歌仙の愉しみ (岩波新書)

  • 岩波書店
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本棚登録 : 28
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004311218

作品紹介・あらすじ

当代随一の詩人、歌人、小説家が揃って、一巻三十六句の調べを織りなす。古きよき歌ことばから現代語まで、とっさの受けは縦横無尽。滑稽とみやびの丁々発止が、古来うけつがれてきた歌のかたちを生き生きと現代によみがえらせる。独吟ではない「座の文学」の愉しさを存分に教えてくれる、恰好の俳諧入門。

感想・レビュー・書評

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  • こんなじーさまになりたい。

    蕎麦屋の二階で酒を飲みながら
    仲間と連句。
    連句とは五七五と「長句」をつけたら
    次が七七の「短句」をつけ、
    これを交互に繰り返す。
    歌仙にちなんで36句。

    何句目と何句目は
    月、花を読むという縛りもあり。
    (「月の定座」「花の定座」)

    源氏物語を下敷きにしたかと思うと
    食べ物やら、生活感たっぷりの句で返す。
    丁々発止。
    豊かな文学の世界を垣間見た。

  • 171216 中央図書館
    おっさんの宴会芸を見ているような気もする・・。

  • S911.38-イワ-R1121 200024297

  • 流石に色々な言葉を知っているものなのだなぁと感心。こういう事を考えながらつけていくのだと勉強になった。
    何よりも3人がお互いの句を褒めあっているのがいい感じ。
    芭蕉の七部集あたりを、こんな感じで解説してくれる本が無いかな。

  • [ 内容 ]
    当代随一の詩人、歌人、小説家が揃って、一巻三十六句の調べを織りなす。
    古きよき歌ことばから現代語まで、とっさの受けは縦横無尽。
    滑稽とみやびの丁々発止が、古来うけつがれてきた歌のかたちを生き生きと現代によみがえらせる。
    独吟ではない「座の文学」の愉しさを存分に教えてくれる、恰好の俳諧入門。

    [ 目次 ]
    鞍馬天狗の巻
    夜釣の巻
    YS機の巻
    ぽつねんとの巻
    大注連の巻
    焔星の巻
    海月の巻
    まつしぐらの巻

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

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    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • もう何回も読んだのに、 寝る前とかにまた読んじゃう本てありますが
    そこに『歌仙の愉しみ』が仲間入りです。


    大岡信と丸谷才一と岡野弘彦が、 そば屋の二階でお酒を飲みながら巻いた歌仙をまとめたもの。

    一番手が五七五で発句を詠んだら二番手が七七、
    三番手がまた五七五で詠んで四番手が七七…


    という風に、全部で三十六の句を順に詠んでいくのを歌仙というんだそうです。
    この発句だけ分離して俳句になったんだって。

    好みだ~

    前の句を受けて作るけれど ここから三句は秋の句、とか
    ここは月を出さなきゃいけない、 ここでは恋をだしちゃいけない、とかのきまりもあるらしいので
    すっごく頭使うしひらめきも必要みたい。
    いろんなことを知ってないとすぐ詰まりそう。

    わたしもそば屋の二階で一日かけてこういうのやってみたい!
    と思いました。

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著者プロフィール

1931(昭和6)年、三島市生まれ。詩人。歌人大岡博の長男。父と窪田空穂の影響で、沼津中学時代に作歌・詩作を行う。一高文科から東大国文科卒業。在学中に「現代文学」、卒業後「櫂」に参加し、「シュルレアリスム研究会」「鰐」を結成。読売新聞外報部勤務を経て、明治大学・東京芸術大学の教授をつとめた。詩と批評を中心とした多様な精神活動を行い、また連歌から発展させた連詩を外国人とも試みている。日本芸術院会員。
詩集―「記憶と現在」「春 少女に」「ぬばたまの夜、天の掃除器せまつてくる」「旅みやげ にしひがし」「丘のうなじ」など。
著書―「折々のうた」「新折々のうた」など多数。

「2016年 『折々のうた 春夏秋冬・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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