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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004310839
みんなの感想まとめ
戦争の歴史と観光開発が交錯するグアムの実態を描いた作品で、読者は知られざる日本との深い関わりを知ることができます。「戦争を埋め立てた楽園」というサブタイトルが示すように、観光地としての華やかさの裏にあ...
感想・レビュー・書評
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YM5a
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●サブタイトルの「戦争を埋め立てた楽園」とあるように、戦争の歴史を忘れて観光開発で発展していったグアムの歴史が描かれている。
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知られざるグアムと日本の深いかかわり、「リゾート」の陰に隠れた現地の人々の暮らしと切実な願い。
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グアム旅行前に読んでよかった。
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「ハワイよりちょっと安いリゾート」というイメージに埋没した日本との関係史をひもとくための最初の一冊。
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めったにいくことのない出張先になったので、どんなところなんだろうと手に取った本。日本人が毎年100万人近く旅行するこの小さな島の歴史、知ることができてよかった一冊。
横井さん発見で改めてそうだなと思いましたが、戦時中は日本が占領していた島(大宮島)でした。その前はスペイン。
戦後は日本資本による観光開発が進み、かつての戦争や侵略の歴史、現地文化などは意も介さず、ごく小さな地域に資源が集中投下されて、商業施設、宿泊施設が建設される。その裏では、ホテルにいると微塵も感じない停電など、社会資本の整備は置き去り。
占領時の歴史は現地に残されている資料を丹念に追うだけでなく、当時に生きた方々にインタビューもしている。
また、戦後のグアム観光開発の歴史を詳しく解説していて、観光社会史としても秀逸。
観光産業に少し足を踏み入れている身にとって、ビジネスを進める上で必要ないことかもしれないけど、こういうことを知ったうえでビジネスができるとリスペクトされるようなビジネスにつながるのだろうか。 -
新書で読みやすく、内容も知らないことがたくさんあり、読んでよかったと思える本だった!
去年観光でグアムを訪れた時にラッテ公園の防空壕を見て、その生々しさに驚いたが、
グアムには他にも戦争の痕跡を感じさせる場所が未だ多く残っている。次回訪れる際はこの本の内容を思いだし、グアムを違った視点で見てみたい。
巻末のガイドも参考になった。 -
グアムに対する歪みを感じたことから手にとった。日本人の知らないグアムの歴史、現在の問題が事細かに調べられている。日本人にとっては、沖縄と同じくらいグアムのことを心配する必要があると感じた。詠み終わってから略歴を見て驚いたが、筆者の山口誠氏と同い年だった。我々の世代から、グアムに対する日本人の考え方が変わっていくことを望む。
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夏休みにグアムに行ってきた(PIC)。
事前にこの本を読んで,グアムの歴史,とくに大宮島だったころ(わずか3年)の歴史を心にとめて出かけた。とはいえ,4歳と3歳の娘を連れた家族旅行。戦跡を巡るでもなく,ホテルのプールとビーチ三昧。でもビーチにはトーチカ(旧日本軍が米軍上陸に備えて築いた機関銃陣地)が人知れず残っていたのは読んだ通りで,中に入ってみると,銃眼?から海が見えた。長女は怖がって来なかったけど。 -
タイトルから言って、日本軍と現地人との惨劇や、玉砕の話かと思ったら、それだけじゃなく、10万人いた現地人が1500人まで減少したスペイン統治時代から、平均年齢28歳、死亡率が日本の半分になった今のグアムの問題まで書かれてまして、大変興味深い。再来月グアムに行くのに、かなり参考になりました。
「グアムなんて、海しかないつまらない島」と、言っているどっかの偉い人にも読んでいただきたい感じ。 -
課題の本がこれで、読んでみたら図表が思ったよりも多くて読みやすかった。
興味がなかったのでグアムはリゾート地、という一般的な見識しかなかったけれど、この本を読んで行ってみたいと思うようになった。好きな日本史が絡むからかもしれないけれど。
ひとつのものを色々な角度から見ることは必要。 -
「戦争を知らない」世代だからこそ書ける、あの戦争、の本。
大東亜戦争を肯定するでもなく、弾劾するでもなく、冷静に見つめるまなざしがあります。
グアムに行きたくなりました。
「ビーチで泳いでショッピング」なんて旅はもう絶対にできないけれど。 -
明日からグアムで仕事です。
グアムは昔、大宮島といわれていた。戦争地でかなり激しかった。横井さんはずっと潜んでいた。今は立派な観光地。初グアムなのでわくわくしています。戦争に関わった日本人、チャロモ人、各位に合掌。 -
とても衝撃をうけた一冊。
以前グアムに行ったとき、自分は何を見てきたのだろうと、本当に愚かな気持ちになりました。
「日本と同じだ」なんて日本人が口にすべき言葉ではないのです。
グアムが日本の植民地であったこと。
多くの被害者を生み、「日本と同じ」「楽園」となることで、その傷跡は隠れているように見えるけれど、決してそれは消えていません。
そして今でも、私たち日本人観光客の滞在が、現地の人々を隅に追いやっているということを、知らなければならないのです。
日本人であるならば、グアム=観光地で済ませておくべきではないのですね。
もっと早くこのことを知っていたら、私は現地で全く違うことをしたでしょう。
悔しいです。
たとえ旅行であっても、どこかに出かけるとき、必ず現地の歴史や事情をきちんと勉強しなくては。
またそれが海外であれば尚のこと、日本人として、自分が現地においてどのような立場の人間であるかということをわきまえておくことが、相手国に対する礼儀なのだということを知りました。
もちろんそれは日常の諸事に関しても同じこと。
そんなふうに自分を省みることのできる、大切な一冊との出会いです。 -
やはり、ガイドブックに関する章が1番おもしろい。
でも正直、なによりも、この膨大な歴史と情報量を読み手に分かる形にしたという点に脱帽。 -
グアムが太平洋戦争中「大宮島」と呼ばれた日本領土だったこと、今でもアメリカの「領土」ではあるがどの州にも属さない、つまり大統領選挙に参加できない事実上の植民地(「未編入領土」Unincorporated Territory)であることなど、知らないことだらけ。その日本人がなぜ「知らない」ようになったのかの分析も含めて、目からウロコが落ちっぱなし。
日本軍のトーチカと、結婚式用のチャペルとがほとんど同じ場所にある、なぜかというと「眺めがいいから」というのには、笑い事ではないが笑ってしまった。
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