- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784004313878
作品紹介・あらすじ
東日本大震災は、臨海地域の開発に依存してきた近代日本への警告である。無思慮な開発は国土の脆弱性を増し、大水害の危険度は増大している。一方、人々は防災を行政に依存するあまり自助の意識が薄れ、災害の可能性すら考えない。水源地の森林から河口の海岸まで、川の流域全体を統一した保全思想と、防災立国の構想が必要だ。
感想・レビュー・書評
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読み飛ばした所もあったがひとまず読了。
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摂南大学全学共通プロジェクト
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https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99434213 -
川と国土は切り離せない
川を考える軸
・流域 山から海
・空から地下
・時間
ダムを作ると砂が溜まる→河口に排出される砂が減る→海岸が侵食される
景観の劣化はリスク増
森林、農地の地籍
終わりのない詰将棋 -
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カテゴリ:図書館企画展示
2016年度第9回図書館企画展示
「災害を識る」
展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。
開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金)
開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース -
川は、上流から河口まで、そして海岸線も含めて川全体で治水を考えないとバランスが崩れてしまう。説得力のある内容で思っていたより内容は良かった。海岸線だけみて語ってもダメなんじゃないかな。
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川の源流から河口まで、本来川はひとつながりの自然と考えるべきところを、我々が管理する上での合理性を求めて縦割り行政によって管理したことにより、水害を助長させたのは間違いないと感じた。恐らく高度経済成長期において経済性が優先されていた時期にも、筆者のように災害工学的見地から意見を発していた方は少数ながらおられたと思う。現代社会においても大多数の意見を優先するのでは無く、少数派の意見に耳を傾けその価値を真に理解して物事を決定して行く必要があると感じた。