金沢を歩く (岩波新書)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 90
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004314936

作品紹介・あらすじ

泉鏡花、鈴木大拙、西田幾多郎など日本を代表する文豪や思想家、金箔や加賀友禅、和菓子など代々受け継がれてきた職人技術、そして金沢21世紀美術館など新たな文化の発信地…。金沢で生まれ育ち、まちづくりに長年携わってきた著者が、金沢のまち、歴史、文化を歩きながら、その奥深い魅力を余すところなく伝える。

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木大拙館、西田幾多郎館・・・。
    美術館・・・。
    とにかくここ数年だけでも魅力ある街づくりに関心があり、読後、ますます金沢を訪れたくなりました。
    それにしても、ひとつの街紹介で岩波新書が出版できることはうらやましい。

  • 金沢市長の施政記録や考え方を中心にまとめた本。京都とはことなる武家社会であった金沢を現代に合わせて発展維持していく数々のアイデア施策の紹介。

  • <目次>
    第1章  金沢のまちを歩く
    第2章  金沢の歴史を歩く
    第3章  職人のまちを歩く
    第4章  人とまちの暮らしを歩く

    <内容>
    もと金沢市長による金沢の概説書。市長だけあって第4章は「町づくり」に関わる話で、政治臭さ(実績の強調)も見られるが、基本的に金沢の街が「大好き」とよくわかる書きっぷりで、感触はいい方である。第1~3章は、そのことがよく出ている。歴史などの部分はとても浅い内容なのだが、無理に頑張っていないのがいいかも…。巻末の参考文献も、「よく勉強してるな!」とわかる。金沢に行きたくなる本である。

  • 市長として自分がした事という書き方が目につく。純粋に金沢の紹介をしてくれたほうが良かったのに。

    金沢能楽美術館 着装体験
    前田土佐守家資料館 の前の大野庄用水 ホタル?と老舗資料館
    桜橋の橋詰めから寺町台に上る坂、石伐坂
    まちのり
    ふらっとバス
    まいどさん ひがしとにしの茶屋街と長町武家屋敷跡
    金沢湯涌温泉、金沢湯涌江戸村
    重伝建地区、東山ひがし、主計町、卯辰山麓、寺町台

  • 本書を読み金沢に訪れることがさらに楽しみになった。いわゆる旅行のガイドブックよりやや掘り下げて各エピソードについて書かれている。

  • 金沢の街並み、歴史、文化を網羅していて、金沢の地がどういうどころなのか分かりやすく書かれている。
    ガイドブックの代わりに読んだ私にとっては、最終章の人とまちの暮らしについての項は、役所の広報誌を読んでいるようで面白くなかった。
    著者は、金沢市長を経験したことのある人物なので、著者にとっては最も重要な章だったのかもしれないが。

  • 著者は前金沢市長.5期20年にわたって金沢市政を担当した人.当然ながら,町の歴史,産業,文化,箱物などすべてにわたって詳しい.しかし,この本は旅に誘う本というよりは,著者が在職中におこなった町づくりの施策の一覧のような本.市役所の公用車に乗って,横にのった市長さんから説明をうけている感じ.それはもちろん普通に体験できることではないし,意味がないわけではないが,「金沢を歩く」というタイトルにはミスマッチをを感じざるを得ない.正しいタイトルは「金沢の街づくり」ではないか.それだったら私は読まないし,時間を無駄にすることもなかった.

    私は街歩きの本が好きで,いろいろな本を読んだが,この本は街歩きの愉しみをほとんど伝えることのない本.(たぶん著者自身,街歩きをしないのではないかな).なぜこの本は街歩きの本としてはつまらないかを考えてみた.街歩きの愉しみは,歩くことで,本を読むだけでは得られないような個人的な体験・発見をするということにあって,よい本は,その体験が知性で濾過され,ある種の普遍性をもって書かれている.ゲーテのイタリア紀行を見よ.たくさん美術館や博物館があるのは結構.しかし,そこを実際に歩くことで,どのような個人的な体験ができるか,あるいは著者がしたのかがまったく書いてない.この博物館はこういう著名な人に設計を頼み,このような建物をつくりましたということばかり書かれているのを読んでも仕方がない.金沢の和菓子の紹介にしても,実際に食べたことなるのかなって感じ.地酒を紹介しても,銘柄はでてこない.歩いていろいろなお店をながめたり,公園で休憩したり,ふとしたことに町の歴史を感じたり,あるいは食事をしたり,酒を飲んだりしない町歩きって,なによ.

  • 実利ばかりに没頭することのない地域風土があったなんて…どうして今の今まで感じなかったんだろう…

  • 前金沢市長による金沢の町歩きガイド。金沢市内の名所、金沢の歴史や文化、金沢の名産、金沢市政の特色などが簡潔にまとめられている。北陸新幹線開業で、金沢に行ってみようかという方々にとっては重宝するのではないか。

    著者は、市長在任中、景観を害するラブホテルを買い上げて公園にするなど、景観保護に注力したことでも有名だが、そのような施策か可能だったのも、歴史と文化によって育まれた金沢市民の美意識あってこそだろう。主計町茶屋街の美しい小道を歩きながら、そのようなことを考えた。北陸新幹線の開通により、より多くの人がこの町の美しさに触れ、それが更に町の美しさを高めようとする努力につながる・・・そんな素晴らしいサイクルが動き出すことを期待したい。

  • 金沢市長を5期20年務めた著者が見た金沢。金沢の文化だけでなく、それを守り育てる行政の取り組みまで触れられている。

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