ジプシーを訪ねて (岩波新書 新赤版1291)

  • 岩波書店 (2011年1月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004312918

感想・レビュー・書評

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  • SDGs|目標10 人や国の不平等をなくそう|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705894

  • ジプシー紀元の音楽を愛する者の一人として選んだジプシー入門1冊目。インド・アーリア語族紀元説は言語によるだけでなく、今はゲノム解読でも確かめられているらしい。
    彼らが西進し、アラブ圏(ナッワールのベリーダンス)、バルカン、中欧、スペイン(フラメンコ)、イギリスや北欧などを漂流。文字を残さない彼らのことを、文字を持つものが記録し、ある者は音楽を生み出す。かつて彼らが辿りつかなかった東の涯の国にも彼らの子孫は音楽家として訪れる。

  • 新書ながら、熱い! ジプシー(ロマ)の勉強の一冊目として本棚に置いておきたい入門書。

  • 長年に亘ってジプシー音楽に関わってきた著者による、渾身のルポルタージュ。 本書の中でも語られているように、これは学問的なフィールドワークではけっしてないし、あくまでもジャーナリスティックな視点に立つものであろう。 しかし、特に第3章のドムを訪ねるくだりは、今までに誰もなしえなかった業績であり、もっと高く評価されるべきだろう。 ジプシーの未来を語る著者の視点は、他の誰の追随をも許さない暖かなものである。

  • なんかいろいろ惜しい本です。
    世界中に散らばったジプシーという素材は確実に良いですし、
    世の中の知らなかった面が見え面白いんですけどね。

    たくさんの村の話を出そうとするあまり、
    ジプシーに関する話題以上にそれらの街の描写が中心になっていたり、
    音楽にしても数を紹介しすぎるあまりひとつずつの描写が少なかったり、
    「そこから先が知りたいんだよ!」と何度となく思いました。

    あと、“驚いたことに”“興味深かった点は”と仰々しい表現が多い割に、
    それ自体にかんする話が少ない個所が多々あるので、
    「面白いならそこをもっと詳しく話してくれよ!!」と思いました。

    とはいえジプシーを尋ねるその行動力は素晴らしいですし、
    見どころは少なくない本だと思います。

  • 「ベリーダンス」でなぜ「ジプシー」の踊りが踊られるか知りたくて読んだ本。研究史、概論がわかってよかった。

  • イタリアで出会った物腰柔らかな在伊日本人が、ジプシーという単語にすごく眉をひそめたのが、なんとなく心に引っかかっていた…ところ、書店で目に入ったので衝動買い。

    冒頭は、マルケスの百年の孤独でのジプシーの存在感や、最大の支援NGOはジョージソロスが作ったことなどに触れ、欧州でいかにジプシーが拡散しているかを紹介する。それは非常に面白そう、と思ったところで本編が始まるが、あとはひたすら各地のジプシーの取材記録。タイトルからわかっていたものの、とにかく現地の生活風景が続くので、歴史好きとしては少し退屈に。でも、該当するジプシーの音楽を聞きながら読むと、なかなか楽しい。

    読み終わってみて感じたのは、欧州社会が移民に慣れているということは、つまり差別し排除することにも慣れている、ということ。多分当たり前のことなんだろうけど、自分には無い感覚で、気づいていなかった。そういう気づいていない常識や感覚って、たくさんあるんだろうなー、と思うと何とももどかしい。

  • ジプシーって何だろう、と思い手に取りましたがまだよくわかってないということがわかりました。

  • フィールドワークってこうやってやるのかなーて思った。
    ジプシーっていうとノートルダムの鐘のイメージだったけど、これを読んで変わった。

  • ヨーロッパ圏・中東のさまざまなジプシー(ロマ・ドム)集落を著者が訪ねたさいの訪問記のダイジェスト,ジプシーの音楽について,ジプシー関連文献の紹介

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号382.9/Se27

  • たまたま、目について読んだんですが、なかなか面白かったです。

  • ジャンゴ・ラインハルトを聴いてみよう。

  • ジプシー音楽の紹介に携わってきた人による、ジプシーの現地調査の集成、と音楽の紹介。ヨーロッパとアラブのジプシーの実態を網羅的に書いているが、あくまで広く浅い紹介にとどめている。

  • ジプシーにおいて考察はもっぱら外部から観察されてきたから、ジプシー自らの発信はなかった。
    自らのアイデンティティを明確に表明する機会がほとんどなかった。
    被差別民たちが動物を扱う職業につくのは世界共通のようだ。
    シューマンの流浪の民はジプシーのことを描いている。
    欧州以外にもトルコやイランなどの中東にもジプシーはいる。

  • クラシックから現代音楽まで、気付かないでいましたが、様々な場面で耳にしていたのですね。何気なく使っていた「流浪」などの意味もわかりました。インドの最下層難民だったことも初めて知りました。

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著者プロフィール

1950年、東京都生まれ。音楽評論家・ロマ研究家。著書に『イスラーム化する世界と孤立する日本の宗教』『ベリーダンス――伝統と革新のあいだで』(ともに彩流社)、『ヒップホップ!――黒い断層と21世紀』(青弓社)、『ベリーダンスの官能――ダンサー33人の軌跡と証言』(青土社)、『ジプシーを訪ねて』(岩波書店)など。

「2024年 『ベリーダンスの神髄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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