子どもが育つ条件: 家族心理学から考える (岩波新書 新赤版 1142)
- 岩波書店 (2008年7月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311423
感想・レビュー・書評
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戦前と戦後の親の心理状態の違いがよく分かりました。
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おとなが育つ条件とペアで読むべき.子供が育つためには,大人が障害育つ必要性を訥々と説く.大人,特に男親には耳の痛い話である.
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親は、子を授かるのではなく、つくるもの。
と言う考え方に変わってきた.それにより、親と子の関係も複雑に変わってきた。
続けて、
『親と子の愛情と戦略』も読破。 -
子どもを育てる!と考えるのではなく、
子どもは育つもの!、大人も育つもの。
子どもに先回り押し付け教育をするのではなく、
子どもをよく見、なにを求めているのかを感じ、見守る心の余裕をもちましょう!
そのためには社会的な制度を整えていくことも大事だし、
親が一人の人間として仕事だけ!子育てだけ!になってしまわず、自分の生活や生き方の満足度を高めていくことが大事だね^^という本!
大人が子どもに!とついつい考えてしまうけれど、
一緒に生きていくということを考えようと思わせてくれた。 -
意欲のみ必要なんだ・・・
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仕事、家庭、どちらも大切。大切にしたい。
でも両立できるのだろうか・・・?
という女性が生き方を考える時の、手助けをしてくれる一冊だと思います。 -
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子どもが育つ条件というタイトルだけど、内容は「少子良育戦略」となった現代社会と先行教育の現状、晩婚少子化の原因、夫と妻の関係、そして社会の変化、労働時間、非正規、保育園への偏見などなど子どもを育てにくい状況にまつわる話もりだくさん、つまりは殆ど少子化の話。こりゃー女性は産む気になれないよね、という感じ。重要な点は、仕事と家庭の両立の問題が、現状では殆ど女性だけの課題となってしまっていること。
あと、親がどんなにしつけとしてあれこれ言っても子どもはまわりをよく見て、まわりの真似をする。親をよく見ているよと。←うわ、だめだ~と感じた…。
子どもがどう育つかを全て親の育て方次第と考えがちだが、子どもはそんなもんじゃないとも。あれこれこうやって育てようと考えても、子どもはその子の個性と得意不得意によって自分で勝手に育っていくのだ。まさに、俵万智さんの「親は子を 育ててきたと言うけれど 勝手に赤い畑のトマト」だなぁ。