もっと面白い本 (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 571
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314684

作品紹介・あらすじ

「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。大反響(悲鳴?)を呼んだ前作『面白い本』。「もっと面白い本が読みたい」「もっと面白い本を教えてほしい」。火のついた読書欲に"もっと"が止まらない。人間、宇宙、世界、歴史、芸術、科学。まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 前作『面白い本』より読みたい本を見つけられた、という意味で☆4。アートな読書、揃えておきたい本の章が良かった。早速一冊購入してしまった。

  • “HONZ”の成毛さんによる、“本”の紹介本。
    どれもこれもが魅力的で、危険な一冊でした。

    読んだ本もあり、読んでいない本もあり、な感じですが、、
    これ、手元に置いておいたら、間違いなく積読本が増えます。

    テーマは「人間」「宇宙」「世界」「歴史」「芸術」「科学」、
    これらから厳選された70点(151冊)+3つの全集が紹介されています。

    通常ルートで入手可能なものをすべて揃えると、約57万円。
    金額もですが、置き場所から見ても、家内から蹴られそうです。

    なんにせよ、“本のキュレーター”、やはり憧れますね~

  • 裕福で国際感覚に優れたセファルディズム(スペイン系ユダヤ人)は地中海を舞台に活躍し、スペイン、ポルトガル、イタリア、オランダあるいはフランスに存在するマラーノ(キリスト教徒に改宗した隠れユダヤ教徒)たちとも協力し、貿易や外交に携わった。

    ある本について的確に語ろうとするなら、時によってはそれを全部は読んでいない方がいい。いや、その本を開いたことすらなくていい。
    成功するために必要なことはやりたいことをやる、それだけなのだ。

  • 興味が広がっていきます。敬遠していた難しそうな題名の本、興味のない分野の本などを読んでいなかったことを見直したいと思わせてくれます。というか、今まで手を出してなかったのが勿体ない位に面白そうな本の紹介がされていました。確かに給料なくなるよ(^-^;)

  • HONZサイト(著者:成毛眞氏の運営サイト)には
    掲載されていない本(ちょっと前のもの)で面白いものを紹介されているので、またたくさんAmazonでポチってしまった。

  • 面白い本を見つける、嗅覚を鍛えよう!

    岩波書店のPR
    「「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。大反響(悲鳴?)を呼んだ前作『面白い本』。火のついた読書欲に“もっと”が止まらない。「もっと面白い本はないのか」「もっと面白い本が読みたい」。人間、宇宙、歴史、芸術、科学.まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。」
    岩波新書 もっと面白い本
    http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1401/sin_k751.html

  • 「面白い本」も「ノンフィクションはこれを読め、同2013」も読んできた。HONZも覗いている。この本は、本の一冊一冊をどう面白そうに紹介するか、という点では前著に通じるところがあるが、成毛さんが係る他の紹介サイトや本に比べると、やはり力が入っている(逆にいい感じに抜けているともいえるのか)ように思う。紹介された本の結構な部分は読んでいた本だけど、それゆえに面白く読めるし、読んでいない本は、やはり僕も被害者として、また新しい本にも手を出してしまうだろう。堀江貴文さんの著作の中での本売り対談で、ちょっと僕の中での株はさがっていたのだけど、でもやっぱり、キュレーター的あとがきが好きだったなあ。本を読む人は増えているようだけど、自己啓発書とムズカシイ古典なんか読まなくていいって。個人の時間も金も有限だからキュレーションは大事ですが、僕はまた違う視点で食い散らかしていて、ちょっと道筋に迷いが出てしまうなあ…。

  • 770

    ヴァイオリンの製作を支配する法則は万有引力の法則が発見される少し前に定められ、それ以来ほとんど変わって いない。あらゆる楽器の中でもっとも完璧な音を奏でると考えられているが、その謎を何十年もかけて突き止めよう とした物理学者ですら、"ヴァイオリンはこの世界でいちばん分析されている楽器だが、いちばんよくわかっていな い楽器だ"と呻吟させるほどなのだ。

    日本人が英語を話せない理由のひとつは、単語力が弱いことにある。たとえば、観葉植物、引出し、楽 ど、オフィスを見回して日にとまる簡単な物でも、英語で何と呼ぶかすぐに言えない。文法やいい廻しを勉強する前 蛍光ペンな に、単語を一つでも覚えたほうが英会話はうまくなるだろう。子どもが新しい言葉や知識を図鑑で覚えていくよう に、眺めるだけでも十分に楽しい本書は、大人の英語力の向上にも最適だ。

    日本では年間に8万点もの図書が出版されているという。国会図書館には図書だけで950万冊も所蔵されている のだ。その中から1冊の愛読書を選び出すのは誰にとっても至難の業である。そもそも愛読書とは特に好んで読む本 ということだろう。文学者や研究者でもない普通のビジネスマンが、これほど大量の図書に囲まれながら、愛読書と して1冊だけを繰り返し読むという、時間の無駄ができるわけがないはずだ。

    このような動きに賛否はあろう。しかし、はっきりといえるのは、これまで本をあまり読んでいなかった層が、 を手に取りはじめたということだ。私は日頃から自己啓発本を否定し、難しすぎる古典も読む必要はないと言い切っ ている。やがてネット読者が気軽に本に親しむようになり、本書も参考にしてもらいながら、さらに本を読むように なってくれれば、それが本望なのだ。

    本書で紹介した本は70点(151四)。このうち、全集の『日本の歴史』『興亡の世界史』『日本美術全集』と品 切れ本を除く64点80冊)を購入すると、18万6324円(本体価格になる。もしこの3つの全集も合わせて買う と、なんと56万8146円(本体価格)にもなる計算だ。前作『面白い本』のときは、紹介した本を全部買った読者 もいたと聞く。今回はそういう無謀な人が出ないことを祈るばかりである。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/706024

  • レビュー省略

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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