- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311065
感想・レビュー・書評
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東京写真美術館へ向かう道すがら読了…
唐突なようなんだけど、写真をもうちぃっと
意識してみたくなったのだった。
SNS、携帯などなど、写真に満ち溢れている昨今だし…
本書の冒頭にはこのように記されている…
ー写真はまさに空気や水のようにいつのまにかそこにあって、
われわれは当たり前のようにそれを享受している。
写真の持つ重要な意味、本当の魅力や面白さが、
きちんと伝わってるのかといえば、
そうでもないように思うのです。
本書は写真の愉しみを見る、読む、撮る、集めるの観点で
つまびらかにしてくれる…素人のボクも、
ちょっと写真展でも開いてみようかしらん…
なんて思っちゃうから不思議だ。良い入門書だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真を見る愉しみ、読む愉しみ、撮る愉しみ、集める愉しみ。写真展は写真家の生のメーセージに接する良い機会。作者と会い話もできる。写真に何が写っているかだけでなく、(それ以上に)写真家がどんなものの見方をしているか、その世界観、人生観、死生観を感じよう。写真集と言う書物。写真を撮るなら自分のテーマを持とう。例えば私写真を撮ることで新たな「私」を発見する。これまで撮ったことのない被写体にチャレンジしよう。いつも新鮮な気持ちで撮り続けよう。被写体を「見ること、観察すること、そして考えること」
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写真初心者の1冊目として
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写真評論の第一人者が、写真との「見る」「読む」「撮る」「集める」という多様な関わり方のを解説。
写真ギャラリー・美術館ガイド、参考図書など、視野を広げるために最適の入門書。 -
写真を楽しむことについて
「見る」「撮る」「読む」「集める」という観点でまとめた本。
とてもわかりやすい本だけど、
今読むとわりと知ってることが多いかも。
新しい発見もあったけど。
たぶん写真をはじめたころに読んでたら
遠回りせずにけっこういろいろできたかもしれない。
でもその遠回りが無駄とは言い切れない部分もあるので、
まあ別にそれはそれでよいのかも。 -
写真を愉しむ、という題がついたこの本は、その名の通り「見る」「読む」「撮る」「集める」という4視点から写真評論家・飯沢耕太郎が捉えた写真の愉しみ方がまとめられている。
あくまでも作品としての写真の捉え方である故に、所謂「上手な写真の撮り方」の指南書ではない。
写真の入口を多方向から示した一冊であるため、少し物足りない感も否めないが、タイトルの付け方やら写真集の分類など、成る程と唸る部分が散りばめられている。
巻末の必須写真集や参考資料、全国のギャラリー紹介など、凄く丁寧だなあと思われる。
写真をはじめて行き詰まったときに開くと、活路が見出だされるやもしれない。 -
デジタル時代になった写真だが、モノクロ時代のアンセル・アダムスの素晴らしい写真は今だに凄いと思う.本書は写真に対する基礎的な概括だが、おさらいの意味で楽しく読めた.
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撮るだけではない写真の楽しさが分かる本です。
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写真はコミュニケーションツールであることを再認識させられた。自分をオープンにできるようになりたい。