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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784004314950
みんなの感想まとめ
経済政策の批判を通じて、日本の未来を見つめる本書は、アベノミクスの成果と限界を鋭く分析しています。著者は、特に金融緩和や財政政策の持続性に疑問を呈し、安倍政権が直面する課題を明らかにしています。読者か...
感想・レビュー・書評
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安倍政権の経済政策の問題点を指摘した本。ただし、本書の分析はところどころ筋悪に見える(結果的に、まともな批判と見当違いの批判が混在する)。党派性が強すぎるので、別の立場の本もあわせて読まないといけない本。
【目次】
まえがき
第1章 異次元緩和は成果を収めているのか
1 天頂からの転落
2 異次元緩和の成果を検討する
3 アメリカ経済は本当に回復しているのか
4 政治のレトリック
5 別の「物語」
第2章 異次元緩和を支える経済学
1 中央銀行と金融政策
2 マクロ経済学と金融政策の歴史
3 金融危機と最後の貸し手機能
4 非伝統的な金融政策
第3章 財政政策と公共事業
1 財政政策の理論的基礎
2 世界経済の危機と財政政策
3 1990年代以降の日本の財政政策
4 アベノミクスにおける財政政策
第4章 成長戦略とトリクルダウン
1 政府の規模を小さくすれば、成長できるのか
2 不平等の経済的、社会的コスト
3 いざなみ景気とトリクルダウン
4 新自由主義型の停滞
終章 失敗から学ばない愚か者は同じ失敗を繰り返す
1 2008年の危機と経済学の敗北
2 ゾンビ経済学
3 学ぶことは未来を作ることでもある
あとがき――政治のレトリックと経済の現実
参考文献 -
岩波新書全冊購入中 3F文庫新書コーナー配架
【配架場所】 図・3F文庫新書 岩波新書 新赤版 No.1495
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/166961
ほか、「検証安倍イズム : 胎動する新国家主義」 (岩波新書:新赤版 1566;2015年)などあります。 -
本書は2014年8月の発行であるが、原稿は4月に上梓されていたそうである。昨年4月時点で現在の状況を的確に予想している点はすごいが、著書は元々「反アベノミクス論者」であるそうだから、内容は妥当なのかもしれない。
本書での経済予想は、現在から見るとあたっている点もやや的外れの点もあるが、全体的には、ほぼ的確な指摘となっているのではないか。
「黒田日銀」の「金融緩和」は、円安と輸出企業の好業績は一定程度もたらしたが、物価と経済を持ち上げるほどの力はなさそうだし、「財政政策」も持続性は困難だろうし、「成長政策」も農協の徹底抗戦の佐賀の選挙以来、どうも迫力不足となっている。
安倍政権は政治的には成功するかもしれないが、どうやらアベノミクスは本書の指摘どうりに失敗に終わる可能性が高いようだと、本書を読んであらためて思った。 -
12月新着
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アベノミクス批判の書。私自身は異次元金融緩和には賛成なのだが、礼賛本ばかり読んでも仕方ないので、読んでみた。内容的にはいま一つ。批判ばかりで、だからどうするというのがない。また、的確な批判もあるが、半ばいちゃもんみたいなものも混じっている。
消費増税がもたらした結果とアベノミクスの結果をある程度区別して論じる必要があると思う。また、異次元金融緩和が円安、株価上昇をもたらしたといえないと論じるが、黒田バズーカ2で一気に円安、株高が進んだことをみてもとてもそんなことはいえないと思われる。第3の矢の成長戦略については、それ自体が曖昧だったため、新自由主義批判に終わっており、批判のための批判というか、成長戦略自体がはっきりしない中で無理矢理批判している感が強い(私も新自由主義は好きでないが)。
流動性の罠に陥った日本経済をどのように成長させるのか、効果がありそうな財政政策と金融政策をフル動員するしかないと思うのだが、著者はどうすべきと考えているのかさっぱりみえてこない。 -
自由な金融市場はバブルを作りやすい。
フード・ファディズム=マスコミに紹介された食べ物に飛びつく。まともな科学者は警告する。
経済政策のファディズムは、そうではない。専門家も理論に飛びついて拘泥する。
アメとムチ、はルーティン化した仕事に対しては機能する。創造的な仕事には機能しない。重要なのは内発的な動機付け。
ソニーの凋落。
トリクルダウンが機能しない。
ゾンビ経済学=大緩和時代、効率的市場仮説、DSGE(動学的一般均衡モデル)、トリクルダウン、民営化、経済を拡張させる緊縮財政 -
アベノミクスというよりもその理論的背景となっている金融緩和派や新自由主義を批判する内容となっている。私はどちらかといえばアベノミクス賛成だけどこの本の各種のデータには説得力があると感じた。
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安倍政権は賃金上昇も訴えている。
アベノミクスから1年以上たっているが、トリクルダウンは起きていない。円安政策の目的は輸出拡大だった。しかし、これも今のところ失敗している。逆に円安でも輸入は数量でも急増した。日本の主要な輸出先は中国をはじめとした東アジアとアメリカ。 -
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やはりそうだったか、というのが率直な印象。
景気回復はアベノミクスの開始前から始まっていること、ゼロ金利下での量的緩和(第1の矢)は経済刺激効果がないこと、公共事業(第2の矢)の経済刺激効果は微々たるものであること、規制緩和を主とする新自由主義的な成長戦略(第3の矢)は第2の矢と整合せず、輸出型産業の回復は国民経済に恩恵をもたらさないこと、などがデータを以て論じられている。
こうなると、どの党が政権を取ろうが、誰が首相になろうが景気変動にはおおよそ関係ないのではないか、との見方もできる。一部の利益享受者(今でいえば旧来型の重厚長大産業の経営者)には大いに関係するけれども。 -
経済学のあるていどの素養がないと理解しきれないが、現政権の経済政策の成果公表のなかにかなりの部分ウソ、ゴマカシがあるらしいということはわかった。
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アベノミクス批判の書。
「雨乞いで雨を降らせることができないならば、もっと強力な雨乞いを行えばよいのである。こうして雨乞い師の失敗は免責される。」(186頁)
2014.10.31BOJ異次元緩和第二弾(ハロウインサプライズ)により、とりあえず東京株式市場は盆と正月が一緒に来たかの状況だが・・・。 -
現状の景気の良しあしについてはポジティブに考えたいところであるが、データに基づく著者の主張は説得力がある。そして自分の経済的なゆとり実感からもなるほどと思えてします。
この本は、新書ながら、大変丁寧な編集がなされているものと感じた。 -
アベノミクスに対する否定論を集めたものとしては、まずよくまとまっていると思います
賛否は別として、叩き台としては有効であると感じました -
勉強になりました。
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ちゃちゃっと読み終わり。
知ってることがほとんどだったものの、体系づけられてて頭の中が整理された。
とりあえず脳みその弱い人は読み切ることもできまい。 -
アベノミクスはムードだって・・市民は知ってるでしょう。
またまた経済学者の現政権批判かぁ。
批判はたやすいからな。
雨乞い理論はおもしろかった。
正論だとは思う。でも・・・だからどうしろと。
あの民主党の体たらくに辟易して、どうでもいいから、なんとかして・・・で、安倍さんでしょう。
安定政権だから外交もしっかりしたものができる。
拉致問題も少しは動きそうだ。
トリクルダウンは嘘だとか、まぁ・・・どうでもいいことやね。 -
<内容>
アベノミクスの3つの矢
1)異次元金融緩和
2)財政出動
3)成長戦略
→ぶっちゃけ、③については従来の焼き直しであるが、筆者は今日の「実質所得の減少を伴う景気拡大」は財政出動が大きいとする。
そして異次元的金融緩和が、経済回復をもたらしたという因果関係は全く明らかでないとする。
→貧しい人に対して社会政策を通じた所得再配分が景気回復に有効ではないか。またバランスシートに基づく発想からしてもニューリッチに富が偏ったことに問題有り?
<感想>
アベノミクスについては元々懐疑的なので、筆者の指摘についてはほぼ同意。安倍にしても小泉にしても輸出が回復した事によって、景気が回復しているだけでそれこそ、「誰がやっても変わらない」というものかもしれない。 -
たまに?というところはあれど、概ねまとも
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