清朝と近代世界――19世紀〈シリーズ 中国近現代史 1〉 (岩波新書) (岩波新書 新赤版 1249 シリーズ中国近現代史 1)
- 岩波書店 (2010年6月19日発売)
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感想 : 28件
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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004312499
感想・レビュー・書評
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2010/12/13-
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『中原の虹』の影響で、中国近現代史を勉強し直そうと。
まさにこういう本をイメージしていた!という「シリーズ中国近現代史」を発見。今回はそのシリーズの1巻目。本当に知りたいと思った時代よりもちょっと前のものだけど、シリーズ物はきちんと最初から読みたいタイプなので。
清朝のイメージが大分変わった。列強諸国に好き勝手されて、なすすべもなく侵略されていたとばかり思っていたんだけど、それなりに対応しようと努力し、また改革なども行われていたんだね。
シリーズ2巻目も楽しみだ。 -
19世紀の清朝が内外の様々な問題を抱え、それを逐一処理に当たっている様子がよくわかった。太平天国や捻子、回民などの国内動乱は興味深く読んだ。
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周辺領域をふまえた広い視点の清朝史
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いまに連なる中国現代史の始まりとしての清代、という視点はなかなか新鮮でした。多少の理解はあったものの、いわゆる同治中興の頃、清朝もなかなかしたたかに外国政府(西洋列強)を向こうに回して、やりあっていた部分は特に興味深く、面白く読めました。