幕末・維新―シリーズ日本近現代史〈1〉 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 433
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310426

作品紹介・あらすじ

黒船来航から、明治維新へ-激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか。東アジア世界に視点をすえ、開国から西南戦争までを最新の研究成果をとりいれて描く新しい通史。従来から「屈服」したと言われてきた幕末の外交を再評価し、それが成熟した伝統社会に基づくものであることを明らかにする。維新史を書き直す意欲作。

感想・レビュー・書評

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  • この巻では、幕末から維新を経験して日本近代化へと進む序曲まで書かれています。

  • 【由来】
    ・amazonの関連本でたまたm

    【期待したもの】
    ・シリーズ、読んでみる?ただ、文春でも同様のがあれば、それと比較して読みたいかも。
    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】

  • 岩波のシリーズモノだが、帯に「維新史を書き直す意欲作」とあるように、反薩長史観的でこれまでの通説に異議を唱える内容になっている。ラストは孝明天皇の「神国思想」を叩いて終了。岩波らしいと言えばらしいが。

  • タイトルどおり幕末から明治維新までを記載した本。黒船来航からの通俗的な歴史の解釈としては、諸外国の来航に幕府が対応できず、代わりに薩長土肥等の維新関係諸藩が有効に対応した結果、大政奉還に至ったという物があるが、そうではなく、幕府においても、林全権など有能な能吏が諸外国に対して毅然とした対応を取ったとのことである。いかにこれまでの歴史の解釈が、維新政府にとって都合の良いようになされてきたのかがわかる。一方で、京都の公家側は改革派もいたもののよくわからない観念に振り回されており、どうしようも無いことがわかる。

  • 最後の章で力つきたまま何ヶ月も経ってしまった。あとがきを読んだ所でひとまず読了とする。いつか再読しよう。

  • 2006年刊。著者は北海道大学教授。岩波新書近現代史S第1巻はペリー来航~西南戦争期まで。◆なかなか興味深い書。特に和親条約・修好通商条約の交渉過程、条約における日本のメリット(結果的なものもあるが)を丁寧に解説する点だ。しかも、米ロなど列強毎の対応の差なども解説されており痺れる中身。◇加え、全体を通じ、幕閣・雄藩・公家・天皇・志士など多面的視点から説明されるのも良。結果、偏った解釈が避けられ、読み進めると、幕末の視野が薩長・天皇を善、幕府を悪という単純な図式から開放されていることに気付かされる書なのだ。

  • 東南アジア正解の情勢を見据え黒船来航から明治維新を書いた通史です
    最新研究で幕府対応が意図的にお粗末に書かれた従来の歴史と赴きが異なります

  • 吉田松陰なんて、ぜんぜん出てこないよ

  • <目次>
    はじめに
    第1章  江戸湾の外交
    第2章  尊攘・討幕の時代
    第3章  開港と日本社会
    第4章  近代国家の誕生
    第5章  「脱アジア」への道
    おわりに
    <内容>
    岩波新書の歴史シリーズの近現代史編の第1巻。購入は2006年だが、たっぷりと醸造していました…。
    しかし、江戸時代の社会の成熟を評価し、尊攘派の理論が「感情」以外に何もない、幕府側の方が大義名分もあったとする考えや、明治政府への従来の評価=近代国家を作り上げた、も一方的で、成熟していた農村社会を「西洋」の近代国家にするために犠牲にしていった(それも薩長閥の考えていた皮相的な西洋近代国家観で)ことがわかった。
    江戸時代のままでの「東洋的な近代化」も可能だったことが見えてくると、現代の西洋的な資本主義の限界に対しての答えが見えてくるかもしれない。

  • 読了。

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