「戦地」派遣 変わる自衛隊 (岩波新書)

  • 岩波書店 (2009年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004311751

みんなの感想まとめ

国外派遣に関する自衛隊の変容を描いた本は、イラク派遣やインド洋での活動を通じて、当時の自衛隊の実態や政治との関わりを深く掘り下げています。批判的な視点から描かれた内容は、制服組の独自の思惑や、政治家の...

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  • 「「戦地」派遣 変わる自衛隊」半田滋著、岩波新書、2009.02.20
    238p ¥819 C0231 (2022.05.08読了)(2022.05.01借入)
    自衛隊の海外活動は
    1991年、掃海艇ペルシャ湾派遣
    1992年、国連平和維持活動(PKO)協力法
    2001年、テロ対策特別措置法(テロ特措法)
    2003年、イラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法(イラク特措法)
    と言う形で、実績と法整備を重ねて実施されてきています。
    この本は、主にイラク特措法に基づいて実施されたイラクでの自衛隊の活動がどのようなものだったのかを取材に基づいて記しています。
    2004年からの航空自衛隊のC130輸送機によるイラクでの空輸活動は、「イラクのための人道復興支援活動」ではなく「戦場における米軍兵站の一部」であり、違憲・違法である、と名古屋高裁で2008年4月に判決が出ています。
    法律では自衛隊の活動は「非戦闘地域」で行われるという事でしたが陸上自衛隊のサマワ宿営地は迫撃弾・ロケット弾攻撃を十三回受けていた。「非戦闘地域」であっても「安全地帯」ではなく「危険地域」であった。
    そのため、最初宿舎は布製のテントであったが一年以上かけて砲弾を通さない要塞のようなコンクリート宿舎を作り上げた。

    【目次】
    はじめに
    第1章 なし崩しの「戦地」派遣
    第2章 イラク派遣の舞台裏
    第3章 人道復興支援の実像
    第4章 変質するイラク空輸活動
    第5章 海を越える新任務
    第6章 米軍再編とミサイル防衛のゆくえ
    あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「日本に自衛隊がいてよかった」桜林美佐著、産経新聞出版、2011.09.19
    「憲法九条を世界遺産に」太田光・中沢新一著、集英社新書、2006.08.17
    (「BOOK」データベースより)amazon
    続発する不祥事や事故、揺らぐ文民統制…。その背景に何があるのか。インド洋、イラクへの派遣を通して、いま自衛隊は大きく変貌しつつある。派遣に至る政治的駆け引きの内幕や、知られざる現地での活動の実態を丹念な取材で克明に描き出す。米軍再編やミサイル防衛など最新の動向も踏まえ、変容の実像、ゆくえを追う。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705815

  • 2009年JCJ賞。

  • イラク派遣を中心に、国外派遣に関して変容しつつある自衛隊の姿を映し出す。
    当時の動きに批判的な立場からの書き方ではあるが、制服組が、独自の思惑で政治に働きかけるなどの動きや海外派遣の実態が見えてきて、期待した以上に勉強になる本だった。

  • イラクやインド洋派遣の話がメインで、当時自衛隊にそこまで関心のなかったおれが知らなかったことが多く、勉強にはなりました。他にも米軍再編やミサイル防衛の導入について。ただなんとなく面白味に書けてたな。

  • 政治家の事なかれ主義・・・
    張りぼての自衛隊、どうしたものか

    →政治決定に忠実に従うように見せながら政治を誘導し
    組織の維持・拡大を目指すのが制服組。

    →政府自民党は責任逃れ。

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著者プロフィール

1955年生まれ。防衛ジャーナリスト、獨協大学非常勤講師、海上保安庁政策アドバイザー。元東京新聞論説兼編集委員。元法政大学兼任講師。1992年より防衛庁(省)取材を担当。2007年、東京新聞・中日新聞連載の「新防人考」で第13回平和・協同ジャーナリスト基金賞(大賞)を受賞。

「2025年 『パラレル 憲法から離れる安保政策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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