清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1249 シリーズ中国近現代史 1)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312499

感想・レビュー・書評

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  • 2010/12/13-

  • 『中原の虹』の影響で、中国近現代史を勉強し直そうと。
    まさにこういう本をイメージしていた!という「シリーズ中国近現代史」を発見。今回はそのシリーズの1巻目。本当に知りたいと思った時代よりもちょっと前のものだけど、シリーズ物はきちんと最初から読みたいタイプなので。
    清朝のイメージが大分変わった。列強諸国に好き勝手されて、なすすべもなく侵略されていたとばかり思っていたんだけど、それなりに対応しようと努力し、また改革なども行われていたんだね。
    シリーズ2巻目も楽しみだ。

  • 19世紀の清朝が内外の様々な問題を抱え、それを逐一処理に当たっている様子がよくわかった。太平天国や捻子、回民などの国内動乱は興味深く読んだ。

  • 周辺領域をふまえた広い視点の清朝史

  • いまに連なる中国現代史の始まりとしての清代、という視点はなかなか新鮮でした。多少の理解はあったものの、いわゆる同治中興の頃、清朝もなかなかしたたかに外国政府(西洋列強)を向こうに回して、やりあっていた部分は特に興味深く、面白く読めました。

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著者プロフィール

1968年、群馬県に生まれる。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授、博士(文学)。著書、『天津の近代――清末都市における政治文化と社会統合』(名古屋大学出版会、2002年)、『愛国主義の創成――ナショナリズムから近代中国をみる』(岩波書店、2003年)、『清朝と近代世界――19世紀』(岩波書店、2010年)ほか。

「2021年 『愛国とボイコット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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