- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310556
感想・レビュー・書評
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専門は建築と情報なので、経済は全くの素人であるし、経済の講義を取った事が
ないので、これはどこかで勉強しなきゃならないと考え、取りあえず独学してるのだが
手っ取り早く、経済を読み取りたいと考え、本書を借りて読んでみた。
内容は、政府から発表されている多くの経済指標データ(GDP、日銀短観、株価、
国際収支等)の読み方、分析の仕方を項目別に述べている内容になっている。
まぁ、高校生程度の知識があれば読める内容になってると思うが、久しく
経済から離れていた者にとっては、ちょっと理解しにくく感じるかもしれない。
しかし、価格と内容を考えるとかなりコストパフォーマンスは高いと思われる。
全部は分からなくてもいいから、さっと一通り読んでみれば、なんとなく概要が
掴めて、次の学習時には理解度は上がるだろう。
個人的には、第二章「景気の見方」
1.月例経済報告
2.日銀短観
3.景気動向指数
4.鉱工業生産
5.法人企業統計
あたりがなんとな〜く理解してたけど、あやふやな感じだったので
まぁ、理解が深まった感じである。しかし、著者が言うように、経済データの読み方
及び分析の仕方が、注意を払わないとすぐ間違ってしまうので、深い洞察力が
必要なのは言うまでもない。
今後は、定期的に経済指標データを観測していこうと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おすすめ 経済の状態というのは好景気・不況、貿易黒字・赤字など様々に分析されるが、その大きな枠組みを目次で示し、それぞれの経済指標を簡潔な形で解説。一国経済の全体像と個々の指標の関連及びひとつひとつの指標の役割がバランスよく理解できる。「中庸」の見本を示せと言われればこの本ですな。教科書は体裁を整えるため、些末な(普段ほとんど使わないような)ことを多々載せるものですが、新書の面目躍如たるところを遺憾なく発揮した本です。