「悩み」の正体 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 208
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004310686

作品紹介・あらすじ

「嫌われるのがこわい」「働いても生活できない」「まじめに生きてきたのに」…。競争が煽られ、効率性が求められる一方で、「場の空気」を読むことも要求される。心の余裕がどこか失われた現代社会の中で、人々の抱える「悩み」の中身も変わってきている。現代人の「悩み」の背景を丁寧に解きほぐし、どう向き合うかを考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 本の紹介より

    競争が煽られ、効率性が求められる一方で、「場の空気」を読むことも要求される。心の余裕がどこか失われた現代社会の中で、人々の抱える「悩み」の中身も変わってきている。現代人の悩みの背景を丁寧に解きほぐし、どう向き合うかを考察する。


    人の心のありようと社会の在り方は、確かに密接に関係していると思います。「新型うつ」などの解説してきた香山さんが、過去では個人の悩みの対象とならなかった関係性も今は重大な悩みへと変化している事象を捕
    え、現代の「悩み」の正体を解きほぐしています。
     
    読み進めながら自分自身を振り返ると、同じような局面で解けない重石を背負っていたことにも気づかされます。

  • やりがいや自分らしさとは、その人が今置かれている状況によって大きく変わるもの。
    この部分にはとても共感した。
    自分を含め、今の若年層はネットを使って多くの人に関心を持ってもらえる機会が増えた。
    だからこそ、就職してコツコツ仕事を覚えて一人前になるまでの努力が無駄のように思えて仕方がないのかもしれない。
    やりがいなんてものはあまり考えず、まずはがむしゃらになることが大切だと感じました。

  • 常に世に悩みの種は尽きない…のだが、社会が新たに蒔いた悩みの種というのもあるのではないか。

    効率だけ(見かけの数字)を求めるだけで意味を読み違え、その犠牲となった人たちの悩みなどがまさにそうだ。

  • S141.6-イワ-R1068 000491647

  • <閲覧スタッフより>
    誰もが悩みを抱えて生きている。しかし現代人の悩みは、昔の悩みと中身は変わっている。現代人の「悩み」とその正体・背景を精神科医の著者が考察。現代人の「悩み」は果たして「悩む必要のある悩み」なのか考えさせられます。
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    所在記号:新書||141.6||カヤ
    資料番号:20086385
    --------------------------------------

  • 悩みにならなくて良いことに悩んでいる人がいる。悩みを生み出す社会が悪いのではないか。事故責任の感覚が強すぎるのではないか。
    自分が悩んでいることが不当な悩みだとわかったら、今まで悩んだことは無駄だったかと寂しくおもうかも。

  • 請求記号:S2168
    資料ID:50044808
    配架場所:図書館1階東館 テーマ展示

  • ちょうど深い悩みを抱えているときに読んだので、色々共感できる部分や気づきを得る部分もありました。
    ただ、他人に勧められるか?といえば、そこまで自分を魅了しなかったのも事実です。
    ちょっと悩んでいるとき、悩みを解消しつつある時に読むと気持がちょっと落ち着くと思います。

  • 悩んでない人なんていなくて、それに大きい小さいなんてなくて、主観が全てになりがちで。自分が欲しい言葉しか受け付けない、そうじゃなくて、他人からの客観的な例え都合の悪い言葉だとしても受け入れなくてはな、と思った。

  • 現在の悩みは、昔だったら悩みにならないものだったのではないか?その悩みは、本人の責任ではなく、社会の構造、社会の問題のために悩みになっているのではないか?というのがこの本の語るところ。

    複数の章に分かれて書かれているので、読みやすい。
    その中で、「忙しく働いていないと不安だ」の章が、自分を見ているようでヒヤヒヤした。
    また、女性の結婚、出産のくだりは、実際に会社で見かける事柄であり、この本を著者が書いた時(2007年)と、まったく進展していないな。。と、思わずにいられなかった。

    読みやすさからいったら、星三つ以上なのだが、私の読み方が悪かったのか?解決策らしきものを得ることがあまりなく、症例を扱ったものという印象があったので、二つにした。

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著者プロフィール

精神科医・立教大学現代心理学部教授。
 1960年7月1日北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。
 その後も臨床経験を生かして、新聞、雑誌で社会批評、文化批評、書評なども手がけ、現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが、テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。

「2018年 『身近な人が「うつ」になったら読む本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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