ネイティブ・アメリカン 先住民社会の現在 (岩波新書 新赤版1172)

  • 岩波書店 (2009年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004311720

みんなの感想まとめ

歴史の視点を変える力を持つ本で、特に1492年のコロンブスによる新大陸発見から始まる侵略の歴史が描かれています。読者はこの作品を通じて、アメリカ大陸の歴史を新たな角度から理解することができ、特にネイテ...

感想・レビュー・書評

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  • 1492年、コロンブスの新大陸発見から
    この大陸の侵略の歴史が始まった

    ずいぶん昔に読んだものなので
    はっきり覚えてはいないけれど
    その時から、「アメリカ大陸」の歴史の見方が
    変わりました

    それと
    すっかり大人になってから
    ネイテイブアメリカンのフルート奏者と
    出逢ってから
    その音 と 語られるお話し に
    魅せられてから

    あらためて
    アメリカ史 と アメリカ
    を 見る目が 変りました

  • #2024年に読んだ本 52冊目
    #9月に読んだ本 5冊目

    アメリカって酷い国ねぇ…

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705813

  • 東2法経図・6F指定:B1/4-3/Shoji

  • 新書文庫

  • (後で書きます。良書。参考文献表あり)

  • 読んで良かった・・・・すごいつかれたけど。

  • 仕事で読む必要を感じた本。読む気があるうちに手に入れて読まなければ積読になってしまう・・・

  • アメリカ先住民について、簡単に歴史を振り返りつつ、
    現在置かれている経済的、社会的な状況を概説した一冊。
    先住民と言えど境遇は様々であるが、
    それぞれに一筋縄ではいかない問題を抱えており、
    アメリカの持つ矛盾が感じられる。
    語り口も分かりやすく、日常では触れる機会の少ない
    アメリカ先住民に関する入門に適している。

  • 著者は1972年生まれ。フィールドワークでずっとネイティブ・アメリカンを研究してきた著者の書。現在も続く差別的、植民地主義的な歪んだ歴史観の検証と、その対極にある先住民の抵抗と自治権の主張、将来への希望を願って本書を書いたという。ふと、外来種に駆逐される日本原種のタンポポとかメダカとかを連想してしまった。最後に、アメリカ政府が、いつの日かきちんと先住民に「家賃」を支払う日がくることを祈りつつ・・というのが印象的。

    奥付の経歴を見ると、カリフォルニア大学バークレー校ネイティブ・アメリカン学部卒。同大学院でネイティブ・アメリカン修士修了。アメリカにはこういう学部があったのか。日本ならアイヌ学科とでもいうべきものだろうか。日本に学科として存在するのかふと思った。

  • ネイティブアメリカンが、240万人いるとのこと。
    アメリカ文化を復興できるかどうかが、アメリカの起死回生の一発だと思った。

    アメリカこそが、地球最後の辺境のはずだから。

  • 環境文学・文化演習にて

  • フロンティア精神は先住民のアメリカ化という悲劇をもたらした。大地と自分たちの言語を持った人々からそれを奪い、文明化させることが幸福をもたらすとの考えはキリスト教世界の驕りだ。

  • ●内容紹介
    土地を奪われ、排除と同化を強いられてきたアメリカ先住民たちは、今もなお社会の最底辺で困難な生活を送っている。彼らは何を求めているのか。苦境を乗り越えるために始めた廃棄物処理場の誘致やカジノ経営は、部族社会に何をもたらしているか。先住民の歴史・文化・社会を見ることで、アメリカ社会が内包する闇を浮かび上がらせる。

    ●目次
    第1章 ネイティブ・アメリカンとは誰か
    第2章 先住民の国家
    第3章 追われゆく先住民
    第4章 民族自決への道
    第5章 つくられる先住民像
    第6章 負の再生産
    第7章 「辺境」からの挑戦

  • アメリカ先住民社会を取り巻く現況を、そこに至る経緯をひもときながらコンパクトにまとめている。'04のアメリカン・インディアン博物館の設立や、'07に失職にまで至ったコロラド大学ワード・チャーチル教授へのバッシング騒動など近年の出来事も紹介。

    自分のリベラル度を誇示したい人たちのワナビー現象についての解説は、映画『アバター』の構造にも当てはまる。

  • 私は『ネイティブ・アメリカン ―先住民社会の現在』という本を読んでみてインディアンの身に起きた侵略・虐殺・植民地化・同化政策のことに関心が深まった。インディアン達先住民はすべてにおいて被害者であり、幸せとはほど遠い生活を送っていた。特にこの書籍の第5章の内容ではインディアンに対して良くないイメージが浸透してしまい、勝手に悪役化されてしまった。そして、偏見かつ皮肉っぽく「レッド・スキンズ」と呼んだり、白人はインディアンのことを見下した言いかたをずっとしてきたことがわかった。
     私は、『ネイティブ・アメリカン -先住民社会の現在』を読むに値して民族と社会の授業を履修しているおかげでこの書籍の内容を理解することが出来た。授業のなかで学んだことが本にたくさん記載されていてとても読みやすいものであった。ただ、先住民の住む居留地にも小さいが国家があること、部族政府が設置されていること、貧困のなかで「アメリカ化」していることや先住民社会で深刻な疾病の糖尿病問題のことをこの本を通して知ったことも多かった。すべては先住民社会の伝統を守るためにインディアン達が彼らなりに知恵を振り絞ったものだと思った。
    先住民達が作った「伝統食」のフライ・ブレットも先住民が生き残るために栄養価が高くなるよう作られた知恵だと思うし、それが現在でいう日本では、「揚げパン」という食べ物として浸透していてこの食を考えた先住民は過酷な生活のなかでとても素晴らしいなと思った。しかし、糖分・油が多いフライ・ブレットがかなり高いため先住民達が生活習慣病に悩まされたりしている。そのような意味では現在のアメリカ人の肥満化と関係していると考えられる。また、インディアンが暮らす居留地が産業廃棄物処分所とか刑務所として活用されていることを初めて知ったが、その居留地に賭博施設を営む先住民がたくさんいる。この影響でまたインディアンに良くないイメージがついてしまった。何故ここまでインディアンの印象を悪くする必要があるのか私には理解が出来なかった。
     最後の方の内容には、先住民のこれまでの歴史、起きた出来事や伝統を伝えるべく部族政府は部族幼稚園を設立して子供たちに教育を施して、学んだことを未来へと繋いでほしいという先住民たちの願いはとても素敵なことだと思った。いつまでも先住民の存在をなくすことなく次世代の子供達に受け継いでもらうことがいいのだと個人的にも最適だと感じた。

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著者プロフィール

鎌田遵 (かまた じゅん)

亜細亜大学教授。
1972年、東京都生まれ。高校卒業後に渡米。
以来、30年以上にわたって、先住民族やアメリカ社会においてマイノリティとされる人びとの社会運動、経済開発、環境問題などに関する研究に携わってきた。

カリフォルニア大学バークレー校 ネイティブ・アメリカン研究学科卒業。
同大学大学院ロサンゼルス校 アメリカン・インディアン研究学科修士課程修了。
同大学大学院ロサンゼルス校 都市計画学研究科博士課程修了(都市計画学 Ph.D.)
同大学バークレー校 社会変革研究所客員研究員(2009年〜2011年)

主な著書に『ぼくはアメリカを学んだ』(岩波ジュニア新書)『ネイティブ・アメリカン——先住民社会の現在』(岩波新書)、『ドキュメント アメリカ先住民』(大月書店)、『辺境の誇り——アメリカ先住民と日本人』(集英社新書ノンフィクション)など。

「2024年 『パリ その光と影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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