平成不況の本質 雇用と金融から考える (岩波新書 新赤版1344)
- 岩波書店 (2011年12月20日発売)
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感想 : 26件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004313441
みんなの感想まとめ
経済の構造や理論を深く掘り下げた内容が特徴で、特に平成不況におけるデフレや失業率の問題を通じて、現在のインフレ社会との違いを考察します。国内投資の重要性や教育との関係についての議論も展開され、さまざま...
感想・レビュー・書評
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平成不況=デフレ、失業率高。今のインフレ社会とは全く違う問題で面白い。国内投資を怠ることが有効需要の低下、ひいては雇用率の低下を招くという話。そこに教育を絡め始めたのは少し論が疎かな気がする。
最後に、構造改革批判(ex.旧大店法廃止、メガバン等に配慮した非効率的な分割を伴う郵政民営化、新日銀法における「独立性」規定)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書を読んで「百家争鳴」という言葉が頭に浮かんだ。本書は「平成不況の本質」をテーマとした経済書である。すでに「失われた20年」になろうとする日本経済の現状をいくつか考察しているが、はたしてこれは妥当な見解なのだろうかと言う疑問を持った。
著者は、いわゆる「反リフレ派」なのだろう。「デフレ」についての考察や「賃金」「企業」「構造改革」についての主張など、それなりに興味深いものがあるが、最近の多くの経済関係書は、それぞれがまったく違う主張を行っている。素人としては、いったいどれが正しいのか、という疑問を持つのは当然だろうと思う。
すくなくとも「経済学」という学問のジャンルである以上、現実に通用する主張をしてもらいたいと思った。本書は、その意味では読みにくく、わかりにくい。あまり高く評価できないと思った。 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/705947 -
東2法経図・6F開架:B1/4-3/1344/K
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【要約】
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【ノート】
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本格的な経済の本である。理論をきちんと示している。
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理論経済学なので専門外ですが、表題でほほうと感心して手に取りました。
確かにほほう!と感心する部分もありつつ、最後の教育論や復興論で・・・といった感じ。少ない頭で、ケインズ推しの反ネオリベ論者でかつ左派寄りと受け取りましたが、数式使った説明が理解しきれないため偏見混じりの憶測。経済学を学んだことがないせいだと思いますが、現実に立脚しているようでいてどこかこじつけっぽさも凄く、本当にそうなのか?という疑問が拭えないままの読了でした。とりあえず分かったとこと変だなと思ったとこだけまとめておこ。
本当にそうなんだろうなぁと思えたのは、
・銀行に企業を見る目がない
・需要供給曲線のモデルは原始的過ぎて現実を反映していない
・インフレで儲かるのは金持ちと銀行、政府
逆に、そうとも限らんのでは?と思ったのは、
・対外直接投資で国内の雇用と資本が出る一方で国が貧しくなった
→日本国内の雇用はともかく、国内での資本蓄積はコスト安の外国製品でやりやすくなったとか欲望を満たしやすくなったとかいう意味で「便利」ももたらしているから、メイドインジャパンにこだわんなきゃある意味幸せな国なんじゃないかなぁ日本は。
・企業が持つ技術は学術論文とは違って、企業内で守られ海外への流出を防ぐべきだ。
→私はそもそも「人が作れるものは、たとえ作り方を教えてもらえなくても、だいたいなんとかすりゃ作れる」のスタンスだからなぁ。容易に真似できない高度な技術を持った職人の存在は認めるけれど、技術継承や発展は企業秘密よりもハングリー精神溢れる人材の呼び込みによって守られるべきものだと思うよ。自信がある職人なら「これをマスターするのに10年か20年はかかる」とか平気で言うしね。そういう長い修練を要する技術がそう簡単に流出するとは思えない。
・偏差値教育は没個性化であり人間の規格化だ。
→経済絡みの議論ではさんざん人を叩いておいて、こういうことを無批判に言っちゃうあたりこの人は大学教授のくせに手ぬるいなぁとつくづく失望するんですが。
今時偏差値だけで大学選ぶ高校生や親ばかりじゃないですよ。東大は人気落ちてるって言いますよ。落ちこぼれから這い上がった奴だの滑り止めで入っちゃっただの色々いるから、全く規格化なんてしないまま雑多に個性的にだいたいの大学生は暮らしてますよ。 -
評価は☆5に限りなく近い☆4。
惜しむらくは、筆者の思想や安易な教育批判や天下り批判に共感できなかった点だ。
「政治的右派の経済学」とでも言おうか。
経済学を価値の問題に深く突っ込んで使っている印象。経済学が数学と同じく「公理を変更することで全く異なる結論に至るが、内部的には無矛盾な体系を構成する」類型の学問であることを意識させられる。
また、説明が極めて分かりやすい点も高評価の理由の1つだ。
数式の美しい論理性を活用しながら、同時に可能な限り言葉で説明しようとする努力が見られた。
岩波新書にしては、スムーズに読み進めることができた。お薦めの一冊。 -
新自由主義改革を「公の解体」と捉え、株主資本主義などが結局社会の富を減少させるものであることを理論的に示す。前提が全て首肯できるものではないが、それは新自由主義経済と同じことなのだろう。疑問はあるにせよ、考える端緒にはなる本。
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「マクロ経済学」授業用
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新着図書コーナー展示は、2週間です。
通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:332.107//O83 -
わかりやすい現代経済の解説でした。
バブル崩壊と失われた十年と構造改革の三つに分けて説明されていることもわかりやすい。
純粋な経済書かな・・・と思うと、「徹底した偏差値教育」などという言葉も最終的には現われ、おやっ?・・、ヒトの道を説いてる??という感じがしないでもありませんでした。
経済の安定は経済政策にあるのではなくて、根本的な人生哲学の積み重ねが結果として良い経済状態に導くのだ・・・・みたいな印象を受けました。 -
日本の労働人口は現在6500万人で、330万程度の人が職がなく、生活に困っている。横浜市と同じ人口。困ったもんだ。仕事があるだけ幸せなもんだ。
金融機関はつぶすには大きすぎる。大手銀行の破たんは企業、個人の決済機能をマヒさせ、経済社会を混乱の極みに陥れる。
旧来の新古典派経済学の描く企業像は単なる生産要素の寄せ集め。そしてすべての生産要素を一時に比例的に増やすと成果物も比例して増加するととらえている。
現在の巨大化してしまった大学院の多くでは何の躊躇もなく、ほとんど読み切れないほど分厚い教科書が用いられ、現実の経済問題に関心が向く前に経済学的ツールが教え込まれる。そして覚えている限りのツールで扱える題材を探し論文を書こうとするのが平均的な大学院。問題とすべき経済的事象があり、その解明のために理論的ツールを徐々に蓄積していくのが本来の姿だが、現在は明らかに目的と手段が逆転している。 -
24-1-21完了
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332.107:Ot
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