宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)

著者 : 毛利衛
  • 岩波書店 (2011年12月21日発売)
3.66
  • (8)
  • (12)
  • (15)
  • (3)
  • (0)
  • 本棚登録 :122
  • レビュー :18
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313465

作品紹介・あらすじ

地球のこと、生命のこと、そして人類のこと。宇宙は私にさまざまなことを教えてくれた。二度の宇宙飛行を通して育んだ、著者独自の新しいものの見方・考え方。それが、ユニバソロジである。激変する地球環境の下、四〇億年におよぶ「生命のつながり」を絶やさぬために、地球生命として生きる道について語る。

宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 宇宙にいったら人生観変わるってよく言うけど、著者もその例に漏れない人。まあ、普通、変わるよなあ。
    一昔前は外国にいったら人生観変わったと思うんだよね。でも今は海外なんて当たり前になっちゃってて、それほどのインパクトはなくなっちゃってる。
    宇宙もいずれ同じような代物になるのかなあ、なんて思ったりする。

    で、本書。
    まあ「すべてがつながっている」というユニバソロジの考え方は、日本人にはなじみやすいんじゃないかな。
    科学の枠内で、宗教に似た概念を提示する試みはなかなかスリリングで面白い。

    「アポロ」の最大の功績は「人類」という意識を芽生えさせたこと、なんていう指摘も、なるほど、と膝を打てる。

  • S538.9-イワ-R1346 300192895

  • ユニバソロジとは、毛利衛さんが二度の宇宙飛行を通して得た宇宙と生命にたいする考え方で、ユニバース、宇宙、普遍、森羅万象と学を意味するロジを組み合わせた造語。ユニバソロジで大切なのは、物事を多面的にみると同時に少し離れたところからみること。(p99 ズームインの視点とズームアウトという二つの視点が基本。そして、もうひとつ、つながりの視点がある。)

    宇宙飛行士の訓練は死と背中合わせで、生き残ることを叩きこむ訓練だそう。そうして宇宙に行って、無重力で上も下もないなかったり、地球一周90分だったり、綺麗な地球を外から見ると、本当に価値観が変わるのだろうなと思った。

    p47  生きるということには、他者と空間的につながることと、後の世代と時間的につながること、という二つの意味がある。

    p81 危機に対処する際のポイントは、感情をはさまないこと。感情に左右されず、淡々と粛々と手を打っていくことが最善の結果につながる。また何が重要かの優先順位をはっきり決めておくと、いざという場面で頭を悩ませる必要もなくなる。

    p101 個の挑戦→適応→多様化と各段階を進んでいくと、その生命は生存の基盤を確立し、繁栄していくことになる。

    p114 生命をつなぐことのポイントは、変わることにある。変わるというマインドをもてる人が、生命をつなぐ人。柔軟性

    p151 宇宙飛行士になれたのは、人と少し違うということを自分の能力のひとつと信じて、それを最大限生かすべく懸命に努力した結果

    p161 米や欧州の宇宙開発計画では、その最終目標として、地球を離れて宇宙に人類にが進出することが謳われているが、毛利さんは地球をよりよく知るため

    時間をギリシア人と同じ円環で捉えている
    シンク・アヘッド  プラトン ソクラテス 挑戦 喜び

  • 個が挑戦しなくなった静物は死に至る。
    多様化で生き残りをかける。
    自分が変われるという、意識をもっている社員が
    一杯いる会社は伸びる

  • 時間という視点においても種という視点においてもみんな繋がっているんですよという考え方についての話。
    こういう視点がもてたら、どんな勉強も(仕事も?←そうかなぁ。。)楽しくできるようになるのかも。

    訓練ロマンスで結婚して夫婦で宇宙飛行士!すごーい

  • dommuneのジェフ・ミルズと毛利衛対談で著者自ら紹介された本。

  • 宇宙飛行士、毛利衛さんの提唱する、これからの人類の持つべき智について。
    個人的なつながり、文化的なつながりに加えて、生き物としてのつながりを喜びの結節点にし、未来までをつなぐ叡智をこれからの人類は意識していく必要がある…さすがに分かりやすく、また実際に宇宙から地球をみたという無二の経験からの話なので、素直に読むことができました。が、論点自体はそこまで目新しいものでもない(のは、そういうある種の包括的なテーマに、漫画・小説という形で触れなれているせいかなーとも思う)ので、辛めですが☆3つ…
    今更ですが、このレビューは私が「読んでいて振り回されるくらい楽しいかどうか」が☆の基準なので…

  • 2階岩波新書コーナー : 538.9/MOR : 3410154086

  • ユニバソロジっていう考えは大切だと思う。大局的に考えれば、解決することも多いのにってことかな。宇宙に行ったら、考えが変わるってよく聞くけど、宇宙に行ってみたいものだなぁ。牧師になる人がいるらしい。意識だけなら行けるのか。

  • 内容は素晴らしいが、ユニバソロジという言葉を出すことで、かえってわかりにくくなっている感じがする。どうすれば、地球生命の一員という意識に皆がたてるのか、また、その意識に立って生きるとはどういうことなのか。もう少し掘り下げが必要だと思った。

    ・ズームアウトの視点。なぜ人間が地球に存在するのか考えることにつながる。
    ・挑戦はいつも独立した個から始まる。
    ・人間中心の見方を脱する。生命のつながりを感じる。
    ・マネージメントとリーダーシップ。リーダーシップとフォロワーシップ。
    ・「子どもが走っているのを見るだけで嬉しくて、涙が出るんです」=生命のつながり。
    ・アームストロング船長:人類にとっては大いなる一歩だ。
    ・世界地図の様々な形。

全18件中 1 - 10件を表示

宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)のその他の作品

毛利衛の作品

宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)はこんな本です

宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする