パンデミックとたたかう (岩波新書)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312192

作品紹介・あらすじ

燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。いま必要なのは、過度に恐れず、適切に恐れることだ。根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。

感想・レビュー・書評

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  • 科学知識の本というよりは公衆衛生学もしくは社会学的な考え方を示した本だった。物事は想定を外れて進行することが多いから、フェーズと予め決められた計画との対応付けの難しさは理解できる。

  • パンデミックって、よく映画であるようなああいうパニックのことと思ってたけど違うんだねえ。
    まあ確かに正しいことを言っても多くの人は聞いてくれないってのはそうなんだろうけど、だからと言って恐怖心をことさらに煽るのもアレだしなあと思う次第。

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  • 適切に怖がることは難しい。震災前に書かれた本だが、震災後にパンデミック対策が進んでいるかといえばストップした感もある。

  • 2009年4月にメキシコに始まり世界規模で大流行した新型インフルエンザを中心に、パンデミックとは何かを探る対談集。コンパクトで非常に読みやすい。当時ソウルにある小さな塾で日本語を教えていた。近くの英語スクールが休校になったとの噂を聞き、感染したらどうなるのだろうかとビクビクしながら授業を続けたものだ。外国ゆえ情報が余り入らず、今回この本を読んで初めて知ったことも多い。あれだけ大騒ぎしたのに今は皆がすっかり忘れてしまったようだが、これだけ地球が狭くなった昨今、パンデミックはまさに『今そこにある危機』である。

    関連動画
    『最強ウイルス パンデミック』
    『SARSと闘った男~医師ウルバニ 27日間の記録』
    関連書籍『インフルエンザ21世紀』(読書中)

  • [ 内容 ]
    燎原の火のごとく広がる新型インフルエンザ。
    その世界的大流行は我々に何を問いかけているのか。
    小説家の想像力と専門家の洞察力とが切り結ぶ対話篇。
    いま必要なのは、過度に恐れず、適切に恐れることだ。
    根源を見すえた議論が、パンデミックに立ち向かう勇気と、冷静に対処する視座を与えてくれる。

    [ 目次 ]
    救える命を救うために(数ではわからないこと;感染症と病原性;つばがりの視点)
    第1章 恐れと対峙する(公衆衛生の道へ;SARSでの体験;適切に恐れる;見えてくる被害;怖さを伝える)
    第2章 パンデミックという経験(感染拡大は止められない;プロアクティブの重要性;致死率の難しさ;感染拡大の起こり方)
    第3章 パンデミックを乗り越える(全体像をつかむ;情報をいかに発信するか;ポジティブに評価する社会性;被害を最小限に抑える;絶望しないこと)
    第4章 想像する力(他者への想像力;フィールドから見えること;未来への想像力;おわりに―パンデミックを見すえるまなざし)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 封じ込めには限界がある。インフルエンザは感染してすぐに感染症のピークを迎える。日本はトップのリーダーシップがなくても末端の医療チームがしっかりしているから大丈夫。アメリカは逆。

  • 最高にすばらしく分かりやすい本でした。
    それは簡単に書いているというわけではなく、「分かりやすく」です。
    やっぱり瀬名秀明さんはものすごく聡明で、頭の良い人だなぁと実感です。

    インフルエンザの新書なのだけれど、的確かつ辛辣なマスコミ(もはやミニコミ)批判や、「私たち」一人一人の想像力の働かせ方について、押しつけがなしくなく論じていて目からうろこがばさばさです。

  • 最近、テレビなどでパンデミックいう言葉を多く耳にしてきた。インフルエンザウイルスとは何千年も人間の中にいるのによくわかっていないウイルスなのです。感染の仕方もずっと論争になっていてインフルエンザが流行するメカニズムもよくわからないところがあります。インフルエンザ以外にもSARSというものもあります。鳥インフルエンザなども流行いました。パンデミックを乗り越えるためには、被害を最小限にする必要があります。予防が一番です。

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