先生! (岩波新書)

制作 : 池上 彰 
  • 岩波書店
3.70
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本棚登録 : 241
レビュー : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314349

作品紹介・あらすじ

「先生!」-この言葉から喚起されるエピソードは何ですか?池上彰さんの呼びかけに、現場で実際教えている人のほか、作家、医師、職人、タレントなど各界で活躍の二七名が答えた。いじめや暴力問題にゆれ、教育制度改革が繰り返されているけれど、子どもと先生との関係は、かくも多様でおもしろい!希望のヒント満載のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • ジャーナリスト・池上彰が呼びかけ人となり、「先生!」のひと言で思い出すエピソードを各界の著名人27人が語ったもの。
    教員だけではなく、漫画家・外科医・町工場のおやじさん・作家・モデル・アーティスト・柔道家・映画監督などなど、多様な経歴を持つ人が集まっている。
    まずはこの人選がおもしろい。
    多彩な人々を集めたことで、通り一遍ではない、さまざまな角度から「先生」と呼ばれる職業にライトが当たるエッセイ群になっている。

    縛りは文中に「先生!」という呼びかけの言葉を入れることのみ。
    1編1編は短いので、空き時間にも読める。
    そして自分にとって「先生」というのはどういう存在だったかな・・・と考えるきっかけにもなる。

    個人的に印象に残ったのは、町工場の岡野雅行、一水会の鈴木邦男、詩人・作家の寮美千子の三氏のエピソードだろうか。特に寮氏の『空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集』(新潮文庫版もあり)はちょっと心に留めておきたいと思う。

    1編は漫画、25編はエッセイだが、最後の太田光(爆笑問題)のみ池上彰がインタビューする形になっている。太田さんという人は、何を語っても太田さんだなぁ・・・。非常に好きであるとか共鳴するとかいうわけではないが、このブレない個性はなかなかすごいと思う。

  • 374.3

  • 多様な人の多様なエッセイ集。先生と言われる側の人もいるけれど、基本は自分にとっての先生について。

  • 教育で大事なのは、「南京事件で何人死んだか」とかじゃないんですヨ。

  • 編者:池上彰

    通し番号:新赤版 1434
    刊行日:2013/07/19
    ISBN:9784004314349
    新書 並製 カバー 250ページ
    在庫僅少

    「先生!」――〈この言葉から喚起されるエピソードを自由に書いてください〉.池上彰さんの呼びかけに,学校現場で教えている人,作家,医師,職人,タレントなど,各界で活躍の27名が答えた.いじめや暴力問題にゆれ,“上からの”教育制度改革が繰り返されているけれど,子どもと先生との関係は,かくも多様で,おもしろい!
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b226221.html


    【目次】
    はじめに
    センセイの最期(しりあがり寿)
    西日の渡り廊下で(天野篤)
    想像力は無限だ(岡野雅行)
    「歌の時間」(稲泉連)
    先生がくれた 光(押切もえ)
    先生は…(関口光太郎)
    大切な「症状」(田中茂樹)
    手紙(増田ユリヤ)
    柔道とは?(山口香)
    中学・高校生に願うこと(柳沢幸雄)
    巨大な疑問符を与えてくれた(鈴木邦男)
    実はすごい、日本の教育(パックン)
    「抗う」こと(安田奈津紀)
    学びの同志おっちゃん(市川力)
    八十歳を超えた中学生(太田直子)
    紅茶の味(李相日)
    ことばの裏にある子どもの声を聞く(渡辺恵津子)
    「消費者感覚」に立ち向かう(武富健治)
    作る、壊す、作る(武田美穂)
    人生最初の「先生!」は…(姉小路祐)
    逃げろ!逃げろ!(石井志昂)
    先生と子どもの関係(鈴木翔)
    色えんぴつ(乙武洋匡)
    詩が開いた心の扉(寮美千子)
    自分の物差し(山口絵理子)
    とらわれちゃだめだ(平田オリザ)
    (インタビュー)学問を武器にして生徒とわかりあう(太田光)

  • いろんな方面で活躍中の27名が、「先生!」から喚起されるエピソードを語る。
    こういった企画は、編者の力がモノをいう。面白い。
    なかで李相日監督の「知りたいのは未来だった」は泣ける。学校や先生は、これに応えられる存在であって欲しい。

  • 様々な人が「先生」について書いているとのことで、読む前は出会ってきた先生について書いている本なのかな、と思ったが、様々な立場や視点から書かれていたから面白かった。中には涙が込み上げてくるものもあった。

  • 客観的に学校や先生を見た意見に励まされたし、勉強になった
    この中で市川力さんという方が書かれたものは、『俺は普通の先生じゃない、形にとらわれない教育で子どもを指導できる優秀な人間だ』というようなことがひしひし伝わる内容で、こういう先生にはなりたくないと思った よい反面教師となった

  • みんなにとっての「先生」ってどんな存在だろう?「先生!」というキーワードを必ず盛り込んで、という条件のもとで書かれた、それぞれの先生にまつわるエピソードを纏めたのが本書。
    自分は今、先生になることを目指している。思えば学生時代、誰もが必ず「先生」と関わり、しかも長い時間を共に過ごすことになるのだから、「先生」の児童生徒に対する影響はやはり図りしれないものだろう。ではそんな「先生」は児童生徒にとってどんな存在であるべきなのだろうか。それぞれのエピソードがそのヒントを教えてくれる。
    それぞれのエピソードは単なる思い出話じゃない。先生を目指す身としては、自分自身が目指す「先生像」を絶えず思い描いていかなければならず、本書はそれを考えるヒントになると思う。その意味でもまた必ず読み返したい一冊だ。

  • 請求記号:S2536/374.3
    資料ID:50071759
    配架場所:図書館階西館1F文庫
    【感想文 byA .K】
    タイトルの「先生!」から思いつくエピソードを多種多様な業種の人が思い思いに述べていて「そんな考え方、感じ方、視点があるのか」と思わせてくれた。一番印象的だったのは、著者が「先生になるということは教え子の人生を左右すること。そんな恐ろしいことは、私にはできない。」と述べていたことでした。教員志望の私としては理解していたつもりでしたが改めて考えると重たいことだと感じました。

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