- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310198
作品紹介・あらすじ
「竹やぶ焼けた」「貴社の記者、汽車で帰社した」「世の中は澄むと濁るの違いにて、刷毛に毛があり禿に毛がなし」。日本語ほど盛んにことば遊びが楽しまれてきた言語はあるまい。幼い頃からその多彩な遊びを愛してきた作家が、古今の傑作や自らの創作をまじえて、駄じゃれ、いろは歌、回文、アナグラムなどの豊かな世界へと案内する。
感想・レビュー・書評
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日本各地に伝わっている言葉遊びについて記された本。早口ことばや回文といった、誰しも一度は聞いたことがある遊びから、ある特定の地域のみに伝わる遊びまで、多くの遊びに注目していることが特徴にあげられる。
オススメ度:
★★★★☆
かきつばた(海洋生物資源学科)
所蔵情報:
品川図書館 807.9/A94詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ことば遊びって面白い。
回文作る人すごいなあ。
ユーモアとか洒落とか、日本語独特の言葉の遊び方って奥深い。 -
ことば遊びが大好きなものとしてよくぞ書いてくれたという一冊。駄洒落、回文、早口言葉、なぞかけ、本当に日本語って面白いし奥深い。世の中同じような趣味?をもっている人がいるんだなあと共感しながら読みました。
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読みやすい語り口で書かれたこの本は、日本語への愛に溢れている。駄洒落、回文、アナグラムから早口言葉、果ては耳慣れない「段駄羅」というローカルな言葉遊びまで紹介しており、また文学や伝統芸能との関わりや、外国との比較など様々な方面からアプローチをかける。改めての日本語の面白さに感心する一冊。
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言葉にはどんな機能があるか。
すぐに思いつくのは「伝達」という機能だろう。
でもそれだけで終わってしまってはもったいない。
車の機能が「移動」であると同時に、ドライブが余暇の楽しみにもなることを想像すれば分かる。
言葉で戯れることはドライブのように楽しい。コミュニケーションの本質は実はそこにあるんじゃないか。遊びの中で生まれる相手との親近感は、生活に必要な会話しかしていない人とのそれと比べて、圧倒的に密度が高い。
戯れよう。
ハンドルにも言葉にも、遊びを。 -
阿刀田氏の本。2006年。俳句やら駄洒落やらの言葉遊びについて紹介する本。親父ギャグの中にもなるほどと思えるものが多くあり、話のネタとしても使える。
昨今、いろいろな言葉が作られ使用され消えていく。そして、古来から続いているが今にもなくなりそうな表現方法などを、テレビのコメンテーターなどが発掘して再び使うようになると、より面白い文化を築けそうな気がする。 -
アカサタナハマヤラワはどうしてこの順なのか。
それをちょうど私も思っていたんだけどな。
という細部へのツッコミはどうでも良くて。
日本語って面白いなぁと再認識しました。 -
新書コーナーにて購入。
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ダジャレ、なぞなぞ、回文、いろは歌、アナグラム、なぞかけ、無理問答、無駄口、等々日本語のおもしろい使い方を紹介する本。とくに無駄口が気に入った。なんだか寅さんのようで良い。おなじみの「結構毛だらけ猫灰だらけ」とか「その手は桑名の焼きはまぐり」「敵もさるもの引っかくものだ」「恐れ入谷の鬼子母神」「どんなもんだ公徳寺の門だ」などなど。