論語入門 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313663

作品紹介・あらすじ

大古典『論語』から精選した百四十六条を味読する。その無類の面白さの中核は、孔子という人物にある。約二千五百年のはるかな時を超えて立ち上がる、臨場感あふれる弟子たちとの対話のなかに、不遇にあって大らかさを失わず、ときに笑い、怒り、慟哭しながら、明朗闊達な精神をもって生きぬいた孔子の、稀有の魅力を読みとく。

感想・レビュー・書評

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  • 大学受験以降、久々の漢文学習。學而時習之、不亦說乎(學びて時に之を習ふ、亦說しからずや)という気分です。學而不思則罔、思而不學則殆(學びて思はざれば則ち罔し、思ひて學ばざれば則ち殆し)。読書ばかりで、考えが足りない私にはノックアウトパンチです。そうそう、筆者は宮城谷昌光先生の「介子推」で解説を書いていた井波律子教授。分かり易い入門書です。読み下し文も入門者向けにアレンジされています。中級になると、「死ぬ」(ナ変)は使わず、「死す」(サ変)を使う等を学ぶはずです。例)板垣死すとも自由は死せず(×死なず)。
    中島敦「弟子」の主人公・子路がたくさん出てきます。シンプルな暮らしを楽しむ顔淵や風に吹かれて我が道を往く曾皙にも憧れますが、人間臭い子路も憎めない!

  • 知性のある人は迷わない。
    誠実な思いやりを持つ人は迷わない。
    勇気のある人は恐れない。

  • いい年して論語も知らないのでは、と思い、とりあえず入門書を読んでみた。

    はじめは原文をなんとか訓読しようと頑張ったが、結局歯が立たず、途中から訓読を最初から読んだ。
    今から、二千年前の思想とは思えぬ生き生きした言葉に数多く出会い、今度は通読に挑戦したい。

    また、孔子のイメージも堅苦しいおっさんだと勝手に思っていたが大間違いで、それを知っただけでも、本書を読んで良かった。

  • 読了。

  •  人生初の論語ということで分かりやすそうなものを選んだ.
     論語そのものの内容は正直あらゆるところで言われている理想論の塊で
    特に面白いと思うような考え方はなかった.
     ただ,今後論語の思想を引用した上で「孔子様が言ってた」と言えば説得力は
    出そうかなという感じではある.
     わずかに感じられた孔子様の為人は,正直大した人物とは思えないどころか
    近くにいたら正直鬱陶しいと思いそうな人間で
     ・君主からの呼び出しに馬車を待たずにすぐさま歩いて出向こうとする
      (実際にこれをやられればあてつけとしか思えない)
     ・やたら弟子の顔回を贔屓し,顔回が没した際には他の弟子を蔑ろにするような物言いをする
    等,正直この人を知・仁・勇を兼ね備えた君子であると考えることは難しい.
     本の中ではこの孔子を時に君子として,ときに人間らしいとしてダブルスタンダードでとにかくべた褒めするので,初めて孔子を知る側としてはまるで教祖を崇める信徒による本のようにしか見えない.
     また,論語そのものも到底うまいとは思えない比喩を書いて終わったり,全く意味不明で曖昧な表現で終わるといったことも多く,自分としては正直持ち上げ過ぎなのではないかと思うところもある.
     それでもやはりこの思想が紀元前500年頃に作り上げられていたということは非常に興味深いことであると思う.
     論語の解説はこの本だけではないので今後はまた別の人の思想,解説を頼りに改めて論語を読み解いていきたいと考えている.

    論語そのものに触れたことは自分の中で大きなことであると思うので評価は最大で.

  • まさに論語入門。

  • そういえば論語って教科書ぐらいでしか読んだことがないなーと思い手に取った。論語を抜粋しつつ孔子の人物像を描いていて、読みやすかった。死ぬまでに一度ぐらいは、論語を通読することがあるだろうか?少なくとも興味を持つきっかけにはなった。

  • 「論語」の翻訳は紹介、入門書は数多くあり、それなりに読んでいますので、取り立てて目新しいと感じるところはありません。著者なりの編集もわかりやすいのかどうか、何度も論語を読んでいる身には、何とも言いようがないです。但し、文章や翻訳は平明でわかりやすく読みやすいです。

  • ラン友のおじさんが、
    論語はいいぞ、と言っていたので読んでみた。

    入門なので、2割程度の条文しか載っていないけど、
    とてもおもしろかった。

    読めば読むほど、
    自分はまだ全然至らない人間と思えるし、
    「マジ君子になりてぇ・・・」
    と願わずにはいられなかった。

    時間があったら論語も読んでみたい。

  • 123.83//I53

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著者プロフィール

井波律子[イナミリツコ]
1944年富山県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター名誉教授。専門は中国文学。2007年『トリックスター群像―中国古典小説の世界』で第10回桑原武夫学芸賞受賞。その他の主な著書に『酒池肉林』、『中国のグロテスク・リアリズム』、『中国侠客列伝』『中国人物伝 I~IV』『論語入門』、『中国幻想ものがたり』など、訳書に『三国志演義(一)~(四)』『完訳 論語』などがある。

「2018年 『水滸伝 (五)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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