- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004312970
作品紹介・あらすじ
日本のGDPを追い抜き、豊かな国への足がかりを確かにしている中国。一方、周辺諸国への強い姿勢やナショナリズムの高揚、軍事力の増大などが、不安な警戒感を生んでいる。「嫌中」意識や脅威論が高まりつつある今、政治・軍事・経済・社会・国際関係の専門家一五名が、中国の現状を冷静に分析し、日中関係への提言を行う論集。
感想・レビュー・書評
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中国研修の事前資料として送られてきたもの。各分野の専門家が書いているが、新聞にざっと目を通している程度の知識しかなくても読みやすく、読了後はなんとなく中国で今起こっていることと今後の課題について、大まかに理解できたように感じた。
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カテゴリ:図書館企画展示
2019年度第5回図書館企画展示
「追悼展示:緒方貞子氏執筆本等」
展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
開催期間:2019年11月1日(金) ~ 2019年12月23日(月)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース -
ふむ
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2011年の本だが、中国の現状や、中国異質論、中国脅威論の本質、特にその構造的な問題が分かったような気がする。
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複数の専門家による現代中国の解説書。編者である国分氏の力量の故か、複数の著者がいるにもかかわらず、全体の統一感があり非常によみやすい。また、いわゆる農民工、国有企業といった現代中国の重要なトピックを手際良く理解することが可能。
それにしても、中国にはあまりにも多くの課題が存在する。もちろんどの国にもどん詰まりの課題はあるものの、中国の指導者が抱える課題の厳しさにを見ると、彼らに若干の同情をしてしまう -
複数の研究者が政治、経済、社会、軍事など多方面からいまの中国を論じている。問題点を明示した上で、提言をしているため論点が分かりやすい。現代中国を考える上でのとっかかりとして機能する。中国はいまどこにいて、これからどこに行くのか。変容する中国モデルを考察する。
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新書・文庫 302.22||コク
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多くの問題を扱ってはいるものの書き方がいろいろなのであまり読みやすくはない。やはりひとりでまとめたほうがいいと思われる。
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複数の人による、複数の観点がまとめられていて、現状と今後の展望の入門にはよかった。これから中国関連のニュースがすんなりはいってきそうです。
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今年(2011年)出た本で、入門書として包括的かつ読みやすい。最近の事象を多く取り上げているので個人的にも馴染みが深い。編者は次の防大学校長と報じられた国分教授だが、五百旗頭現学校長も「参考消息」紙への寄稿の和訳(むしろ和文が原文か)を本書に載せている。