四国八十八カ所 カラー版: わたしの遍路旅 (岩波新書 新赤版 1151)
- 岩波書店 (2008年9月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004311515
作品紹介・あらすじ
日本縦断徒歩の旅をやりとげた戦場カメラマンが、今度は四国遍路へ。それは、戦渦に巻き込まれた人々、とりわけベトナム・カンボジアで斃れたジャーナリストらへの鎮魂の旅でもあった。途中、心筋梗塞に襲われつつも、危機をのりこえて結願を達成。生命の重さと向き合った日々を、四季の鮮やかな写真とともに伝える。写真約二〇〇枚収録。
感想・レビュー・書評
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柚月裕子さんの『慈雨』に、四国八十八カ所の遍路旅のことが書かれており、ちょっと興味を持っている。
そこで、この本を手にしてみた。
この本の著者は1938年生まれ。
遍路旅は2006年に開始されたようなので、著者が68歳位の時に開始したことになる。
著者よりも若い自分には、大きな勇気をいただいた。
やる気になれば、自分でも出来るのではないかと。
88頁まで読んで、図書館に返す。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<覧閲スタッフより>
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所在記号:186.918||イシ
資料番号:10186804 -
戦場カメラマン?の石川文洋氏のお遍路記録。ベトナム戦争(カンボジア含む)の取材仲間の慰霊の旅。ところどころで取材仲間の活動と死亡(行方不明)の情報が挟まれるが,基本は旅日記。黙々と歩くと自己との対話が行われやすい。また,お遍路は距離が長いので自然の変化(短期長期)や海山里の風景の変化などが生じ,より自分の意識化,自分と自然の対比,生きていることの不思議(生と死の一体感)などを考えやすいのだろう。登山はその簡略版。ただ歩くだけだと目的を見失うので寺を回る仕組みを入れ,接待による功徳という沿道の人も巻き込む仕組みを入れたのは慧眼。ある種の消費拡大の経済政策にもなっている。全国にいろいろ遍路道はあるけれど,弘法大師空海というネームバリューは大きいな。
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2021年1月期の展示本です。
最新の所在はOPACを確認してください。
TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00248163 -
<閲覧スタッフより>
戦場カメラマンで、日本横断を遂げた著者が次なる目的とした「四国のお遍路の旅」はベトナム・カンボジアで儚くも散って逝った同志への鎮魂の祈りを捧げる旅でもあった。遍路の旅らしく、出会った土地の人々のささやかな息遣いや温かみが感じられる。また同時に、のどかに残り続ける自然に対する敬意と、日本の四季折々の断片、平和への想いなどが溢れ、大変感慨深い一冊です。著者と共に遍路の旅へ…!
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所在記号:新書||186.9||ISB
資料番号:20091489
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三葛館新書 186.9||S
四国お遍路の途中に急性心筋梗塞で心臓が停止するという病に襲われながらも生還し、2年をかけて旅をやりとげた著者の旅の記録です。お遍路のきっかけはカンボジアの戦争によって亡くなった、日本人ジャーナリストたちの慰霊のためだったそうですが、それに加えて自らの病からの生還という体験を通し命の大切さを改めて知る旅になったと書かれています。平和であること、命あることへの感謝の気持ちが伝わる一冊です。
(ゆず)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=52393 -
生協で見かけたときから気になっていて、早稲田通りの古本屋に置いてあったので購入。
写真家石川さんの歩き遍路の記録。
自分が実際にまだ歩いてないところの部分を読んでしまうのも勿体ないので、なかなか読み進められず。