長寿を科学する (岩波新書 新赤版 1209)

著者 :
  • 岩波書店
2.80
  • (1)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 33
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312093

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 背ラベル:493.185-ソ

  • S491.358-イワ-R1209   300045374

  • [ 内容 ]
    若いうちに老いる早老症という病気から老化や寿命の因子が追究され、百歳以上の人たち=百寿者からは長寿の要因が調べられている。
    超高齢社会に対応する新しい長寿科学は、現段階で何をどこまで解明できているのだろうか。
    加齢による身体と脳機能の変化、認知症やうつ、QOLの考え方などを説明し、あるべき社会の姿を考える。

    [ 目次 ]
    1章 押し寄せる高齢化の波(増える高齢者とそのスピード 高齢者グループの中身 ほか)
    2章 高齢者のQOL(QOLといわれるもの 高齢者のQOLを阻害するもの ほか)
    3章 長寿はどこまでわかったのか(早老症を追って 長寿の要件をさぐる ほか)
    4章 長寿社会をどう生きるか(長寿社会の光と陰 「生きている」から「生きていく」へ ほか)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 今日、日本では、長寿世界1である。これからは、高齢化社会となり若者が減り高齢者が増える世の中になる。百寿者の家系には長寿者が多い。生活環境としては農村が多いが教員、会社経営など知的職業も少なくはない。対比つにしては、体温が低い、血中インスリン値が低いなど。男女差については、現状では男性に比べて女性が圧倒的に多い。男女差で違いがおるのかは明らかにされていない。長寿の人が多くなる社会なのでバリアフリーなどを多く作っていけばよいと考える。

  • 『長寿を科学する』(祖父江逸郎、2009年、岩波新書)

    超高齢社会を迎えた日本が抱える現状を単に羅列した本。「科学する」と題打ちながら具体的な検討・考察がなく抽象的な表現にとどまっている。高齢社会の概観的な理解には役立っても、知識を深めたりすることには期待できそうにない書である。

    (2009年10月14日)

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1921年、名古屋市生まれ。公益財団法人 長寿科学振興財団名誉理事長および名古屋大学名誉教授、愛知医科大学名誉教授。
1943年、名古屋帝国大学医学部卒業後、海軍軍医学校での訓練を経て軍医中尉となり、戦艦大和に乗艦。乗組軍医としてマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に従軍した。45年1月に広島県江田島の海軍兵学校大原分校に転勤。8月6日の広島原爆投下の3日後に現地調査を行った。戦後は名古屋大学教授、国立療養所中部病院(現・国立長寿医療センター)の院長などを経て、99歳になった現在も現職(2020年11月現在)。1994年に勲二等旭日重光章叙勲。主な著書に『長寿を科学する』(岩波新書)、『天寿を生きる』(角川ONEテーマ21)、『軍医が見た戦艦大和』(角川書店)などがある。

「2020年 『この歳になってわかったこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

祖父江逸郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×