ジプシーを訪ねて (岩波新書)

著者 : 関口義人
  • 岩波書店 (2011年1月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004312918

作品紹介・あらすじ

ロマ、ツィガーヌ、ヒターノ、マヌーシュ、カーロ、シンティ、ドム…さまざまな名で世界に拡散するジプシー。「自由の民」でも「乞食で泥棒」でもなく、国をもたぬ彼らは二一世紀の世界をいかに生きぬいているのか-ジプシー音楽に導かれた著者がバルカン〜中欧〜アラブ諸国へ、歴史ある集落から難民キャンプまでを訪ねた一〇年の記録。

ジプシーを訪ねて (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 2016.11.2 読了

  • ジプシー紀元の音楽を愛する者の一人として選んだジプシー入門1冊目。インド・アーリア語族紀元説は言語によるだけでなく、今はゲノム解読でも確かめられているらしい。
    彼らが西進し、アラブ圏(ナッワールのベリーダンス)、バルカン、中欧、スペイン(フラメンコ)、イギリスや北欧などを漂流。文字を残さない彼らのことを、文字を持つものが記録し、ある者は音楽を生み出す。かつて彼らが辿りつかなかった東の涯の国にも彼らの子孫は音楽家として訪れる。

  • 新書ながら、熱い! ジプシー(ロマ)の勉強の一冊目として本棚に置いておきたい入門書。

  • 長年に亘ってジプシー音楽に関わってきた著者による、渾身のルポルタージュ。 本書の中でも語られているように、これは学問的なフィールドワークではけっしてないし、あくまでもジャーナリスティックな視点に立つものであろう。 しかし、特に第3章のドムを訪ねるくだりは、今までに誰もなしえなかった業績であり、もっと高く評価されるべきだろう。 ジプシーの未来を語る著者の視点は、他の誰の追随をも許さない暖かなものである。

  • なんかいろいろ惜しい本です。
    世界中に散らばったジプシーという素材は確実に良いですし、
    世の中の知らなかった面が見え面白いんですけどね。

    たくさんの村の話を出そうとするあまり、
    ジプシーに関する話題以上にそれらの街の描写が中心になっていたり、
    音楽にしても数を紹介しすぎるあまりひとつずつの描写が少なかったり、
    「そこから先が知りたいんだよ!」と何度となく思いました。

    あと、“驚いたことに”“興味深かった点は”と仰々しい表現が多い割に、
    それ自体にかんする話が少ない個所が多々あるので、
    「面白いならそこをもっと詳しく話してくれよ!!」と思いました。

    とはいえジプシーを尋ねるその行動力は素晴らしいですし、
    見どころは少なくない本だと思います。

  • 「ベリーダンス」でなぜ「ジプシー」の踊りが踊られるか知りたくて読んだ本。研究史、概論がわかってよかった。

  • イタリアで出会った物腰柔らかな在伊日本人が、ジプシーという単語にすごく眉をひそめたのが、なんとなく心に引っかかっていた…ところ、書店で目に入ったので衝動買い。

    冒頭は、マルケスの百年の孤独でのジプシーの存在感や、最大の支援NGOはジョージソロスが作ったことなどに触れ、欧州でいかにジプシーが拡散しているかを紹介する。それは非常に面白そう、と思ったところで本編が始まるが、あとはひたすら各地のジプシーの取材記録。タイトルからわかっていたものの、とにかく現地の生活風景が続くので、歴史好きとしては少し退屈に。でも、該当するジプシーの音楽を聞きながら読むと、なかなか楽しい。

    読み終わってみて感じたのは、欧州社会が移民に慣れているということは、つまり差別し排除することにも慣れている、ということ。多分当たり前のことなんだろうけど、自分には無い感覚で、気づいていなかった。そういう気づいていない常識や感覚って、たくさんあるんだろうなー、と思うと何とももどかしい。

  • ジプシーって何だろう、と思い手に取りましたがまだよくわかってないということがわかりました。

  • フィールドワークってこうやってやるのかなーて思った。
    ジプシーっていうとノートルダムの鐘のイメージだったけど、これを読んで変わった。

  • ヨーロッパ圏・中東のさまざまなジプシー(ロマ・ドム)集落を著者が訪ねたさいの訪問記のダイジェスト,ジプシーの音楽について,ジプシー関連文献の紹介

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