日本の税金 新版 (岩波新書)

著者 : 三木義一
  • 岩波書店 (2012年3月23日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313595

作品紹介・あらすじ

所得税、法人税、消費税、相続税、地方税。日本の税制は複雑でわかりにくい。何が問題で、どう改革すべきなのだろうか。政治家や官僚、役人に委ねられがちな税金の仕組み。市民の目線で見直せば、その改善の糸口が見えてくる。税制の基礎を解説するとともに、改革への課題を指摘する。好評書の新版。

日本の税金 新版 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 税制度って学校で教えても良くね?

  • 今月の16冊目。今年の129冊目。

    貯金をしたいと思った。そしてお金を貯めたいなら、やっぱり税金について知らなきゃいけないと思い、読んでみた。
    税金について、恥ずかしいほどに無知だということが分かった。特に相続税については驚いたなー。
    税金の仕組みがコンパクトにまとめられていて、読みやいお手頃な本だと思います。

  • これは、複雑膨大な税制をコンパクトに、しかし理論的、大局的に纏めている入門書。
    しかも、制度の枝葉末節に陥ることなく、多様な税金を種類別に解説、導入経緯やデータ、現状の問題点、地方分権、国際化の問題まで踏み込んでおり、こういう類の書は、往々にして弱者擁護の主観論が幅を利かせるものだが、思いのほか客観的で、好意的に抵抗なく読めた。
    税金に対する基本的考え方や、これからの税制がどうあるべきかなど、きちんと押さえるべきところも押さえていて、まあ、このボリュームで、これだけの内容を入れたなと感心する。

    ある程度問題意識を持っている者が読むと、そうだそうだ!
    税金は取られるものではなく預けるもの、というのは理想論だと思うけど、全く税金のことに関心のない人達にこそ読んで欲しい本。
    ま、そんな人達が、この類の本を購入する気になるかどうかは疑問だが。

  • 税金について問題意識を持たされる本。税金には様々な種類があり、その一つ一つに細かい問題が潜んでいる。日常あまり意識しない税金だが、知らない間に損しているかもしれない。

  • 日本の税金について書かれた内容をさらりと読みたくて読了。

    直近では、消費税が5%から8%、10%と段階的に引き上げられることからも注目されているかもしれない。
    しかし、税金とは実に様々な種類存在しており、間接税である消費税だけが注目されてしまうことや、メディアもそれしか取り上げないということは危険であると本書も警鐘を鳴らしている。

    すっかりと忘れ去られてしまったが、日本のプライマリーバランスが破たんして、赤字国債を垂れ流して発行し続けていることは周知の通り。
    税収増加は確かに重要な課題であるが、収支バランスをかんがみても、どう考えてもそれだけでは無理な課題であると思う。

    流れとしては今後も税収を増加させようとする政策や提案が多くなされてくるだろう。税務署や役人などはそういったことは教えてくれない。庶民は搾取の対象なのである。
    そういった今後の生活の上でも、本書によって税金とは何か、どういう種類でどういう目的でその税が取られているのかなどを考えてみるのはいかがだろうか。
    旧版を改訂したものだが、非常に考えさせられる内容でよかった。

    ■目次
    序章 私たちは誰のために税を負担するのだろう?
    第1章 所得税―給与所得が中心だが給与所得者は無関心
    第2章 法人税―選挙権がないので課税しやすい?
    第3章 消費税―市民の錯覚が支えてきた?
    第4章 相続税―自分の財産までなくなる?
    第5章 間接税等―税が高いから物価も高い?
    第6章 地方税―財政自主権は確立できたのか?
    第7章 国際課税―国境から税が逃げていく
    終章 税金問題こそ政治

  • 日本の税金について解説している本である。我が国の税制が非常にわかりにくくなっている原因と、そのことで起きる不合理について解説している。

  • 税金について非常に分かりやすくまとめられています。税制研究にも非常に役に立ちました。

  • 僕は中小企業診断士やFPや簿記でファイナンス・アカウンティング・法律を学んできたけれど、「税金」というもののことをあまり知らずにいたことに気づきました。

    給料の少なくない割合が税金で持っていかれるし、会社を経営したら更に大きな存在として常につきまといます。
    日本の税金はその場しのぎで改変を重ねてきたため、ひどく歪になっています。
    「日本の法人税が高いから日本に外国の企業がやってこないし日本の企業も出ていくんだ」ということをメディアが言えば、そうなのかなと思ってしまいますが、そんなに単純な話ではないことが本書を読むと分かります。
    民主党の子ども手当も「ばらまき」と散々揶揄されましたが、所得の再配分として機能しているので、かつての自民党程のばらまきではなかったことも分かります。

    僕には知らないといけないのに知らないことがたくさんあります。
    だから読書を続けないと思うんです。

  • 日本の税制の仕組みと課題を短時間で俯瞰できます。日本人のほとんどは自らの意思により確定申告をすることなく年末調整により税金の精算を終えており、このことが日本人の納税意識の欠如に繋がっています。「民は知らしむべからず、よらしなべし」という租税政策システムに組み込まれているのです。酒税や地方税の法定外税などあまり馴染みのない税金についても端的に記載されていて、勉強になる点が多かったです。

  • 所得税、法人税、消費税、相続税、間接税、地方税、国際課税という章立て。

    税制や政策について基本的な知識がある人向けの本かな、という印象。
    時事問題を理解するためにはわかりやすくていいと思う。

    古代から、政治体制が変わる度に、税制を含めた財政がメインの政策になっていた。
    私たち一般人は、「とられる」ことにばかり目が向いていて、税制の意義なんかを忘れているのかなとも思う。
    政府を一方的に擁護するわけでもないけれど。

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