古典力 (岩波新書)

著者 :
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レビュー : 74
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313892

感想・レビュー・書評

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  • 『古典力』
    斉藤孝

    読み返すごとに、以前気づかなかったところに気づく。これが古典を読む楽しさだ。くり返し読む価値のある本が古典の名にふさわしい。(pii)

    ★こういうのが古典の楽しみ。甘美である。

    古典力最大のポイントは、引用力にある。会話中にその文脈に合った古典の言葉を引用できれば、会話の質が格段に上がる。エッセイのような文章を書くときにも、古典からの引用を文脈に組み込むと、文章が締まるし、読んでいる人の知的刺激にもなる。(p12)

    ★そうなりたいが、古典に溺れるのではいけない

    「全部読まなくては」という強迫観念めいた思い込みから解放されて、パラパラと断片を拾い読みすると、古典との距離が縮まる。(p22)

    ★こういう読みもありか。なるほど。

    つまり肝心なのは、自分を関わらせて古典を読むということだ。まずは、誤読を恐れず、自分の眼と感性を信じて言葉と出会う。突き刺さってきた言葉を手がかりに自分を掘り起こす。自分と古典の著者とが直接触れ合う感覚が、断片読みによって目覚める。(p24)

    ★先の読み方に加えて。自分を関わらせ、自身への反映を深くするということ。

    肝心なのは、自分が今生きている世界と「結びつける」という心の習慣を身につけることだ。(p26)

    古典の存在がなくても人生は進んでいくだろう。しかし古典を経験世界に結びつける習慣があれば、経験の意味が豊かになり、決断に覚悟が生まれもする。時空を隔てているからこそ、共感に驚嘆の念が加わり、心の支えにもなる。(p26)

    ★経験世界とは自身がいる現実ということ。読むだけで古典は面白いが、もっと現実に近い存在にしたい。

  • 斎藤先生オススメの古典のほか思想・哲学、現代の名作50点を紹介。
    ブックパンフレットの本バージョンという感じで物足りないように思いました。せっかくなので、斎藤先生から「古典」作品の読み方を享受していただきたかった…。ガッカリ感があります。

  • とっかかりにくいと思われがちな古典(歴史的名著)の読み方・接し方が簡潔に書かれている。
    古典を読みたいと思っているが、なにをどう読めばいいか分からずまだ慣れ親しんでいないという人向け。この本が良い道標となってくれるだろう。

  • 長く読み次がれる古典の素晴らしさ!古典は人間の器を大きくする。

  • 恐らく今までにも幾度となく出版されてきた古典文学のすすめ。

    この本に何か突出している面があるかというとそうではないが、古典の魅力や読み方、お薦め作品がかなり分かりやすく纏められており、十分に「よし!!古典を読もう!!」という誘引になる本。

    ただ、個人的には古典を読みまくるとスノッブな感じになってしまう恐れがあるので、あらすじを見て興味のある本にだけのめり込む様に読むのが自分には合っていそうだなと思った。

  • 齋藤孝氏の古典への誘い。前半は古典を読むとどんないいことがあるか、古典を取り入れた氏の授業方法などが紹介されている。後半は読むべき古典が紹介文とともに列挙されている。

    後半は、これから読むべき名作が並んでいるので、今後の読書の指針となる。しかし、紙面のスペースが限られているとはいえ、ちょっと紹介文がわかりにくい。あらすじではなく、氏の感想や感動ポイントが書いてあるので、その本を読んだ人にとっては「ああ、あのことね!」と分かって楽しい。しかし、読んだことのない人にとっては、散文のような感想を読んで「どんな話なのだろう」と頭をひねらすことになるだろう。

    とはいえ、今後読みたい本がたくさん増えたきっかけとなった。しばらくは古典を読む機会が多くなりそうだ。

  • 13/01/21 紹介されている本のうち、何冊読むだろう。

  •  「読書力」から続けて。古典は難しそうで敬遠してきたけど読まないとダメだな。名著50選に一冊づつ2P解説がされていて読みたくなる。解説の端的さ分かりやすさは流石というしかない。齋藤孝さんは一体何冊の本を読んで自らの力にしているのだろう。
     この本を読んだだけでは意味がない。ここから古典の世界に入っていかなければ。

  • 高校生までに読んだ本がかなり紹介されていた。
    もっと、ちゃんと読んでおけばよかったかも。

    論語は、奥が深くて、なかなか読み進むのが大変、
    ゆっくり、自分の好きなフレーズを探していこうと思う。

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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