漆の文化史 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312239

作品紹介・あらすじ

日本を代表する工芸品として誰もが認める漆器。しかし、その文化の成り立ちや、技法、社会的な広がりについては、意外にも未知のままであった。著者は、縄文から近世まで、土中より発見された漆製品に科学分析の光をあて、その謎に迫る。民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用。名品鑑賞からだけでは到達できない、初めての文化史を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 11月13日 うるしの日

  • S752.2-イワ-R1223 300061819

  • 漆の系譜が時系列でまとめてある本。縄文からの漆文化がわかりやすく書いてあり、漆に関する技法や今日のシェアなども少しある。ざくっと一通り読んで、美術の授業に役立てられる。

  • 配置場所:摂枚新書
    請求記号:752.2||Y
    資料ID:95100171

  • 遺跡発掘の結果からみるに、漆は数千年も前から利用されていたという。
    漆といえば食器を思い浮かべるが、用途は意外に幅広く、縄紐や布地の被覆や補強などにも使われていたようで、今で言えば、塗装・コーティング・接着などの目的で、プラスティック樹脂が使われるであろう箇所をカバーしていたようだ。逆にいうと、その存在の大部分がプラスティックに駆逐されてしまったともいえる。
    漆器のことをjapaneseというように、これは本来日本独自の技術だったようだが、歴史の早い段階で、欧州やアジア諸国に伝播していおり、日本の漆器を模倣製作することを示す「ジャパニング」という言い方まであったとは初耳だ。強酸や王水に耐え、分解しても汚染物質を出さないという非常に優れた物質だが、実用には手間暇がかかるもの事実。著者が強調するように、この貴重な文化を後世に伝えるのが非常に大事なことである。

  • 英語でジャパンは漆器のこと。
    チャイナが陶器に対応している。
    Japanese Lacquer日本のラッカ
    うるしは、うるし科るるし属うるし種。
    主成分はうるしおーる
    縄文時代からあったとのこと。
    1000年持つ器ができるのに、技術が伝承されなくなっているとのこと。
    道具も、職人も不足しているので、未来があぶないとのこと。

  • [ 内容 ]
    日本を代表する工芸品として誰もが認める漆器。
    しかし、その文化の成り立ちや、技法、社会的な広がりについては、意外にも未知のままであった。
    著者は、縄文から近世まで、土中より発見された漆製品に科学分析の光をあて、その謎に迫る。
    民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用。
    名品鑑賞からだけでは到達できない、初めての文化史を描き出す。

    [ 目次 ]
    第1章 漆をさかのぼる―縄文漆器の世界(縄文ウルシの発見;九〇〇〇年前の赤色漆塗りの衣服 ほか)
    第2章 漆器が語る古代国家(古墳時代の漆の祭;捧げ、祭られる漆 ほか)
    第3章 暮らしの中に広がる漆器(食品で作る「時間の物指し」;各地で働く工人たち ほか)
    第4章 日本の各地で生まれる漆器―食文化の変遷の中で(広がる近世の漆器産地;合鹿椀―木地屋が塗った漆器 ほか)

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  • 母方の祖父が漆職人だったらしい?でも、名前もしらないや。

  • 【書店ぶらぶら】
    漆に関する基本的な知識を学べる。関心のある人は必読。

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