要だとの主張は全く見えてこない!確かに解釈で変更の余地があるような記載もあるが、少なくとも9条等の基本理念に関わる部分ではない。最後に、世界唯一国家の誕生は果たして理想か!この点も「魂なき専制」が齎され、無政府状態への堕落が予測されるとの著者の論理は明快。

  • 立憲主義の発想について解説するとともに、そうした観点から現在の憲法をめぐるさまざまな問題について、著者自身の立場から明快に議論を展開している本です。

    立憲主義そのものについては、おなじく新書で刊行されている『憲法と平和を問いなおす』(ちくま新書)のほうが、理論的および歴史的な側面からていねいに論じられているように感じました。本書でも立憲主義そのものの説明は手際よくまとめられていますが、むしろ立憲主義という発想をじっさいに使いこなすためのさまざまな視座が示されているように思います。

    また、現在の憲法改正をめぐる議論には、改憲派・護憲派双方に、憲法の改正そのものが日本社会に革命的な変化をもたらすかのような理解が見られますが、著者はそうした議論が過熱する状況から距離をとり、憲法が置かれている具体的状況のなかで憲法の果たしている役割を冷静に見ようとしています。

  • 岩波新書愛好会】#感想歌 憲法を創ると守ると改訂の力関係根源は何 民主主義だけではなくて人類の幸せ確保模索方法

  • ・近代立憲主義
    立憲主義は国家の権力を制限しようとする古くからある考え方。近代立憲主義は多元的な近代を制御するために生まれた考え方で、公私を区別し、国家は私的な領域に踏み込まず、私的信条は公共に持ち込まれない体制。これは人間の自然的欲求に反する。人は自らの信じることが社会全体に行き渡って欲しいと思うものであり、また唯一の明確な正義に従っていたいと思うものだから。近代人は異なる価値観の選択に常に悩む宿命にある。近代立憲主義の前提として、異なる価値観の比較不可能性がある。価値観の比較不可能性を認める論者は、マキャヴェリ、バーリン、ロールズら。認めないのは、レオ・シュトラウス、カール・シュミット、マルクス。

    ・憲法改正を論じるに当たっては、その改正によって日本が国家の基盤としての思想的にどの陣営に属することになるのか、そしてそれが他国との関係にどういう影響を与えるかを熟慮すべきである。

    ・立憲主義的憲法は、多元主義を前提とするので、唯一の正しい生き方を国民に強制するものとはなり得ない。即ち、憲法の条文は、強制的なルールではなく誘導的なプリンシプルである。9条を文字通り読んで自衛隊の存在を全く認めないのは、憲法をルールと捉えるものであり誤りである。21条も文字通り読めば表現の制限を全く認めないように見えるが、わいせつ表現の制限は認められるではないか。

    ・共和制
    世襲による君主制に対し,主権が複数者にある政治形態。国家元首や人民の代表者を間接・直接に選出し,主権が人民にある民主的共和制と,少数特権階級にのみ主権がある貴族的共和制・寡頭的共和制などがある。古代ギリシャでは、民主制はネガティブな言葉だったが、共和制はポジティブな言葉だった。

    ・プレコミットメント
    憲法によって国家の権力を制限するのは権力者自身が望むことである。なぜなら権力の一部を自発的に他者に委ねた方が、自分のミスを防いだり、権力の信頼を高めたりするなど、権力の長期維持に資するからである。即ち、無制限の権力よりは制限された権力の方が強い権力である。という考え方。

    ・大統領制
    行政の長である大統領と立法府である議会の議員の両方を選挙で選ぶ。

    ・議員内閣制
    議会の議員のみを選挙で選び、行政の長は議会が選ぶ。

    ・二元的民主主義
    利害調整の通常政治と、身近な利害を超えて国の基本的あり方を議論する憲法政治。憲法政治は必ずしも憲法典の改正のことではない。

    ・国境を決める明確な原理は存在しない。故に、現状の国境から後退した場合、踏みとどまるべきラインも決定できないので、国家は現状の国境の維持にこだわらざるを得ない。

  • 配置場所:摂枚新書
    請求記号:323.14||H
    資料ID:95060021

  • 【目次】
    はしがき(二〇〇六年二月 Y.H.) [i-iv]
    目次 [v-ix]
    題辞 [x]

    第1章 立憲主義の成立 001
      アトランタでの問い/サンチャゴでの問い
    1 ドン・キホーテとハムレット 004
      多元的な世界/ハムレットの「良心」
    2 立憲主義の成立 008
      比較不能な価値の対立/政治プロセスの適正化
    3 日本の伝統と公私の区分 012
      日本社会の公と私
    4 本性への回帰願望? 014
      「分かりやすい世界」へ?
    5 憲法改正論議を考える 017なぜ厳格か
      特定の価値観の導入?/新しい人権・責務/九条改正論/
    6 「国を守る責務」について 022
      守るべき国とは何か/憲法秩序と国土・暮らし/テロの時代と平和主義
    文献解題 026

    第2章 冷戦の終結とリベラル・デモクラシーの勝利 035
    1 国家の構成原理としての憲法 036
      憲法をめぐる争い
    2 ルソーの戦争状態論 038
      ルソーのホッブズ批判/戦争の即時解決の道
    3 三種の国民国家 040
      国家像の変貌/三者の闘い
    4 シュミットと議会制民主主義 043
      シュミットの議会制批判/敵対関係と国家間関係/治者と被治者の自同性/ファシズムと共産主義
    5 原爆の投下と核の均衡 048
      原爆投下の正当化理論/「究極の緊急事態」/バビットの批判/冷戦の終結
    6 立憲主義と冷戦後の世界 054
      リベラルな議会制の特長/冷戦終結の意味とは
    7 日本の現況と課題 057
      東アジアの対立構造/憲法典の変更を言う前に
    文献解題 061

    第3章 立憲主義と民主主義 067
    1 立憲主義とは何か 068
      二つの立憲主義/近代以前と近代以後/立憲的意味の憲法/九条解釈と立憲主義
    2 民主主義とは何か 072
      「多数者の支配」への嫌悪/議会制とシュミットの批判/ケルゼンの議会制擁護/ハーバーマスと討議の空間/マディソンと大きな共和制/アメリカの民主制
    3 民主主義になぜ憲法が必要か 081
      プレコミットメントとは
    文献解題 082

    第4章 新しい権力分立? 087
    1 ブルース・アッカーマン教授の来訪 088
    1-1 モンテスキューの古典的な権力分立論 089
      権力分立の眼目/影響力
    1-2 「新しい権力分立」 097
      三つの政治体制/何が望ましいか/三権以外の機関の独立
    2 首相公選論について 097
      議院内閣制との相性/小選挙区制との相性/純粋の大統領制は?/半大統領制は?
    3 日本はどこまで「制約された議会内閣制」といえるか 106
      「最悪の体制」/日本の議院内閣制/官僚機構の「中立性」/行政・司法への制約について/内閣法制局という存在
    4 二元的民主政――「新権力分立論」の背景 112
      一元的民主政と二元的民主政/国の根本原理と憲法/憲法政治と通常政治
    文献解題 117

    第5章 憲法典の変化と憲法の変化 125
    1 「憲法改正は必要か」という質問 126
      質問の不思議
    2 国民の意識と憲法改正 128
      憲法典改正なしの根本変更/フランスの事例
    3 実務慣行としての憲法 132
      法と道徳/一次レベルから二次レベルへ/二次レベルのルールと専門家集団/三次レベルのルールへ
    4 憲法とそれ以外の法 139
      法の回復への欲求か/憲法と憲法典
    文献解題 142

    第6章 憲法改正の手続 147
    1 改憲の発議要件を緩和することの意味 147
    1-1 なぜ多数決なのか――その1 150
      多数者の幸福/なぜ特別多数決か
    1-2 なぜ多数決なのか――その2 153
      コンドルセの定理/なぜ特別多数決か
    2 憲法改正国民投票について 156
      あるべき国民投票制度/熟議機関の設定/公正な討議の機会/個別の論点ごとの投票
    文献解題 165

    終章 国境はなぜあるのか 169
    1 国境はなぜあるのか――功利主義的回答 171
      統治の実効性/人権の実効的保障
    2 国境はなぜあるのか――「政治的なるもの」 174
      カントとホッブズ/シュミットの人間と国家/生の意味をかけた闘い
    3 国境はいかに引かれるべきか 181
      通常正当化テーゼ/手段としての国家・国境
    4 境界線へのこだわり 185
      国境の恣意性と相対性/境界線の自己目的化
    文献解題 187

  • 長谷部恭男は、憲法学・公法学を専門とし、長年東京大学教授を務め、現在早稲田大学法学学術院教授の法学者。
    本書は憲法改正の議論が盛んになった2006年の出版であるが、立憲主義における憲法とは如何なるもので、如何に運用されるべきなのか、そして、それを踏まえて憲法改正についてどう考えるべきなのかを論じている。
    本書の主な主張、印象に残った点は以下である。
    ◆立憲主義とは、この世には、生き方や世界の意味について根底的に異なる価値観を持つ人々がいることを認め、それにもかかわらず、社会生活の便宜とコストを公平に分かち合う枠組みを構築することで、個人の自由な生き方と、社会全体の利益に向けた理性的な決定のプロセスとを実現することを目指す立場である。そのために、公と私の分離、硬性の憲法典、権力の分立、違憲審査、軍事力の限定などの制度がある。
    ◆立憲主義の考え方に立つ憲法は、政治のプロセスが本来の領域を越えて個々人の良心に任されるべき領域に入り込んだり、政治のプロセスの働き自体を損ねかねない危険な選択をしないよう、予め選択の幅を制限するというのが主な役割である。昨今の憲法改正論議では、この理解が十分でないという懸念を抱く。
    ◆憲法とは国家の基本となる構成原理で、近代においては、(リベラルな)議会制民主主義、全体主義、共産主義の3つが憲法を決定するモデルとなったが、全体主義は第二次世界大戦において、共産主義は冷戦の終結において、それぞれ消滅した。
    ◆日本が憲法典を変更しようとするのであれば、①日本の基本秩序たる憲法は何なのかを見定める、②冷戦後の世界において、日本がどのような憲法原理に立つ国家になろうとしているのかを決定する、③国民の生命と財産の安全の確保という国家としての最低限の任務を果たすために、また、立憲主義という基本的な社会基盤を守るために、日本は外交・防衛の面で何をし、何をすべきではないかを改めて確認する、必要がある。そしてこれらは、憲法典の改正云々に関わらず、検討されるべきものである。
    ◆リベラル・デモクラシーには、大統領制、イギリス型議院内閣制、制約された議院内閣制(ドイツや日本)の3つがあるが、国の根本原理を変革する政治過程・「憲法政治」と、日常的な利害調整に関わる政治過程・「通常政治」の二つの政治過程を区別し、的確に運営するためには「制約された議院内閣制」が最適である。
    ◆成熟した国家にとっては、「憲法」とは「憲法典」のテクストのみを表すのではなく、テクストを素材に法律専門家集団が紡ぎだす慣行の集まりこそが「憲法」である。即ち、重要なことは、シンボリックにテクストを改廃することではなく、「憲法」を如何に変えるかである。
    ◆憲法改正の国民投票制度については、①国会による改正発議から国民投票まで最低2年以上の期間を置くこと、②国民投票までの期間に、賛成意見と反対意見とに平等かつ広く開かれた発言・討議の機会を与えること、③投票は、複数の論点に亘る改正案について一括して行うのではなく、個別の論点ごとに行うことにより、有権者が十分な情報と熟慮に基づいて投票が行われるようにするべきである。
    安倍政権の長期化が想定され、いずれ改憲論議が高まることが予想される今、改めて読んでおくべき一冊と思う。
    (2007年5月了)

  • 新書なので、優しい憲法の入門書かな、久しぶりに憲法について勉強してみようかな、などと思って買って読み始めてみたら、意外に難しい!しかし、読み応えのある本だなあと思いました。
    昨今の憲法改正議論のおかしさがわかった気がします。憲法上、新しい人権を位置付けても、具体的な法律がなければ意味がないし、逆に現行憲法で法律を定めるならあえて憲法改正は必要ないのではないか・・・なるほど。
    なぜ憲法の改正が、法律の改正よりも難しいようにできているのか(いわゆる硬性憲法)についての議論も興味深かった。
    来年あたり、もう一度、読み返してみたいです。

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