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- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004310686
感想・レビュー・書評
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現代社会が生み出す社会構造・家庭環境、価値観の多様化の中で「悩み」が複雑化している。 人間関係、仕事、家庭、老いなど、カテゴリー分けしたうえで、個々に属する悩みの例を紹介・説明し、著者が自身の精神科医としての経験を元に悩みの本質の検証、対処法の示唆をしている。
各々の項目に対する結論がもう少し明確な示唆になっていれば良かったのだが、検証で終わっていたり自分の感想で終わっていたりする部分が多々あり、個人的には少々期待はずれであった。
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精神科医である著者が、おとずれる患者から透かして見える社会を描いた本。あいかわらず「岩波新書」でいいのかという感じの力の抜け方ですが、そこがらしくていいですね。図書館予約数は12(07/06/07現在)です。
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人は「正義の立場を主張することで自分は正しく安全だと確認しようとする」自己防衛の心理が働くから、他人の失敗に対して過剰なまでの攻撃を行うのだそうだ。他にも、読んでいて「なるほど」と思う点がたくさんあった。