日本の納税者 (岩波新書)

著者 : 三木義一
  • 岩波書店 (2015年5月21日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784004315445

作品紹介

税金はややこしくてわからない-。いや、ちょっと待て。わからないでは済まされない。税務署がどこにあるかさえ知らない日本の納税者。その無関心につけ込んだ「お上まかせの税制」が、今日の財政危機と格差社会を生んだのだ。大多数の国民が、いかに税金に関心を持てなくされているか。その背景と現状を伝える。

日本の納税者 (岩波新書)の感想・レビュー・書評

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  • 日本の納税者意識の問題提起。

    国民の税金について知識、関心が相対的に低いことによる問題点を指摘。選挙のときだけ減税を掲げる政党、増税・減税ばかり声高に報道するマスコミ、それを妄信する国民。細かい点は官僚が決めているというこの構図が続いており、変わる気配はない。

    税や金融についての教育を早い時期に行うべきと思う。現状全く足りておらず、給与所得者のほとんどが無知に近いのではないか。

  • お金の絡む本はほとんど避けてきたのですが、多様な意見を聞くことなく突き進む現政権を目の前にして、帯に書かれているメッセージが目にとまり読んでみようと思いました。
    「減税は正義か?」との刺激的な呼びかけに始まり、歴史的な背景も振り返りながら、今の税制に関する問題点を納税者の立場から解き明かした展開に引き込まれていきました。「年末調整」や「源泉徴収」制度は、自分の税金に関心を持てなくされている仕組みに一役買っていることなど全く知りませんでした。
    「そろそろ、義務としての納税から自分たちの意思としての「払税」に変え、社会の責任ある主権者として政治に、税制に、予算支出に関わっていこう」(おわりにより)との呼びかけに応えていけるように、一定の実務性含めて自分の力高めていきたいです。

  • 良書。
    納税者の義務は教育されたが、権利はどうだったのか思い出せない。確かに、納税者の権利をもっと表に出すべきかも。政府に騙されてはいけない。

  • 日本の税制と世界の税制を比較し、日本の税制の特異性について書かれた本。
    日本人って言われるがままに税金を払っているのね。

  • 日本の税制を主権者である納税者の立場から見た本。
    終戦後国民主権になったが、憲法には納税の義務の項目が追加され明治憲法とあまり変わらない。またGHQは申告納税制度を導入させたが、年末調整制度による給与天引きが中心となり、2000万人強しか確定申告をしていない。それらのことが税とその裏側の政府の再分配への意識の希薄化を産んでいる。
    また税務署や税に絡む司法は複雑かつ官僚に有利になっており、真剣に争われるケースが少ない。国政における審議の場の確保と権利憲章の制定が重要としている。

  • 日本の税制が世界の税制と比べていかに異質であるか、日本人がいかに言われるがままに税金を払っているかがわかる。世界と比べると日本の有り様が浮き彫りになるなあ

  • 時間切れ 税理士のことも

  • 納税に関する制度や実情の問題点を厳しく指摘

  • 勉強になりました。

  • 納税者がわりといい加減にあつかわれており、もっとも納税する側もそれほどやる気があるわけでもない。税を格差拡大を是正し、民主主義を維持発展させるための対価と位置付ける。タックスイーター、タックスヘイブンと問題意識を共有すると言うが、こちらの方が行動しろと迫ってくる分暑苦しい。

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