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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004310327
みんなの感想まとめ
水に関連する道具の歴史や文化を深く掘り下げた本書は、金魚鉢や鹿おどし、ジョウロ、さらには砥石や消防士のインパルス銃といった多様なアイテムを紹介しています。各道具の成り立ちや用途を通じて、古の知恵や日本...
感想・レビュー・書評
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教員とかしていると、様々なネタの仕込みがお仕事のメインということになる。山口さんのこの本は、掘り出し物というべき面白さで、おススメですね。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202002090000/ -
金魚鉢、水煙管、鹿おどしなど水に関する道具を網羅。古の知恵を体感できる。
ジョウロが西洋の文化で、「植物にやさしい水やり」であるということはいまさらながらハッとさせられた。
懐石料亭などにあるカポーンと音がなるものが鹿おどしということは初めて知った。元々は畑の作物を鳥獣から守るために音を出す装置だとか。
鮟鱇は吊るし切りという手順を踏まないと、肉や皮がひっついてしまい滅茶苦茶になってしまうらしい。
意外なのは、砥石が水の道具として紹介されていたこと。
砥石は砥粒の大きさで荒砥、中砥、仕上げ砥に分けられる。粒の細かい仕上げ砥は一丁200万とかする。
大工は「その腕は研ぎでわかる」と言われており、昔は仕上げ砥を買いに来る大工も結構いたそうだ。
井戸について。
昔、嫁取りの仲人が輿入れ先を見分けるのに、水場の遠さと井戸の深さがファクターとして用いていた。水汲みが遠いとそれだけでかなり家事が大変になるから。
最新の水道具。
消防士のインパルス銃という最新の水鉄砲は、圧縮した水を入れておいて、発射時に体積を膨張させて霧にする仕組み。一発あたり1.2Lの水を照射する。 -
病院での待合や通勤時間などの隙間読書に最適。
鹿威しや水琴窟、井戸、水煙草パイプなど水に関わる物ならなんでもござれなコラム集。
切り口はとっても面白いですが、個人的にはなんでしょう、語り口?があまり合わないような。
他の著書も面白そうなので、機会があれば借りるかな。
著者は道具学会の理事です。建築が専門だけど道具の方に興味が行ってしまった方。
ググってみたらどうやら3年前にお亡くなりになってしまったようです。
初出 / 『FRONT』(財団法人リバー・フロント整備センター刊)2000年1月~2004年3月まで連載、『上州風』(上毛新聞社)2003年5月掲載、加筆修正。 -
自分は水を大事に使っているほうだと思ってきたけれど・・・甘かったかも。
蛇口からジャー、が当たり前だと思っている私は、まだまだ、昔の水汲みをしていた人々の水遣いの知恵は及ばない。
本書は「水道具」を紹介したエッセイ。
バケツや金魚鉢、如雨露などは私にも想像がつく範囲。しかし、水準器、雨樋につく「鮟鱇」なるものまでが収められているとは・・・
体験してはいない昔の生活に思いをはせられる一冊。 -
配置場所:摂枚新書
請求記号:383.93||Y
資料ID:95060226 -
[ 内容 ]
方円の器にしたがう水。
流れ、うるおし、沁み込む水。
そうした水の性質を活かし、使いこなし、楽しむための道具がいくつも、私たちの周囲には確かにあった。
手元で使う束子や雑巾から、井戸、用水路、そして手廻し洗濯器…。
急速に失われつつあるそれらの「道具」を日本各地にたずね、そこに込められた水づかいの叡智に学ぶ。
写真多数。
[ 目次 ]
第1章 水を楽しむ―撒く水、眺める水、聴く水
第2章 雨に装う―蓑笠から軒樋まで
第3章 水の性質を活かす―滲みる水、浮かす水、水の泡
第4章 水の道―流れる水、汲んでくる水、ひねるとジャー
第5章 世界一周「洗濯」の旅―浄と不浄、手動と自動
結びの章 活水の知恵・節水の思想
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
良い本だった。「道具誌」なるカテゴリづけに惹かれるし、それを「水」をテーマに連ねたのも素敵だ。金魚鉢から雑巾やら蛇口やら・・・水に纏わるノスタルジックな話題が、小気味良い筆致でたっぷり堪能できる。
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龍口・蛇口の解説が興味深い。
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第1回。
著者の道具愛がひしひしと伝わってくる本。 -
ジョーロ、ぞうきん、井戸、水がめなど多彩な水に関わるものを紹介している。
読んで心が安らぐ。 -
店頭で「道具史」と読み違えて買った一冊。
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水が好きな人にはお勧め、ってそんな抽象的すぎる好き好みで動く人がいるかどうかはさて置き。(因みに私は水琴窟の件が読みたくて手に取った)<br>
水の道具、蛇口かスイッチ一つで水が使える時代、昭和後半生まれの自分にとっては馴染みの薄い、今ではもう目にする機会さえ滅多に無いものばかりが並んでいる。<br>
しかしそれでもどこか懐かしく感じるのは、本書に挿入された白黒写真のそれらが、姿形で「かつて確かに日本に在ったものだ」と主張するからだろうか。<br>
それぞれにルーツや機構、使い方やどのように日常に親しまれていたかが細やかに書かれており、随所から濃やかに詰め込まれた水道具への愛が滲み出ている。<br>
小学校の歴史や家庭科の授業では聞けなかったあの水道具の使い方も書かれていて、思っていたよりずっと楽しんで読めた一冊。<br>
そして一気読みするのも勿体無い一冊。 -
文章中に,郡上八幡の水路,井戸等が登場します.ということは,著者は,水路や井戸を道具と扱っているのでしょうか?
そこでもう一度インフラって何?と考えました.
社会基盤.道具は個人で用いれても,インフラは不特定多数に用いられることが可能.だからそこにはルールが介在する必要があった.
そんなことを再度考えるきっかけになった. -
如雨露、鹿おどし、水琴窟・・
もっと現代的な水の道具もあります。
生きるのに無くてはならない水の道具を見直せます。 -
日本人の生活のまわりにある水に関連した道具を、その成り立ちまで遡って解説する。器類に始まり、井戸、物干台、水煙管など様々な分野に広がるところが面白い。著者はもともと建築家で、ものづくりが好きな印象を受ける。
山口昌伴の作品
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