古典力 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004313892

感想・レビュー・書評

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  • 長く読み次がれる古典の素晴らしさ!古典は人間の器を大きくする。

  • 恐らく今までにも幾度となく出版されてきた古典文学のすすめ。

    この本に何か突出している面があるかというとそうではないが、古典の魅力や読み方、お薦め作品がかなり分かりやすく纏められており、十分に「よし!!古典を読もう!!」という誘引になる本。

    ただ、個人的には古典を読みまくるとスノッブな感じになってしまう恐れがあるので、あらすじを見て興味のある本にだけのめり込む様に読むのが自分には合っていそうだなと思った。

  • 齋藤孝氏の古典への誘い。前半は古典を読むとどんないいことがあるか、古典を取り入れた氏の授業方法などが紹介されている。後半は読むべき古典が紹介文とともに列挙されている。

    後半は、これから読むべき名作が並んでいるので、今後の読書の指針となる。しかし、紙面のスペースが限られているとはいえ、ちょっと紹介文がわかりにくい。あらすじではなく、氏の感想や感動ポイントが書いてあるので、その本を読んだ人にとっては「ああ、あのことね!」と分かって楽しい。しかし、読んだことのない人にとっては、散文のような感想を読んで「どんな話なのだろう」と頭をひねらすことになるだろう。

    とはいえ、今後読みたい本がたくさん増えたきっかけとなった。しばらくは古典を読む機会が多くなりそうだ。

  • 13/01/21 紹介されている本のうち、何冊読むだろう。

  •  「読書力」から続けて。古典は難しそうで敬遠してきたけど読まないとダメだな。名著50選に一冊づつ2P解説がされていて読みたくなる。解説の端的さ分かりやすさは流石というしかない。齋藤孝さんは一体何冊の本を読んで自らの力にしているのだろう。
     この本を読んだだけでは意味がない。ここから古典の世界に入っていかなければ。

  • 高校生までに読んだ本がかなり紹介されていた。
    もっと、ちゃんと読んでおけばよかったかも。

    論語は、奥が深くて、なかなか読み進むのが大変、
    ゆっくり、自分の好きなフレーズを探していこうと思う。

  • 古典は、読まないといけないと思いつつも堅苦しそうで、これまで読むのを躊躇していた(紹介されてる50選の半分も読んだことがなかった)。
    でも、本書の「古典を読むための十ヵ条」を読んで、ああ、古典ってそういう読み方をしても良いんだ、と、何かつかえが取れた気がした。

    本書自体も、文章はやさしく読みやすかった。古典の紹介も軽快で、タイトルからして難しそうな本でも、自分も読めるかもと思ってしまい、読書欲をかきたてられた。

  • 改めて、好い本を読まないといけないなと思いました。

    この本で言う「古典力」とは

    ”名著の知識を自分の古典として日々の生活や思考に生かす力のこと”

    なるほど確かに…

    でも、名著と言われるものは文章が難しくて最後まで読めなかったりします。

    この本はそんな名著を読みこなすためのアドバイスやヒントが盛りだくさん。

    私が持っていた読書の固定観念を払拭してくれました。

    前半は古典を読むための十か条と古典力を活かした先人のワザが紹介され、後半は推薦の古典をあらすじと共に紹介していいます。実際に読んでみたくなりました。

    早速、「マイ古典」をつくらねば!

  • 古典が読みたくなった。
    この本を道しるべに少しずつ気長に読んで行きたい。

  • 敷居が高く敬遠しがちな古典を、もっと身近に感じて親しもうという本。
    その為に、いきなり原文からではなく、現代語訳から読むことや、当時の社会状況等の周辺情報を学んだ上で読むことなどで理解が深まりより楽しめるということを書いている。
    最後におすすめの古典を紹介しているが、名前は知っているが、ほとんど読んだことがなかった。少しずつ読んでいきたい。
    ちなみに、以前読んだ本があると、嬉しくなる。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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