キリマンジャロの雪が消えていく―アフリカ環境報告 (岩波新書)

著者 : 石弘之
  • 岩波書店 (2009年9月18日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312086

作品紹介

アフリカは雄大で変化に富む自然をもつ大陸であった。しかし、近年は温暖化などで急激に環境が悪化している。積雪量が減り、頂上の氷雪が消えようとしているキリマンジャロ。野生動物が食糧になって激減し、エイズの原因になっているなど、かつてない事態が起こっている。三〇年間かかわってきた環境研究者が語る最新レポート。

キリマンジャロの雪が消えていく―アフリカ環境報告 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • アフリカという国を見てみない振りをする…
    それはもうできないように思えます。
    地球がもしこの国を見ない振りをして
    崩壊するのだとしたらなおさらでしょう。

    私たちには今、何もできないように
    思えてなりません。
    しかしながら唯一できることは
    私たちが防ぐことができる事態を
    防ぐこと、それが何よりのできることなのかもしれません。
    そう、エイズを防ぐために…

    こうして生きていること
    それが幸せに思えてきました。

  • アフリカの環境についての実情がただただ書きつづられている本。
    エチオピアについて調べようと思って手に取ったのが本書を読んだきっかけ。
    結果としてエチオピアについてすごく詳しくなったわけではなかったので、目的とは多少ずれるのだが、非常に面白かったので★4つ。

    アフリカ。行ったことはないけど世界の矛盾を詰め込んだような地域だと思う。植民地として自治権がなかった時代が長く、独立したものの産業が発展しない。貧しい生活を強いられる人がスラムに住む。

    スラムに人々が行く理由は産業によるものだけではない。
    地球温暖化や持続的農業がなされていないことから環境破壊・砂漠化が恐ろしく進んでいることも大きな理由だ。

    日本の災害も大変だが、アフリカでは毎日が災害と言っても過言ではない状況。病気・飢餓が蔓延するアフリカにODAは有効なソリューションを提供できていない。

    諦めてはダメだから、考え続けないといけない。考え続けなくても常に頭の片隅に置いて僕らも生きていかなければならない現実。世界はそんなに広くはない。

  • 繰り返される干ばつと洪水、砂漠化、疫病の蔓延、人口爆発、政治腐敗、成功しない海外からの援助。アフリカが置かれている厳しい現実は好転する時が来るのだろうか。

  • [ 内容 ]
    アフリカは雄大で変化に富む自然をもつ大陸であった。
    しかし、近年は温暖化などで急激に環境が悪化している。
    積雪量が減り、頂上の氷雪が消えようとしているキリマンジャロ。
    野生動物が食糧になって激減し、エイズの原因になっているなど、かつてない事態が起こっている。
    三〇年間かかわってきた環境研究者が語る最新レポート。

    [ 目次 ]
    第1章 アフリカの豊かな自然
    第2章 キリマンジャロの雪が消えていく
    第3章 人口増加という名の時限爆弾
    第4章 都市の二つの顔
    第5章 干ばつか洪水か
    第6章 呪われた天然資源
    第7章 ブッシュミートと霊長類の危機
    第8章 大西洋をわたるサハラの砂塵
    第9章 カギをにぎる農業
    第10章 どうするアフリカの環境

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • アフリカの高まる人口圧は食糧、環境に深刻な影響を与える。
    スラムはエイズの温床である。
    干ばつの影響は経済、農業、生態系、水資源、健康に複合的に及んでいる。
    小泉首相はアフリカ訪問時にアフリカ問題の解決なくして、21世紀の安定と繁栄はない、日本もどうアフリカを支援していくのかが問われる、と演説した。

  • 地球環境におけるアフリカの現地の問題と、メディアが問題視しているギャップを記してある。日本人が想像できない負の連鎖になってしまっている問題を取り上げているが解決策が難しいと指摘している。経済的支援だけで解決する問題より現地人に根ざした解決策を打ち立てた方がよいと感じた。

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