ぼくらの言葉塾 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 77
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312154

作品紹介・あらすじ

「言葉って、すごいなあ」。本当に強い言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。この本は、そんな心に響く言葉たちを、詩から、歌から、俳句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南します。詩が好きな人、詩をつくる人、詩を朗読する人はとくに必読!言葉の回路全開のねじめ先生が、パワフルに過激にスリリングに語ります。

感想・レビュー・書評

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  • 詩は自分が思っていたよりも、もっとずっと自由なものなんだなあ。おもしろい本です。

  • 言葉を大事にしたいとおもう。
    言葉をゆっくり選んで向き合いたいと思った。詩をもっとよんでみたいと思った。

  • ねじめ正一さんのやさしい言葉たち。
    小林一茶あり、甲本ヒロトあり、もちろん谷川俊太郎も。たくさんの詩に触れながら言葉のすごさを感じられる本。
    カラダの回路から入ってきた言葉の強さ。九九なんかもそれにあたるんだろうな、と読んでいて思った。言葉と体って離れているように思うけど、実はすごく深くつながっている。とうか、もしかすると言葉は体に支配されているのかもしれないと考えてしまった。

  • 請求記号:S2320
    資料ID:50053569
    配架場所:図書館1階東館 テーマ展示

  • 良さげな標題に目が奪われ,手に取りました。
    読み進むと期待通り。

    言葉を語るのに、詩を題材にしている。

    発見!自分の言葉
    言葉の関節を外す
    こわして作る
    声で遊ぶ
    詩の秘密
    子どもの秘密

    参考文献一覧を作成中

  • 詩を通した言葉の力を教えられる。著者の言葉に対する思いと情熱がストレートに響いてくる。真面目で誠実な人柄も素敵だ。引用された詩が素晴らしい。宮崎祐子さんの詩にまずガツンとやられてしまった。町田康、甲本ヒロト、石垣りん・・・。どれも秀逸。皆さんとの距離がぐっと縮まった。とりわけ石垣りんさん。本書を通して初めて知ったが、底知れぬ魅力を感じた。

  • 学校の授業でこのような詩の接し方を身につけていたら、きっともっと世界が広がっていたのかもしれない。

  • [ 内容 ]
    「言葉って、すごいなあ」。
    本当に強い言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。
    この本は、そんな心に響く言葉たちを、詩から、歌から、俳句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南します。
    詩が好きな人、詩をつくる人、詩を朗読する人はとくに必読!
    言葉の回路全開のねじめ先生が、パワフルに過激にスリリングに語ります。

    [ 目次 ]
    1時間目 発見!自分の言葉
    2時間目 言葉の関節を外す
    3時間目 こわして作る―カゲキな言葉
    4時間目 声で遊ぶ―朗読
    5時間目 詩の秘密
    6時間目 子どもの秘密

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 日本語ってこんなに面白い、ということに気づかせてくれる1冊。

  • 飛行機の中で。

    詩というメディアに対する不信感は、それが主観的な閉じたサークル内における価値観だけに依存して評価されているメディアのように見えるためだ。



    小説はなんだかんだでベストセラーがもてはやされる訳であるし、古典も歴史の選別を潜り抜けてきたという点で、芸術的かどうかに関わらず一定の評価軸が存在する。

    芥川賞、直木賞といった賞もあるが、少なくとも上述したような対抗軸があるうえ、そうした賞にもはやそれほどの権威があるとも思えない。



    短歌や俳句は人口に膾炙しているかどうかが最大の評価軸になっているように思うし、名句や名歌というのは普遍的に支持を得られうるように思う。



    それに対し、詩はベストセラーと呼べるほどの作品も見当たらないし、要は評価が人によってテンデばらばらに分かれうるから、メディアとしては未熟であるように感じる。

    そこで現れるのが芸術性というやつで、結局これを唯一のよりどころとしてがんばらなくてはほかに頼るべきもののないメディアなのだと思う。要するに必死なのだ。

    にも関わらず、詩の芸術性を述べようとする人間は、あたかも自分が芸術とは何かをわかっている人間かのように振る舞い、知ったかぶりを決め込むのである。

    必死になって説明しても理解されないことがわかっているから、あたかもそれが芸術であるかのような雰囲気を作り出すしかできないというのは、「裸の王様」と同じやり方である。

    しかしそれでは人々の共感を得ることは出来ず、現代アートと同様マイナーなメディアとしての地位を脱することは出来ない。



    となると必要なのは論理的に芸術性を説明することである。それも思い込みレベルでなく、説得力のある論理が必要だ。

    こういうとアートは論理では語れないという人間が必ずいるが、普遍性を与えるものは論理である。

    わかる人間にしかわからないのが芸術だというような態度は、自ら詩は芸術ではないと言っているようなものだ。

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著者プロフィール

東京都生まれ。詩人。詩集『ふ』によりH氏賞受賞。小説『高円寺純情商店街』で直木賞受賞。絵本に『ぎゅうぎゅうかぞく』『うがいライオン』(以上、鈴木出版)、『ぼくのおばあちゃんはキックボクサー』(山村浩二/絵 くもん出版)など多数。

「2018年 『ぼくのどうぶつえん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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