ことばの力学――応用言語学への招待 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314196

作品紹介・あらすじ

ことばは知らない間に人間の行動を左右する。標準語と方言、英語と現地語など、複数の言語が関わる状況では、優劣を生み出す無意識の力学が働く。問題を科学的に解決するための言語学-応用言語学の最新の研究から、外国語教育、バイリンガリズム、異文化との接し方、法言語学、手話、言語障害など幅広い話題を紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 応用言語学ってなんだろう、と読んでみる。方言の問題や、言語教育について、手話や、コンピュータによる言語処理などテーマは幅は広く、わりと常識に類すること(方言の差別はNGなど)も多くて、思ったほど掘り込んでいない印象。初心者向けの本だからかな?
    後半、質問の文章の作り方によって(言わんとしていることは同じでも)回答の割合が変わってくる、といった心理学的な章が面白かった。

  • サブタイトルは「応用言語学への招待」です。応用言語学とはどういう分野か。プロローグによると、「現実社会の問題解決に直接貢献するような言語学のこと」とありました。差別などにつながる言葉はまずそうですが、言葉自体が社会問題になることがあります。また、言葉が、人間の無意識に働きかけていたり、その逆に、無意識が作用して表出されている言葉があったりします。そういった、現実との摩擦を起こしているような部分を扱う言語学といっていいのかもしれません。

    十章にわかれていて、そのなかでも比較的短い分量の項で小さく分けながら、それぞれのトピックが論じられていきます。文章自体のわかりやすさはなかなかのもので、読解しやすい体裁になってて読み心地もよかったです。

    それでは、いくつかのトピックを紹介しながら感想を書いていきます。

    まず、方言やなまりが、自分のそれと同じか近いか遠いかで、その相手との距離感は異なってくるし、帰属意識の働き方も違うというのはそうだなあと思いました。このことの難しいところは、無意識的かつ自動的に、たとえば自分とは違ったなまりの人を気付かないうちに差別するところです。言語感覚によって、そうとう僕たちの意識は規定されているようです。ちょっと怖いところですよね。

    次に、言語と認知機能について。バイリンガルのほうがモノリンガルよりも認知症になりにくく、なったとしても進行は早くなりにくいのだとあります。理由は単純に、日常的に頭をよく使うことになるからだとされています。また、二か国語を使用するにしても、その共通となる言語領域があるのだと解説されていました。人間は、まるきり別ものの二つの言語を頭に詰めるというよりも、そういった共通項を共有して母語と第二言語を発達させていくようです。名詞とか主語とか、そういう分類は共通です。うまく整理して覚えていくものだとあります。

    僕が義務教育で英語を学んだときは、無味乾燥な学び方をしたものでした。本書にも例がありますが、「I am a student.」という文章を否定形にしなさい、など。「I am not a student.」とやって正解と言われますが、自分は生徒なのに生徒じゃないと言わないといけない。技術・文法面しか見ない教育方法でした。意味を汲んで理解してっていう学習じゃないと身につかないことが教育の分野でやっとわかって、今日では僕の時代のような学習・教育の仕方はされていないそうですね。後の世代の人たち、ひとまずよかったですよね(とはいえ、勉強そのものは大変でしょうけれども)。

    規範主義、という主義思想についても扱っていて、著者はこれを批判してもいます。たとえば標準語を正しいとし、その正しさというものが価値を持ち、その正しさから外れるものを蔑み、差別するという帰結になる。これが規範主義です。規範、お手本、そういったものに沿って社会を秩序立てていく方法はメジャーですし大切ですが、その副作用として好からぬ効果がはっきりとあることも意識しておかないといけない。そういったことを、本書ではこの規範主義という言葉とその意味から学び取ることができるのでした。

    プライミング効果、という「なるほど!」な知見についても解説がありました。これは、無意識的に抱いている私たちの先入観が、微妙にその行動に影響を与えることを示唆します。たとえば、一流学術雑誌にすでに掲載された論文を、一流大学所属の著者というもとの肩書を外し、無名大学の肩書に書き換えて再度投稿してみた実験があります。12本送ってみて、そのうち3本は再投稿されたものだと発覚してしまい弾かれるのですが、残りの9本のうち8本が不採択になったのです。つまり、無名大学だと採択率が低くなるというものでした。

    まあ、プライミング効果なんていう言葉を知らなくても、僕たちはそういった心理バイアスがあることを経験的にわかっていますよね。僕は小説を投稿するときにいつも考えてしまうのですが、応募原稿の1ページ目に学歴や職歴を記載しないといけいなくて、その欄があることで僕の小説の価値が低く見られるだろうな、というのがあります。なにせ、学歴も職歴もたいしたことがないわけで。そのバイアスを突破するにはもう、ベラボーに力強い作品を作り上げるしかないわけです。

    ……と、それはそれとして、本の中身に戻ります。

    認知機能が落ちていると診断された人が、それでも昔と変わらずきちんとしゃべることが出来ていたりする。本書の例では、要支援2の人です。周囲からは、その人の言葉がしっかりしているから、医師に認知機能が落ちていると言われていてもたいしたことはないんじゃないか、なんて判断されたりなどするのです。これ、人間の「知識の二重構造」に理由があるようです。

    大雑把に言えば、認知機能に関係する知識の部分と、言語の能力に関する知識の部分は別ものだということです。このことについてちらっと、「宣言的知識」と「手続き的知識」が解説されています。この分野、かなり重要だし奥が深そうに感じました。

    たとえば鬱状態でも執筆仕事はできました、といった例を僕はSNS上で読んだことがあります。「そんなの鬱じゃない」とか「執筆って楽ちんなんだ」とか、他者からそういった解釈をされてしまいがちだろうと思いますが、知能が一枚岩で機能しているわけではないとわかれば、鬱状態での執筆は「あること」になります。そして、だからといって「楽ちんということでもない」ことにもなります。

    僕個人の例で言うと、過労状態(鍵をかけるときに毎度鍵を落っことす、会計の時に財布を落っことす、仕事が覚えにくいあるいは覚えられない、買ってあるものを別の日にまた買ってしまうなど)にあっても、本の簡単なレビューくらいならまず書けるし(掘り下げようとするとなかなかきつくはあります)なんとか創作もいける。でも傍からは、疲れてなんていないだろう、と見られる。

    そういう齟齬を埋める知見だと思うんですよ、「知識の二重構造」って。厳密に言うと、二重どころかもっと分割して捉えているものらしいです。こういうのって、「好きなことだけはやるわけだ」とか「遊べるくらい元気なのに」と人の心を問題視して個人攻撃することを、それは間違いだと正せるきっかけになる知見なのではないでしょうか。無知や無理解が、個人を攻撃したり心のせいにしたりする原因になっていることって、けっこうありがちではないかなあ、と思います。

    というところです。200ページ弱の新書ではありますがしっかりした中身で、ページを繰るたびに知る喜びを得ながらの読書でした。テンポよく知見や知識を知ることができたのです。応用言語学という分野自体もおもしろそうですが、英語圏にくらべて日本では関連書はほとんどないそうです。残念に思いました。

  • 応用言語学:現実社会の問題解決に直接の貢献するような言語学
    ・人は無意識のうちに言語、その言語を話す人に肯/否などの印象をもつ、差別的な反応を意識的に抑える努力が必要
    ・ことばの変化は当たり前、ら抜き言葉に目くじらを立てる必要はない
    ・方言や危機言語が生き残るには?など

    確かに自分も、博多弁=可愛い、京都弁=おしとやかなどつい方言とイメージを結びつけていることに気づいた
    身近な「言語」について深く考えるきっかけとなり、面白かった
     

  • 応用言語学絶好の入門書。内容は明らかに「浅く広く」なの
    だが、それでも示唆に富み楽しく読むことが出来た。単なる
    言語の研究ではなく、それを現実社会の問題解決に「応用」
    する応用言語学らしく、様々な問題に対して著者の考える
    「策」が書かれているのも、読者に考えさせるという点で
    良かったのではないかと思う。参考文献に挙げられた書物に
    日本語で書かれたものが少ないということが、この応用言語
    学がまだまだこれからの学問だということを示しているの
    かも知れない。

    特に気になった点をいくつか。
    ・われわれは様々な言語(方言含む)に対して無意識のうちに
    優劣をつけているという問題。
    ・手話は健常者の使う言語の代用品などではなく、それ自体
    一つの立派な言語である。
    ・「日本語対応手話」と「日本手話」の大きな違い。
    ・除染という言葉のまやかし(正確には移染というべき)。

  • 応用言語学とは、直接的に現実社会の問題解決を目指す言語学である。本書でも、母語習得、言語政策、第二言語習得、思考と言語、手話など、様々な言語と社会とのかかわりについて言及されている。言語は我々の思考をも規定する根本的なものであり、そこから生じる諸問題についてなかなか意識しづらい。例えば、普段日本語では主語や目的語を省略しても伝わるが、共通知識が少ない異文化圏では同様にすると誤解を生じうる。本書はこのような問題を改めて指摘しており、はっとさせられるものがある。言語学に興味がない人にも、一読をおススメしたい。

  • 事例が面白い。よくある言語学紹介本よりも、関心を持ちやすい(はず)。現存する言語がらみの問題に対しては、著者による提案が付されているのもポイント。


    【目次】
    プロローグ 問題解決のための言語学 [i-v]
    目次 [vii-ix]

    第I部 多言語状況 001
    1 標準語と方言 003
    標準語とは何か/英語(フランス語、日本語)は世界一美しい言語か/言語はすべて平等/標準語の価値はどこからくるのか/関西弁はなぜ強いのか/アメリカの方言/方言とは何か/「方言」と「言語」の線引きは難しい/標準英語とAAE/エボニクス論争/二言語(方言)併用主義/「なまり」について/幼児は人権よりもなまりに敏感/集団帰属の証としての言語/スタイルシフト/標準語イデオロギー/言語による差別/「ラ抜き」現象の問題/なまりとステレオタイプ

    2 国家と言語――言語政策 029
    言語政策とは/言語政策の三つの側面/明治政府の言語政策/方言撲滅運動/外国語に関する政策/アメリカにおけるイングリッシュオンリー運動/日本におけるモノリンガル主義/危機言語/言語学習とコミュニティのギャップ/危機言語を救う言語政策/瀕死状態のアイヌ語/瀕死状態の方言/言語政策には言語習得理論が必要

    3 バイリンガルは悪か 047
    バイリンガルのイメージ/母語を子どもに話せないフィリピン人の花嫁/バイリンガルは頭が混乱している?/バイリンガルの認知的優位性/根強いモノリンガル主義/言語の価値とバイリンガリズム/どうすればバイリンガルになれるか/学習言語能力の習得には時間がかかる/ダブルリミテッドの危機性/世界を見ればモノリンガルは少数派

    4 外国語教育 063
    言語学の応用としての「応用言語学」/第二言語習得(SLA)の誕生/効率のよい外国語学習法とは/正しさ至上主義の呪縛/英語公用語論/英語帝国主義とWorld Englishes/日本人英語の利点と問題点/規範主義から現実主義へ/エンパワメントという考え方/学問のマルチリンガル化/平和のための外国語教育/アラビア語を学ぶイスラエル人の子どもたち

    5 手話という言語 081
    手話とは何か/手話はジェスチャーか言語か/世界の手話言語/ホームサインから手話言語へ/言語を奪われる子どもたち/手話による大学での討論/なぜ手話言語がひろまらないのか/口話法/もうひとつの「手話」/あるべき手話教育とは/手話言語と日本語のバイリンガルをどう達成するか/日本手話と日本語対応手話の位置づけ/ろう者の権利

    第II部 社会の中の言語 101
    6 言語と文化 103
    言葉が思考を決める?/主語を言わない日本語/言わない主語は推測で補う/日本人の子どもは「心の理論」の発達が早い?/心の理論の発達と言語/思考がことばを決める?/察しの文化/KYという排他主義/異文化間コミュニケーション/ステレオタイプ/ステレオタイプはどこから来るか/男女の差/よりよい異文化間コミュニケーションのために

    7 無意識への働きかけ――政治・メディアのことば 127
    メタファーとは/湾岸戦争のメタファー/メタファー思考にひそむまやかし/3・11以後の原発報道/ニュースの作られ方/「除染」ということばのまやかし/言語は強制的に範疇化する/カテゴリーの難しさ/視聴率を上げるために/無意識の影響力――プライミング効果/潜在する偏見/「調査結果」の意味/政治・メディアに対する批判的な姿勢を

    8 法と言語 151
    法言語学/金田一春彦と吉展ちゃん誘拐事件/ヨークシャー・リッパー/無実の容疑者を救った言語学者ラボフ/方言の特定/アメリカ英語で歌うビートルズ/人物特定に使われるその他の言語学的証拠/なぜ法律用語は難解なのか/目撃証言にバイアスをかける/法における証拠

    9 言語障害 167
    多様な原因/話せなくても理解はできる場合が多い/ディスクレシア(失読症、読字障害)/発達障害と言語/自閉症とバイリンガリズム/高齢者の言語機能/認知症でも言語能力は最後まで残る/言語能力は基本的には手続き的知識/言語障害への対応

    10 言語情報処理はどこまで来たか 181
    コンピューターと言語/自然言語処理/「偶然だぞ」と言われた福留のメジャーデビュー/音声認識/カウンセリングをしてくれるイライザ/なぜ自然言語処理は難しいのか/チェスのディープブルーからクイズ番組のワトソンへ/コンピューターに知性はあるか/障害者を助けるコンピューター

    あとがき(二〇一三年一月 東京 白井恭弘) [197-199]
    参考文献 [4-8]
    用語索引 [1-3]



    【抜き書き】
    □64頁
     “外国語教育に言語学が本格的に応用されたのは、主に第二次大戦からその後の冷戦時代で、「戦争」「冷戦」という現実がきっかけでした。つまり、敵国の情報を効率よく集めるためです。なお、このような動員は言語学にかぎりません。原子爆弾を作った物理学のマンハッタン計画は有名ですが、文系の学問で特筆に値するのは、文化人類学です。ルース・ベネディクト(コロンビア大学)は、戦時中、日本で現地調査ができないため、文献調査と、日系人や日本人捕虜などに対する聞き取り調査などにより、『菊と刀』という驚くほどの洞察にみちた日本人論を書いたのです。(彼女の議論には批判もありますが。)
     戦時下に言語学は、暗号解読のために利用されました。”

    □86頁
    “〔……〕ですから、ここで手話をその子どもの「母語」として習得させることが、耳の聞こえる子どもにとっての音声言語の母語の習得と同じ意義を持つのです。言語の習得は、人間の認知発達にも非常に重要な役割を果たします。
     手話を習得させないということは、母語を習得させないということであり、まったく理不尽なこととしか言えません。実は、現在でもそのような「母語を習得させてもらえない」子どもは日本を含め、世界中に多数存在しているのです。”

    □88-89頁
     “さて、前者の母語習得に関する臨界期仮説は、「一定の時期までに、母語を習得しないと、その後は習得が不可能になる」という仮説です。アヴェロンの野生児や虐待により社会から隔離されたジニーなど、幼児期に母語を習得しないで育った事例がいくつも報告されています。〔……〕そして、それと同じように、幼児期に手話言語を習得する機会を奪われた聴覚障害を持つ子どもたちも研究されています。〔……〕この手話習得のケースも臨界期仮説の証拠としてとりあげられています。
     では、なぜ手話言語を習得する機会を与えられなかったのでしょうか。

       なぜ手話言語がひろまらないのか
     実はアメリカでも、手話言語の地位が高まってきたのはわりと最近のことです。また、ろう学校でも、手話言語を使って教育が行われるとはかぎりません。手話言語による教育を禁じていたケースも多数あります。日本でも同様で、手話言語を使うと罰を受けるということもありました。〔……〕なぜ手話言語が禁じられたのでしょうか。
     背後には、モノリンガル主義があるといえます。つまりアメリカ人は英語を習得しなさい、日本人なんだから日本語を習得しなさい、という考え方です。もうひとつの問題は、聴覚障害児の大多数は、耳の聞こえる親から生まれるということです。親は子どもに音声言語を習得してほしいと思いがちです。手話を教えようにも、自分にはできないし、習得しようと思ってもそれは簡単なことではない。さらに、社会のさまざまなリソースへのアクセスが手話言語だとどうしても限られてしまうので、積極的になれないということもあります。”

    □91頁
    “   口話法
     歴史的に見ると、もうひとつ複雑な要因があります。一七六〇年にフランスで世界初のろう学校を作ったド・レペは、手話言語による教育を推し進めました。これに対し、ドイツのハイニッケは、読唇、発語、書きことばを中心とした「口話法」を提唱し〔……〕手話対口話の対立では、一九世紀後半まで手話が優勢でした。”

    □92頁
    “   もうひとつの「手話」
     さらに問題を複雑にしているのが、手話言語とは別に、音声言語を手話で表した「手話」が存在することです。これは「日本語対応手話」「手話対応日本語」もしくは「手指日本語(signal Japanese)」と呼ばれ、「日本手話」とは区別されるべきものです。”

    □126頁
     “文化人類学における研究の原則は、文化相対主義、すなわち〔……〕というものです。人間は、自分の文化が正しい、価値が高いと思いがち(自民族優越主義=ethnocentrism)で、これは相手に対する差別感、敵対感などにつながりかねません。〔……〕お互いの文化を尊重し、前提が違うところはことばで調整していくということが大事です。もちろん、文化相対主義にも問題がないわけではなく、普遍的な価値を主張しにくくなってしまうということが言われています(たとえば、さまざまな差別について、その国の文化では認められているのだから仕方がないということになってしむいます)。このような問題点には注意が必要です。”

  • 社会において言語が果たしている様々な役割や言語が人間に与える様々な影響を、これまで言語学が積み重ねてきた研究や議論をもとに、わかりやすく説いてくれている。2章の「言語政策」、4章の「平和のための外国語教育」、5章の「手話」の話などを特に面白く読んだ。

  • 大学の講義で使った教科書。
    言葉にどう私たちが無意識のレベルで影響されているのかなど、言葉に関することを考えさせられた一冊。
    外国語だけではなく、言語障害や手話など多岐にわたったジャンルについて書かれているので、一読する価値あり。

  • 応用言語学って名前はよく聞くけれど実際にはどのような分野を指すのだろうか?という疑問に対して考えるヒントを与えてくれる書。方言について研究している学者が事件の解決の重要な切り札になったという事実は興味深かった。言葉を聞いただけでどこ出身でなどがわかるから驚きだ。コンピュータ言語は今後どのような進化をしていくのかも面白い。カウンセリングが必要な人専用に作られたプログラムもあるということは、今後は話す人がいなくてもコンピュータと会話を楽しめるような時代になっていくのだろうか。。。Siriなどはすでにその域まで達していることを暗示している。

  • 宣言的知識と手続き的知識という知識の二重構造は興味深い。言葉から解るってかなり真実だと思える。手話関連は武居氏監修かな。

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