- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311300
作品紹介・あらすじ
「私にとって、落語は人生の教師役、寄席が最高の教室だった」。そう述懐する著者が、出会いと別れの明暗、機知に富む会話、愚かしくも愛すべき人間像など、人の世の諸相と人生の知恵を数々の落語の中に探り、柔らかな筆致でつづる。落語に精通する著者にして初めて可能な、生きることの意味を笑いの中に照らし出す異色のエッセイ。
感想・レビュー・書評
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プロの書き手に失礼ですが、文章上手いですね。豊富な知識をさりげなく披露し、子供から大人まで誰が読んでも著者の伝えたいことはいってきますね。こういう文章を書きたいですね。内容は志ん生師匠のいう「こういうことはあんまり学校じゃ教えない」をベースとして、日常生活でおきる様々のことを落語を通して著者の想い出ともに書かれたエッセイです。学校で教えないこと、落語の魅力が十分伝わる1冊でした。
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<閲覧スタッフより>
「落語」とは?
江戸中期に始まった庶民的な話芸。人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。
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所在記号:新書||779.1||ヤノ
資料番号:10185913
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著者の幅広い落語の知識が人生経験と相まって、読者の心に沁み込む。
文化史としての楽しみ方も得られた。
新書ならではのゆったりとした気持ちで読める良書と感じた。 -
その一遍のエッセイを
読みながら
そこに登場する
「落語」を思い起こし
「噺家」の口調を思い出し
今をいきていることを
しみじみ考えさせてもらえる
好著です -
落語の登場人物から人生訓を学ぼうというもの。少し軽すぎるが、寝る前に良い。
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読みにくい。
落語調で期待させておきながら、あまり落語の話ででない。
自身の思い出話をつづったエッセイに近いのでは、と思った。
ただ江戸後期の落語以外にも、明治の新作、大正、昭和に創作されたいろんな話があった。
いま思えば、古典というのは昔の時事ネタだし、今の創作落語も古くなれば、古典になるのかもしれない。
ただ、創作落語の時代設定が江戸とか、昔に設定されていることが多く、それでいいのだろうか、とも思った。 -
志ん生曰く「こういうことは学校では教えない」そういうことを、わかりやすくまた身近な出来事にからませつつ、綴られている。本当に落語って人生そのものだなぁ。
著者プロフィール
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