語感トレーニング 日本語のセンスをみがく55題 (岩波新書 新赤版1305)
- 岩波書店 (2011年4月20日発売)
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感想 : 48件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004313052
みんなの感想まとめ
言葉の微妙なニュアンスを深く理解し、使いこなすことの大切さを教えてくれる作品です。日本語の運用能力に自信を持つことが多い中、実は日常の中で無意識に使っている言葉の選び方や表現には、意外な盲点が潜んでい...
感想・レビュー・書評
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日本語話者には、生活するのに不便しないから自身の日本語運用能力に問題はなかろうという盲点がある。
敬語を上手く使えていれば、他所向きの上品な物言いに出来ていると思いますか?そんな認識は未熟だと僕は思う。
文は人なりとはよく言ったもので、日本語もきちんと矯正しないとだらしない言葉を使っているかもしれません。
文法然り、文章の型然り、本書が説く語感然りです。
同じような意味合いでも字面が異なる言葉が感じさせる違いに対する感度をどこまで磨けているだろうか。
類語辞典を丸読みしただけでは気が付かない違いを感じ取るセンスを訓練させてくれます。
こういう痒いところに手が届く本ってステキ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「空」と「天」似たような意味を持つ言葉だが、
"スケールの大きな「天と地」も「空と地」になると、
一瞬「空き地」に見えて、雄大な雰囲気は消える"
なるほど、仰る通り。
個々には些細な意味の違いでも、文章の中に組み込まれると、
大きく印象が変わることもある。
言葉の持つ微妙なニュアンスの違いを楽しみながら、
大変面白く読みました。 -
2021年8月11日購入。
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意味とは少し違う,意味の周辺に存在している「語感」についていくつかの例を挙げて説明した本。単純な言葉の意味を超えた意味がとても奥深い。読み終わると同じ作者の『語感の辞典』が欲しくなってしまう。ちょっと残念なのは引用の例に偏りが多いこと(特定の人の話題がよく出てくる)。辞典を書くような方なのだから,そこはぐっと我慢して他の例を引用してほしかった(単に僕がその方を知らないからなのかもしれないけれど)。
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ことば
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680円購入2011-06-28
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ちょっと安っぽいタイトルだし、読み始めは小馬鹿にされた感じもあったのだけど、最後まで読むと満足できた。似て非なる言葉や言い回し(場合によっては同意語と解される言葉)の微妙な違いや使い分けについて掘り下げている。決して新しい語彙や知識を得られるわけではないのに、語彙力....というか語彙の運用能力が増した気になる。言葉の意味を知るだけでなく、言葉の使い方を知るという意味で、いろいろな発見があった。
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語感に関する55問があり,その解説で日本語の語感を説明している好著だ.問題はほぼできたので,ほぼ正常な語感を持っているものと感じたが,ここまで詳しく丁寧に言葉自体を考えていく姿勢は素晴らしいと思った.「語の感じ」の分類として<日常語>,<文章語>,<俗語>の3段階を挙げ,さらに<雅語>と<口頭語>を加えていたが,納得できるアイデアと感じた.
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言葉がもつ言葉以上の存在。
義務教育の様な国語、現代文の教科書のような固いものではない。
言葉そのものが持つイメージ雰囲気属性、それらを意識させる1冊。
まだまだ若いつもりの私だが、それでも下の世代の言葉はわからないこともある。上の世代の言葉がわからないこともある。
地方でも変わるだろう。 -
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二男が読んでいた。
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たとえば「親戚」「親族」「親類」「身内」などといった言葉に、大きな意味上の違いは見出せない。しかし、僕たちは明確にこれらを使い分ける。「正月なので(?)が集まった」の(?)には迷いなく「親戚」を入れるだろう。「親族」や「親類」では「なんかちがう」。
意味がそう違わないのに、使える場面と使えない場面がある。その差を生み出すのが「語感」である。
本書の中で、中村先生は「語感」を3つのグループに分ける。すなわち「①表現する《人》に関する語感」と「②表現される《もの・こと》にかかわる語感」と「③表現に用いる《ことば》にまつわる語感」である。そのため、本書はこの3グループそれぞれを部立てし、それぞれの観点から「語感」による言葉の選択を論じる。
とはいえ、総括的な話は「結び」に任されており、本論部は基本的には具体的な言葉の選択にまつわる話で展開されている。「AとBは非常に似ているが、Aはこんなイメージがあり、Bはこんな感じである」といった感じだ。だから、本書は抽象的な何かを学ぶというよりは、一種の「使い分け辞典」的な側面が強い。
また「結び」の中で中村先生自身が書いていることではあるが、本書の発展途上感もまた看過できない。たとえば、本書の中には同じ例が何箇所にも登場する。要するにこれは、その「語感」を説明するには、その要因が一つに絞れないことを意味する。言葉の選択はあくまでも、複数の要素によって行われているということであろう。そのようなところに注目してしまうと、本書の「理論」は疑わしいものになってしまいそうになるが、あくまでも本書は発展途上なのである。「語感」を体系づけるための一実践が本書なのだ。
【目次】
はじめに
第1部 言った〈人〉はどんな人?
コラム1―言語調査の風景
コラム2―夫と妻の数比べ
第2部 言われた〈もの〉はどんなもの?
コラム3―年齢の異名めぐり
第3部 〈ことば〉のにおいを感じるために
コラム4―ことば辞典のいろいろ
コラム5―各種辞典の役割分担
コラム6―笑いのニュアンス
結び 日本語の語感を考える
語感要素一覧
あとがき -
普段何気無く使っている言葉。
それでも、時々言葉の持つ微妙な語感に迷う時がある。そんな時読むとすごく勉強になる一冊。
語感辞典もチェックしたいと思う。 -
開いた頁からすぐ読めるので読みやすい。
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意味と語感。言葉を発信することが多くなった時代、今、に求められるものではないでしょうか。
言葉の内包を捉えたものは意味の拡張を促す。恐れる、怖れるの違いをそれによって把握することで、あえてそれらを混同した撞着的用法がありうる。
一方、実際に文章にしていく作業には外延的な定義が役立ちそうだ。「湯殿のシャワーが壊れた」という表現のちぐはぐさは、現実的な使われ方・用法の問題であり、内包的な意味内容からくるものではないからだ。 -
20130227読了。
ある場面で適切な言葉を使わないと、「ん?」と感じるので場面に合った言葉を選びましょう。正しい言葉遣いをしましょう
という本。
書いてあるほとんどのことは『知ってる知ってる』というのばかりだけど、知ってるのと使えるのとでは大きく違う。
同じことでも表現の仕方でずいぶん印象が変わる。言葉の豊かな人になりたいと思った。 -
言われてみれば同じ意味の言葉だな、言い回しひとつで印象がだいぶ違うな、こんな印象をひとつひとつ細かく分析している。テスト形式になっているところが面白い。なかなか語感のいい言葉遣いを心がけるのも難しいもんだ。
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”文章を書いて人に伝える”という機会が多くなるにつれて、自分の文章能力の無さを、ひしひしと感じています。
自分が伝えたいことと頭に浮かんだ言葉とがぴったり一致しない、複数の言葉の中からどれを選ぶべきか悩む・・・そんな自分を変えたいと思い、この本を読んでみることにしました。
日本語表現についての練習問題が、言葉の選択を中心に55題提示され、その問題に関する周辺知識についての解説が書かれています。
その問題は、「語感」というものを大きく3つのカテゴリーに分けて整理した上で、提示されています。
①表現する《人》に関する語感
②表現される《もの・こと》にかかわる語感
③表現に用いる《ことば》にまつわる語感
僕はこれまで、「語感」というと③だけをイメージしていたので、①②についてはこの本を読んで、目を開かせてもらったなあと感じました。
出題された55題を解いてみたのですが、自分より上の世代の方々が使う表現や、専門分野によって異なる表現を中心に、「言葉を知らないなあ」と反省させられました。
幅広く文章を読んで、そして「意を伝える」ということを意識して書く・・・その積み重ねをしていかなくてはいけないなと、再認識させてもらえた一冊でした。 -
まぁだいたいわかってたことだった
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