金融商品とどうつき合うか: 仕組みとリスク (岩波新書 新赤版 1165)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004311652

作品紹介・あらすじ

アメリカ発金融危機の影響が瞬く間に世界に広がり、地道に働く庶民にとって、将来不安は募るばかり。そんななか、金融トラブルに巻き込まれる人があとを絶たない。被害に遭わないために、まずどんな知識が必要か。そもそも普通の人々にとって「投資」とは何なのか。原点に立ち返り、「リスク」を見据えることから考察する。

感想・レビュー・書評

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  • 世界の金融危機、身近な金融リスク◆金融リテラシーの時代◆金融知識を身につける◆金融商品を見分ける◆社会人のための金融教育

  • * 読了日20180707
    * 入手日20180704
    * Amazonで購入した。

    # 読書メモ
    * さまざまな金融商品や金融機関の問題点がわかる。
    * 文体はかため。
    * 岩波新書の装丁は、開きにくく読みにくい。

  • ちょっと古くなってますが、コンパクトにまとまっています。今でも問題点を理解するのに役立つ。

  • 「仕組みとリスク」のサブタイトル。リーマンショック直後の本。オプションの説明と投資信託や様々な証券化商品のリスク、手数料を意識する重要性、金融教育の必要性などが説かれている。基本を理解するのに良い本だが、図はちと分かりづらい。

  • これまた金融初心者向けの本です。
    とは言え、全く金融業界に無関係な人より、金融業界新入生とかに
    読んで欲しい本です。金融商品がどうあるべきか。という点も大きいので。

    日本人は金融知識をもっと身に着けましょう。という話を、
    世界の金融教育と比較して論じてます。

    また、金融商品の売る側の儲けの仕組みなんかも書いてあります。
    要するにうまい話はないし、プロの力を借りるってことは金がかかるんです。

    そんなどっかで読んだ話が多かったですね。

    収穫としては
    モーニングスターというサイトの存在を知ったこと。
    http://www.morningstar.co.jp/
    投資信託の評価がされてて、参考にできます。

    シャープレシオという言葉を知ったこと。
    リスクの指標としてわかりやすい。

    最近は重複するとことも多いが、まだまだ全然無知だなぁと思う。

  • 090531

  • 金融とは何か。そこまでさかのぼってから説明をしてくれているので、とても親切な一冊である。個人投資家はなぜ損をするのか。その理由は、投資という行為の仕組みを知らないからだ、とのこと。売り手は善意でやっているのではなく仕事、むしろ任務としてやっている。だから、買い手をカモにしてでも利益を出さなければいけない背景がある。そういった背景を踏まえないで、言われるがままに投資を行ってしまう人が多いという現実がある。そんな現実を踏まえ、この著書は書かれている。なぜ個人投資家は、仕組みを知らないのか。それは、日本の教育課程上、金融に関する学習が全くなされてこなかったという事実に至る。ゆえに、これからの社会を生きる上で金融リテラシーを身に付けて欲しいという著者の熱意が伝わってくる。最後に、社会における金融や投資の意義が書かれている。この著書では、ベンチャー企業へお金が回ることを書いている。この説明が金融を知る上で最も大事なことだと感じる。

    「ノーロード投信」と言われる、販売手数料がゼロの投資信託があるが、期中の手数料である信託報酬が割高に設定されるケースが多く、注意が必要とのこと。

  • 金融商品の仕組みとそれを利用する際に必要なリスクについて
    わかりやすく解説されています。

    「リスク」を適切に認識できなかったために格付け信用が
    崩壊したサブプライム問題のしくみや、
    現在の経済社会にあふれている金融商品の現実を知るには
    もってこいの本ではないでしょうか。

    資産運用を始めようとする人向けの本のようですが、
    そうでない人も騙されないように呼んで置くといいかも。

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