日本語の歴史 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 463
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310181

作品紹介・あらすじ

現代の日本語はどのようにして出来上がってきたのだろうか。やまとことばと漢字との出会い、日本語文の誕生、係り結びはなぜ消えたか、江戸言葉の登場、言文一致体を生み出すための苦闘…。「話し言葉」と「書き言葉」のせめぎあいからとらえた日本語の歴史。誰にでも納得のいくように、めりはりの利いた語り口で、今、説き明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 無味乾燥なタイトルなのであまり期待せずに読み始めましたが、実は、要点をうまくおさえて、適度にふりかえりもはさみながら説明してくれている、いい本でした。読んでよかったです。日々使っていて、「今あるかたちが当たり前」だと思っている日本語ですが、その歴史にはいろいろ変遷があって、それをあわせて考えると、今の日本語は「たまたま今このかたちをしているだけ」なのかもしれない・・・なんてことを感じました。言葉が別のかたちをとっていたら、日本人の思考方法もそれに応じて変わっているでしょうから、それが間接的に社会制度・政治・政策・歴史に影響を及ぼしていたかもしれません。そんな夢想までしてしまいました。この本の中身とは直接関係ないことですが。(2015年12月19日読了)

  • これだけ普通のタイトルで、タイトル通りの内容が正面からきちんと記されている本に、最近めったにお目にかからない。岩波新書としてはめったにない誠実な著作。

  • お恥ずかしい話ですが「そんな本あるんだ!知らなかった!!」っていう作品ばかりでした…(汗)
    でも、どんなところに注目して読めばさらにおもしろくなるかが、本当によく分かる!
    「読んでみよう!」と素直に思える紹介の仕方に驚きです!!

  • 日本語の歴史について分かりやすくまとめてあります。文章自体も魅力的で一気に読んでしまいました。

  • 言文一致が如何に大変なことだったか、を知ることができただけでも読んだ価値があったように思う。

  • 2017/11/21

  • 2017年10月 ブックオフ

  • 漢字、ひらがな、カタカナはどうやって出来たのか?奈良時代、漢字に巡り合って、日本語の文字が始まりました。書き言葉が生まれてから現代にわたって、日本語の歴史を紹介します。
    (環境理工学創造専攻 M2)

  • 219頁
    日本は、長い間、言い訳や弁解を潔しとせず、沈黙を重んじる文化でした。国際化にともなって、にわかに欧米文化圏の人のように、人前で議論をし、論理的に話を進めろと言われても、そうすぐには出来るものではありません。


    外国語使って仕事したいと思うと、日本人の沈黙の文化は寇でしかない。しかし沈黙の文化で得た物もあったはずと思うと、それを捨てるのも勿体無い気がする。

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著者プロフィール

1943年生まれ。お茶の水女子大学卒、東京大学大学院修了。文学博士。実践女子大学教授、埼玉大学教授、明治大学教授等を経て、現在、埼玉大学名誉教授。2008年、紫綬褒章。著書に、『平安文学の文体の研究』(明治書院、金田一京助博士記念賞)、『生きていることば』『すらすら読める今昔物語集』『すらすら読める枕草子』『若者言葉に耳をすませば』(講談社)、『ちんちん千鳥のなく声は』(大修館書店、講談社学術文庫)、『犬は「びよ」と鳴いていた』(光文社)、『日本語の歴史』(岩波書店、日本エッセイスト・クラブ賞)、『日本語の古典』(岩波書店)、『大学教授がガンになってわかったこと』(幻冬舎)など多数。

「2015年 『擬音語・擬態語辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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