医の未来 (岩波新書)

制作 : 矢崎 義雄 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 140
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313007

作品紹介・あらすじ

勤務医の過重負担、地域医療の混乱、医療システムの動揺。医学・医療の直面する現実はきわめて深刻だ。打開の道は、果たしてあるのか。社会の信頼を回復し、社会とともに歩む医学・医療の再構築へ向けて、日本医学会総会がその知を結集する。「いのちと地球の未来をひらく医学・医療」を目標に、めざすべき明日をさぐる。

感想・レビュー・書評

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  • 複数の医者が、依頼されてしょうがなく、当たり障りのないことを書いた原稿の集積。くだらない本。

  • 未来の医療に係る様々なトピックを数人の医学研究者が論じた書。医学のこれまでと現在の歩みを踏まえて、どう発展しようとしているのかを網羅的に理解できたのは良かったのだが、少し古い・・・(2011年刊)

  • 日本医学会総会を記念して、15名の医師や教授が執筆。
    執筆者それぞれの立場で、あるべき姿を提示している。

  • 資料番号:011199080
    請求番号:498.0/イ

  • 学会の記念出版図書。各章の表題を追うことで医療分野で現在話題になっているテーマを俯瞰することは出来るが、章ごとに執筆者が違うこともあって、全体のまとまりに乏しい上、〆切に追われて義務的に書いたように思える文章が多く、個人的にはあまり面白くなかった。

  • 矢﨑先生が編纂された医療・医学が今後どのように発展するかについて、現代医学・国際医療など多岐にわたる分野の著名な専門家が執筆されたセクションをまとめ、一般の読者を対象に書かれたものです。

    高久先生の「医の現在」の続編として矢﨑先生が位置づけておられますが、短期間の社会・医学の変化に対応し、今後の示唆に富んだ本だと思います。

    特に医学部受験生や医学生には是非一読して、今後の医療・医学の参考にしていただきたいと思います。

  • 国民皆保険制度についてもかたられていて、多様な切り口でまとめられています。

  • 小冊子にも関わらず、15名の著者が簡明にそれぞれのテーマで「医」について語られている。
    内容の濃い冊子だと思う。

  • 11/04/04。この4月に開催予定であった日本医学会総会に向け、日本医師会の重鎮たちが今後の医療の展望についてまとめた本。

  •  医学生にとって、今後ますます実践でのトレーニングがひつようとなるようである。これには私も同感である。さらに、医業はよりサービス業であるとう自覚の元に、さらに医療従事者には高いコミュニケーション能力が求められそうである。これは単に普段の会話ができるというレベルの話ではなく、患者の考えなどを聞き出す高度な能力のことである。私が驚いたのは、医師に限定して言えば、医師の能力を世界規模で把握するための試みが始まっているということだ。確かに、日本の医師の能力は世界でも高いほうなのかもしれないが、客観的な基準もなく、ほとんどの医師が日本国内で活躍しているのが現状である。これからは医師にも国境がなくなる時代なのかもしれない。私自身も肝に銘じておかなくてはならないだろう。研究などで私が注目したのは、再生医療についてである。プラナリアやイモリなどのように私たちも再生することが自由にできるようになれば、現在根絶できない病気の画期的治療法となるのかもしれない。

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