数に強くなる (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 778
感想 : 110
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310631

作品紹介・あらすじ

「数字なんて見るのもイヤッ!」…とはいっても、仕事でも何でも付いて回るのが、数字の厄介なところ。この本は、日頃そんなふうに感じている人のための本です。『直観でわかる数学』のハタムラ先生が、とっておきの「数の極意」を伝授します。読めばたちまち効果テキメン。数字に負けない地力とシブトさが身につきます。

感想・レビュー・書評

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  • 失敗学の権威が書いた「数」に強くなる本。
    数字を丸めて、大雑把に記憶する習慣をつけることで、数に対する直観が研ぎ澄まされる。
    例えば、江戸時代の水飲み百姓という言葉、文字通り水を飲むしかないほど貧乏だというイメージは沸くが、具体的に数字で考える。水飲み百姓は地主から3反歩(1反歩=4石だが、肥料も少ない時代だから取れ高を半分の2石とすれば、6石)借りて、1年で6石、半分は地主の取り分なので残り3石、1石=1000合なので、3000合となり、1日3食一人1合づつ食べると1年1人1石となり、3人分の食糧となるが、農家は人手がかかる大家族なのでこれでは足りない・・という風に考えてみる。
    この場合、1反や1石などの基本単位がどのくらいかを覚えておく必要がある。同様に、4-4-9という数字もデンプン1g4kcal、タンパク質1g4kcal、脂肪1g9kcalさえ覚えておけばカロリー計算もできるようになる。
    岩波新書ですが、とにかく気軽に読める内容です。

    著者プロフィール:
    東京大学名誉教授、工学院大学教授、工学博士。東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長。消費者安全調査委員会・委員長。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は失敗学、創造学、危険学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。著書に『失敗学のすすめ』(講談社文庫)、『直感でわかる数学』(岩波書店)、『未曾有と想定外』(講談社現代新書)など多数。
    「2020年 『図解 使える失敗学大全』 の紹介文」

  • 数のウラを読む、とか補数の概念は非常に共感できる話であった。人が作った数は頭に入ってこない、自分で数を作り出すことが大事、答えを写して終わりの奴が一向にできるようにならないのと同じだと感じた。
    1人当たりの数に置き換えて考えれば実感が沸く、そういう視点でいろいろな世の中の数をとらえることができるようになりたいと思ったが、その為にはある程度の数を知識として覚えていなくては難しい。やはりインプットとアウトプットを繰り返す訓練がここでも必要なのだろう、と思う。
    「直観でわかる数学」にも少し興味が湧いた、作者と岩波書店の企み通りに…笑

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  • 読みやすい。著者の言っていることも一部はわかる。
    ただ実践は容易ではないし、今はそれが不要な世の中になってきている。少し時代遅れに思う(14年も前の本なのでそれはそうなのだが)

    後半はぐだぐだ感。消費税が上がっても暮らしは変わらないように、著者ならではのこじつけを押し付けられてしんどい。絵がとにかく下手。

  • 鉄の比重とガランドウの割合から、おおざっぱに車の重さを算出すると、いい数字になる。
    こういうことが出来る人が、数につよい、っていうんだろうな。
    自分の評価は2割増、というくだりでは、「そのとおり!」と思いました。

  • わかるということは、自分の目の前で起こっている現象を観察する。どのような構成要素から成り立っているかを考える。その構成要素を摘出し、どの構成要素がどう絡まって現象の全体ができているのかを、構成要素の構造を考える。最後に、そうして構造化したものを頭の中で動かしてみて現実の現象と合致するかどうかを検証する。その動きがぴったり合った時に「わかった」となる。
    たとえ知らなくても、作る努力をしなくてはいけない。必要な数は観たその場で作れなくてはいけない。
    リーダーは全体像を把握していて、細かいこともわかっている。
    いつでもどこでも愚直に徹底的に訓練し続けよ。
    信号待ちでは、車を数えたり、待っている人を数えたりする。階段の段数も数える。地下鉄の深さは何メートルか割り出す。なんでも数にする。朝起きてから、見えたものは片っ端から数にする。「数にしないと気がすまない」というくらい自分を訓練付にして習慣にする。

  • 数年後に読み返して、本書の考えが定着しているか確認したいと思った。

    本書に出会ったきっかけは、「失敗学」という本を読み、その著者に興味を持ったからだ。他の著書も読破したくなったほど本書に満足した。

    数とは、人間が作ったものの中でも最も抽象的な存在で、目に見えるものしか信じない性質の私には仲良くなれない存在に感じていた。
    しかし、数なんて、そんなに高尚ではないと著者に教えてもらった。桁さえ合っとけば大丈夫らしい。目から鱗。安心してどんぶり勘定し、徐々にその精度をあげていきたい。

    新しい町に住んだとき、徐々に頭のなかに地図ができていくだろう。そんな風に、頭のなかにいろんな種類の数の定規を作って、使いたいときにさっと取り出せるようになりたい。

  • 数の極意。

  • 会計センスを身につけるのに役立つ。

    Q、数に強くなるには、どうすればいい?
    →A、
    自分の体感と結びついた数を、
    たくさんインプットし、
    "基準"を覚えておく。

    例)体感数とは…
    NG:東京ドーム何個分
    OK:うちの冷蔵庫何個分

  • この本を読んで数に強くなるとまでは言えないかと思うが、数への距離が近くなるのは確か。

    音(オクターブ)とピタゴラスの定理と、光の3元色の関係やら、オクターブと複利金利の関係等、とても面白い。

    また1立方センチが1グラムとすると、1000立方センチは1キロ、1立方メートルになると1トン。大きな数字は把握しにくいものだが、ミリオン・ビリオン・トリリオンを立方体を用いて説明してくれると、見事なまでに分かりやすくなり、100京までが身近になってくる。



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著者プロフィール

東京大学名誉教授、工学院大学教授、工学博士。東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長。消費者安全調査委員会・委員長。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は失敗学、創造学、危険学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。著書に『失敗学のすすめ』(講談社文庫)、『直感でわかる数学』(岩波書店)、『未曾有と想定外』(講談社現代新書)など多数。

「2020年 『図解 使える失敗学大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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