- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313205
作品紹介・あらすじ
高い断熱性や耐久性から、かつては"奇跡の鉱物"といわれたアスベスト。しかし今、その微細な繊維を吸い込んだことによる健康被害が広がっている。建築物など身近に潜む危険から、被害者の声、取るべき対策まで、アスベスト報道で新聞協会賞を受賞した記者が、取材の経緯も交えながら、その全貌を明らかにする。
感想・レビュー・書評
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放射能汚染の将来は、アスベストの歴史をみると何が起きるか見当がつく
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原発事故に目を眩ませられて、地震時のアスベスト公害を見落としている。原発以上に健康被害がはっきりしており、確実な(死に至る)被害者数も比べ物にならない。メディアにはもっとバランス感覚を持たせたい。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。
通常の配架場所は、開架図書(1階) 請求記号:519.3//O77 -
アスベスト恐ろしい。
長期間体内で潜伏し発症する中皮腫。肺がんになることもあるとか。
学校その他の施設で使われていたこともあり、自分が今までアスベストを吸引したことがあるかどうかも定かではない。ある時、発症するかもしれず、気づいた時はもう遅い。
カナダがアスベスト輸出国らしい。害毒を世界に垂れ流しているらしい。まいりますね。 -
東北震災の時も、ほんの一度程度、ニュースでアスベストのことを聞いた記憶がある。放射性物質ほどの頻繁さはないにも関わらず、著者の言うように「目に見えない。においがしない」などの特徴と将来的に死に至る病を引き起こしかねないという点では、同じように重大な問題だ。ジャーナリズムの扱い方の軽重の差は何なのだろう。それにしても「カナダ」という国には腹が立つ。